『竹取物語』によると、日本では奈良時代から平安時代にかけて、月から来た異星人「かぐや姫」が地球で育ち、月に帰還したらしい。のちに彼女の故郷を「かぐや」という探査機が調査することになる。ちなみに、中国の月探査機「嫦娥(Cháng'é)」も月の女神の名で、別名「姮娥(Héng'é)」。『西遊記』天界編で出てくる。
再び(?)「悟空」が天竺から経を持ち帰った
悟空といえば『西遊記』の孫悟空だが、人間の僧で
「車悟空(現代北京音Chē Wù-kōng)」という僧侶がいた。Wikipediaによると、この悟空は731年生まれで、インドにつくまでは僧ではなかった模様。753年にガンダーラにつき、インドに留まって現地で出家。789年に帰国し、没年不詳らしい。
映画『王妃の紋章』(2008年4月公開)は唐代末期を扱っている。
『陰陽師(おんみょうじ←*おむやうじ)』も平安時代を描いている。
登場人物は源博雅(みなもとのひろまさ、918?~980)、安倍晴明(あべのせいめい、921~1005)など。
「侵略」されても国を奪えばいい
926年、契丹(遼)によって、渤海が滅んだ。
935年、新羅が滅び、 高麗(かうらい→こうらい、Koryeo)が朝鮮を統一。高麗を高句麗の復活と見れば、新羅は高句麗を飲み込んだはずが、次に、中から逆に高麗によって飲み込まれたことになる。企業の逆買収(パックマン・ディフェンス)に近い。シナも清代に満洲によって支配されたが、逆に清の領土を中華民国にした。もし、韓国が日韓併合のあとに中から日本全体を「韓国」に作り変えていたら拉致問題も竹島問題もなかっただろうが、そうせず、冷戦が始まったときに独立=分断を試みた朝鮮民族は南北分断をもたらし、冷戦が終わって十数年たっても統一できないでいる。
高麗は1392年に滅亡したが、「高麗(Koryeo)」は西洋でKoreaになっており、西洋人の言語感覚では「高麗」は現在も滅んでいないことになる。
平安時代の「不老長寿の薬」探し
白土三平の『いしみつ』の「第一話上・酥(そ)の巻」によると、平安時代、天皇と関白藤原家は佛教の戒律で庶民に肉食を禁じながら、自分たちは牛乳を煮詰めた酥(そ)という乳製品をとっていた。
酥をたくさん食べていた天皇がさほど高齢でないのに死去。関白の一人は酥が不老長寿の霊薬でないと判断し、忍者・犬麿に命じて中国の薬物書にある不老長寿の薬・イシミツを探させた。始皇帝と同じような考えである。
「第一話下・四鬼の巻」で犬麿は、忍者同士の抗争の結果、藤原千方(~ちかど)と四鬼(火鬼、水鬼、土鬼、隠形鬼)の一派と戦い、敗れる。平将門の乱(940年)と藤原純友の乱(941年)に続いて、藤原千方が反乱を起こし、四鬼も参戦したらしい。白土三平は「この戦闘において、千方は、数十倍の官軍を妖術をもってたびたび苦境におとしいれたといわれる。おそらく四鬼の活躍であったろう。」と書いている。
作品は1963年に描かれ、話の舞台は約1000年前らしいので963年ごろになるが、作品冒頭で天皇が死んでおり、このあたりで没年と退位年が同じ年だった天皇を調べると、第60代醍醐天皇(885生~897即位~930没、退位)、または第62代村上(むらかみ)天皇(926生~946即位~967没、退位)である可能性が高い。
将門と純友の乱、つまり「承平天慶(じょうへいてんぎやう→ぎょう)の乱」があった当時の第61代朱雀(すざく)天皇(923生~930即位~946退位~952没)は退位後に没している。
1094年夏、浦島太郎が海で行方不明になった。再び出現したのが1317年(『ドラえもん』、「竜宮城の八日間」)。
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