ものぐさ博物館 Monogusa Museum

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ROTRING 初代 Tikky と Faber-Castell FE 3000/FE3010 の内部部品の互換性について。

2014年11月12日 07時00分00秒 | 改造・分解

なんか長いタイトルとなってしまいました。

既に店頭ではほとんど見かけなくなった初代 ティッキー 。
私も好きで使っていますが、入手困難なため劣化が心配でした。
口金が中軸にねじ込みで接合している構造なので、
中身をそっくり交換出来るのでは無いかとぼんやり考えていましたが、
国産各社のの製品は、ネジの径が違っていたり、
内筒が太くなって途中で入らなくなったりして移植できません。

現行品で、それほど高価ではない製品で試したところ、
Faber-Castell の FE 3000/FE3010 が、かなり移植に有望なことが分かりました。

並べると、消しゴム付近の太さが違うだけです。恐らく同じ所が製造したと考えられます。

FE 3000/FE3010 には Tikky のパーツが移植可能。

逆は、内筒が太いので入りませんが、チャック部を軸から出すには問題無さそうです。
まあそっくりですから当然ですね。

口金のみ入れ替えてみました。完全に一致しています。
但し、パイプスライドの Tikky S は、ネジ部分の長さ・深さが違うため、パイプが固定している他の Tikky の口金は取り付けできません。逆も同様です。

内筒の太い部分を切断して、同じ長さ分延長出来れば、内部パーツをそっくり移植する事が可能な事が分かりました。
そっくり移植なら好きな芯の太さで使えます。
これで安心して使い倒せます。

おまけ 内筒と軸の間に Scotch のメンディングテープを2巻き出来る隙間が有ることも分かりました。

最後に。 改造/修理は自己責任でお願いします。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (よびぞー)
2014-11-16 23:20:52
どの口金が付くとか、ノックのキャップはどれがはまるとか、やりますよね。題材がTikkyってところがさすが館長、おしゃれです。
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よびぞーさんいらっしゃい。 (館長)
2014-11-17 00:15:04
いえ、私はオシャレではありません。この初代Tikkyが現行品の頃使っていた方々がオシャレだったんです。

かなりコアなファンが多いTikkyも販売終了から10年程以上経っていますので、修理が必要になってきているのでは?と思って、今回記事にしました。
メーカーで修理を受け付けているか不明ですが、修理不能とされても、自分で修理出来そうな方の参考になり、再度使える様になれば嬉しいです。
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助かりました (匿名希望)
2016-02-22 05:15:55
はじめまして。初代tikkyの黄色を愛用していましたが、口金の変形により、1ミリ位しか芯が出ない上に、削れた芯のカスにより真っ黒…という状態に悩んでいました。安い市販品の口金が使えたらな…と思って検索していてたどり着きました。

早速試してみます。ありがとうございました。
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助かりましたさんいらっしゃい (館長)
2016-02-24 05:33:57
この記事が役に立ちそうで、館長としても嬉しく思います。
直ったら、又、Tikkyを使ってください。
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Unknown (Stripe)
2020-04-24 19:02:55
こんばんは。
0.5のみとなりますが、
https://preco-corp.co.jp/products/5322/
は内部機構が同型で、形状が少し異なりますが口金の互換性があります。
他にはコクヨのTZ-5203/5213/5223とウエダのDD.PROの内部機構がほぼ同型ということが確認できました。もし古い925 25/35がこれらと同じ機構でしたら、3579の互換パーツが揃います。残念ながら、FE3000も含めほとんどが入手困難になってしまいましたが…
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