仁志恭介の恋＆愛

ドラマとしては・・・・だった小早川伸木の恋。
でも、仁志恭介というキャラは、なかなかおもしろかった・・というわけで、
最後に総括（笑）

キャラ設定やストーリーは、たぶん最初の予定とは変わってますね。
「冗舌で理詰めの性格」「女性関係はかなりいい加減」というキャラは、初回くらいで、別にこういうキャラ設定じゃなくてもよかったのに・・・・。
（やり手の弁護士で、女性にもてるくらいで）
「実は努力家」これは、合ってますね～（笑）

「後に妙子を女性として意識するようになる」というのも、
最初の方に匂わせる感じはあったけれど、
「以前、仕事で知り合ったカナに恋心を抱いているが、自分に脈がないのも自覚」というカナとの関係の方を強くしていったから、
妙子とは、最後は、「勘弁してよ～」と、友だちにとどまり（ホントにそこで止まってよね・笑）。

最初から最後まで「キーパーソン」と言われ続けてきましたが、
本当にキーパーソン・・・というか、狂言回し（笑）
自分からは何もしない伸木を、ある意味動かしたんだと思うもの。

家庭に仕事に疲れた伸木を盆栽教室に連れて行き、
伸木がカナと出会い（恭介にとっては誤算・笑）、
妙子に嘘をついた伸木をフォローし、
カナを巡って、伸木に宣戦布告しながらもカナを想って身を引き、それが
煮え切らない伸木の背中を押すことに・・・。
離婚調停になれば、カナと伸木のため代理人を引き受け、
最後には、妙子と伸木がお互いを理解しあう手助けをし・・・
（引越しまで手伝うし～笑）

いい男だよね～。頭の回転が早く、気配りができ、強くて、優しくて
最初は、伸木と親友という設定は？？だったけど、
常に理解者であり、助けてきて、人間的に大きな人でした。
ま、伸木が小さすぎたんだけどね（爆）

さて、仁志恭介の恋＆愛。
突然出てきた、カナへの告白「１０年間、あなただけを想っていた」
燃え上がるような恋ではなく、深く静かに見守ってきた愛というところでしょうか。
確かに、切なげな目でカナを見つめてはいたけれど・・・
すこ～し伏線欲しかったですよね。
カナへの愛は心に秘めて、恋はいろいろしてきたんでしょうか？（３年間の同棲とか～）　それが、伸木との関係を知り、カナの幸せのために立候補！
でも、誰よりもカナの幸せを祈っていた仁志の大きな愛～

何よりも大切なのは彼女の気持ち～　好きだから、ノブさんに逢わせた・・。
ふと、湖賀先生を思い出してしまいました。彼女が望むことなら・・・。
好き好き～と自分の感情に生きるのが恋。
相手のことを一番に考えるのが、愛かな～。

自分の想いが届かない切なさがひしひしと伝わってきた恭介の演技に
それに比べて・・・。
このドラマの弱かったのは、伸木とカナの恋の切なさがあまり感じられなかったこと。
伸木が別れをあっさり受け入れてしまったのには？？（恭介が自分から身を引いたのとは違う・・）　
あれでは、仕事に家庭に疲れた男が、ちょっと安らぎを感じた女と浮気した、だけのドラマと言われても仕方がない。

切ない表情もたっぷり見せて、
お仕事モードではパッと切り替えて、自信たっぷりの仁志くん！
メガネキャラも新鮮で、こんなに嵌ると思わなかった（笑）
スーツ姿も、私服姿も楽しめました。

「俺たちは自分の選んだ道が正解かどうかわからない。
だからこそ、自分を信じて生きていくしかないんだよね」
これを伸木でなく仁志に言わせたところに説得力がある？（笑）

思えばこのドラマ、苦手な柴門作品ということであまり期待してなかったのに、
最初の軽快な音楽に乗せたスポットＣＭが爽やかそうで・・・
あれに、だまされました（笑）　本編はやっぱり　でも、仁志くんは拾い物
ただ、演技よかったのに、伏線ナシの唐突な展開がちょっと残念！
（カナへの１０年愛とか、調停で出た過去とか・・）

最後に～フジさん、あまりいい加減なお仕事しないでね～。
公式ＨＰの最終話完全版！　実際のドラマと違うストーリー載せてどうする！
細かいところだけど、「子供を踏絵にするつもり・・・」は調停中に言ったことで、妙子に会って言ったことじゃないし、
「自分だけいい人でいようなんて無理」と戦法転換を伸木に迫るなんてシーンなかったし、
このシーンもオンエアにはなかったしね～。未公開いっぱいある？（笑）
　とにかく、直くん、お疲れ様でした！

ネットサーフしてると、藤○は好きじゃなかったけど、仁志の演技はよかったとか、好きになったとかいうのを結構目にするから、嬉しいわ～