月の照る夜に

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THE ハプスブルグ

2009-11-28 00:37:09 | 音楽・本・美術

先日、これに行ってきました(こちら)

場所は、国立新美術館。そう、あの黒川紀章さん建築の・・。
ガラスの曲線の建物に、青空と紅葉が映えて、綺麗!
 

この日は、夕方から、直友さんと歌舞伎を観ることになっていて、
それまでの時間・・・何か展覧会でも観る?とダ~を誘ったら、行くというので・・。
(何だか最近、毎水曜に2人で出かけてるような・・ タイミングが合うのよね・笑)
世田谷美術館でやってる「オルセー美術館展」もいいかな~と思ったけど、
友達が行って、イマイチだったというので・・。
この「THE ハプスブルグ」、肖像画ばっかりかな~と思ってたら、そうでもなく、
HP見たら、見たい絵があったので、こちらに行くことに。

入り口に行列はなかったけれど、中は、かなり混んでました。
人の頭越しに観る絵も多く・・。
やはり人気があるというか、人だかりがしていたのは、
ハプスブルグ家の肖像画、
  ヴィンターハルター「皇妃エリザベート」

  ベラスケス「王女マルガリータ・テレサ」など。

ハプスブルグ家は、ヨーロッパに君臨した名門王家で、
その家系図に登場する女性たちは、有名な物語の主人公でもありますね。
女帝・マリアテレジア(マリー・アントアネットの母)や、
シシイの愛称で呼ばれ、後に暗殺される美しき皇妃エリザベート(舞台にもなってますね)。

そして、同じくらい人だかりがしていたのが、
明治天皇から贈られたという、花鳥図などの画帖。
綺麗でしたけどね~。

歴代の王が芸術家を庇護し、膨大なコレクションを有していただけあって、
イタリア絵画、オランダ・フランドル絵画、ドイツ絵画、スペイン絵画のそれぞれ特徴的というか、代表するような作品が並び、面白かったです。
ホント、有名どころというか(笑)、
デューラーやティツィアーノ、ベラスケス、ルーベンス、クラナッハ、ラファエッロ、エル・グレコ、ゴヤら。

私の好きなムリーリョの聖母子も・・(聖家族と幼い洗礼者聖ヨハネ)
 

  大天使ミカエルは、美男子でした(笑)

さて、私が観たかった絵は・・・・
観てた人たちが、「怖い!」と言っていたんですよね~(そうなのか?笑)
確かに、怖い絵かもしれないので、少し下げます~。





ルーカス・クラナッハ(父)「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」


 
サロメは、世紀末に数多く描かれ、それぞれに特徴的だけど、
中世のこの絵は、透明感のある美少女とヨハネの首のコントラストが印象的。
この時代、ユディットもかなり題材に描かれてましたが、
サロメとの違いは、ユディットは自ら首を切り落としたので、剣をもっていることが多い。

おまけ、白タイツの男・・・(笑)
 

そうそう、工芸品も見事なものが展示されてましたが、
その中にあった甲冑。これ見たら、信長さまを思い出し~
ついつい、何でも結びつけちゃいます(笑)

グッズは買わなかったけど、デメルのお菓子とかまで売ってました。

国立新美術館のポール・ボキューズは、ランチが2860円もするのに、
ズラ~っと行列ができてました・・・不況じゃないの?(笑)
ダ~がミッドタウンでやっている「見えていない輪郭展~深沢直人 藤井保」も見るというので、ランチはそちらでリーズナブルに!
こちらの展覧会は、名前にと~っても惹かれて(笑)、一緒に観たかったんだけど、
その後の時間が迫ってたので、私は、歌舞伎座へ。
それは、また別記事に(笑)

 

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