この2本、外観こそそっくりですが、中身が別物になっています。
この時代NEWMANはシャープペンシル専業メーカーだったと思われます。
比較する他社製品が無いのですが、恐らく、当時国産最高品質だったメーカーだと思います。
続きは、当博物館にしては珍しく文字が多めになっています(w
チャック部分は、その1の機構そのままです、口金は一体化されています。
ノックボタンは、軸から外すことは出来ない様になっています。
軸の継ぎ手は金属で、消しゴム回りは波状の金属板を使用しています。
スプリングは、長くて強力な物を使用しているため、替え芯タンクには60mmが入らず、40mmの芯に対応、(その1は60mmを入れることが可能)
クリップは、同時代の万年筆同様、かなりの角度まで開くことが可能となっています。
なんかもう、見ているだけでうっとりです。
外観はノックボタンと口金の変更以外はそのままで、内部が一般的な機構に変更されています。
口金に脱落防止のゴム部品が使える様になったためと思われます。
現在なら、ここまで大規模な変更をしたら、軸ごと意匠変更して別製品にするかも知れませんが、
製品に人気があった。あるいは、内部機構をを入れ替えてても、以前より低コストで製造出来た。
理由は今となっては分かりませんが、この2種とその1の3本は貴重な資料だと考えています。
尚、この製品は、モデルチェンジ前と比較して、60mmの芯が内蔵出来る様になり、スプリングの小型化で、ノックが格段に軽くなっています。
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