ロボットアニメ全盛世代の僕にはいろいろ思いで深いアニメがあります。
アニメの金字塔である「機動戦士ガンダム」は別格として
タイムボカン、ダンガードエース、コンバトラーV、ボルテスV(ファイブ)
太陽の牙ダグラム、ザブングル(お笑いコンビの名前じゃないですよ)
ダイターンⅢ、六神合体ゴットマーズ、ライディーン(YMOの名曲じゃ
ないですよ)ザンボットⅢ、装甲騎兵ボトムズ、甲鉄ジーグ(漢字は違うかも)
などなど数え上げたらキリがないくらい。
でも、一番心に残っているアニメは(くどいようですが「ガンダム」は別格と
して)昔、日本テレビでやっていた、シナリオを送って優秀な作品を
アニメ化して放映するという番組の中の作品です。
ストーリーはこんな感じ。
ある日、神様的なモノが現れて「地球上の生き物のうち、一つだけを
消してあげよう」と言います。
それを聞いて人間は国連みたいな場で、やれゴキブリだウイルスだと
議論をします。
そしていよいよ約束の日。
地球上から「人間」という生き物が消え去りましたとさ。
人間が理解できる言葉(だけ)で伝えられたと思い、一つの生き物を
決めようとする人間のうぬぼれ、傲慢。
そして、人間以外の生き物が「消えてほしい」と思った生き物の
第一位が人間であったという真実、結果。
このオチには「巧み」とか「うまい」とか「その手があったか!」ということでは
すまされない「真理」があると思います。
多分その番組があったのは10年以上前のことだと思います。
けれど、いまだに政治や戦争や談合や「不都合な真実」や名古屋の一番人気の
FM局「ZIP・FM」のキャンペーンスローガン「LOVE OUR
PLANET」に触れるたびにこの数分の作品を思い出します。
ドコソコ人とかナニナニ族じゃなくて、同じ人間っていう生き物だろう。って。
僕らの地球じゃなくて、地球の僕らだろう。って。
そして、そいう人間の傲慢さは、結局は僕ら一つ一つの「人間」の傲慢さの
総和なんだろうな。って。
僕はクリスチャンでも、ムスリムでもないですが、もし「創造神」という
存在がいたとしたら、人間はその存在が作った失敗作だと思っています。
「自分は失敗作だ」
だから、みんながそう思ったら今よりも少しはいい世の中になるんじゃないかな。
そう思います。
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