こんにちは。
上司がロースクールで講師をするとのことで、その講義で使用するプレゼン資料に手を入れていたときに気付いたのですが、Power Pointってオブジェクトにプログラムを組み込めるんですよね。
私はプレゼン資料にアニメーションを多用する方(装飾過多にすることが目的ではありません。日本人のプレゼンの多くは、資料が主体の単なる説明になりがち。ところがどっこい、アニメーションを上手く用いることで、プレゼンテーターを『主』、資料を『従』にすることができる。かつ、視覚的に見易くなる・認知し易くなる一手間を加えることで、あら不思議、一定の方向に受講者を導くと共に、飽きさせない見ていて楽しい資料が出来上がります。)なのですが、既定のアニメーションには不満があったので、機会を見てオブジェクト用プログラムを組んでみようかと思っています。
話を戻しますが、アニメーションを多用するということは、当然、資料の中の図形なり何なりが動くことになるのですが、それはイコール『講義の進行にある程度の制約を与えてしまう』…つまり、講義の進行プロセスをある程度決定付けてしまうことになるんですよね。
そうなると内容はさて置き、講師の方には、私の思惑(アニメーション)通りに進行して貰わなければいけなくなってしまうワケです。
資料への手入れに対して「ここはもう少しこうして欲しい」という要望が出なければ、尚のこと私の思い描いた進行プランになってしまいます。
これは危険です。
何故ならば、私の性分としてどうしても合間に笑いを入れたくなるから。(汗)
資料を作りこみながら、ワナワナとボケたくなる衝動に駆られるワタクシ…。
これが禁断症状というヤツでしょうか?
完成版が50ページになるのであれば、43ページ(若干多め)はネタページにしてしまいそうです。。。
「事業分割しぃーのぉー、トツギーノ…。」とか。
さて、先日、当サイトの記事の誤字を報告して頂く機会があったのですが、とてもありがたい話だったりします。
記事のクオリティが更に向上していくワケですから。
実は私、実際の仕事の現場において、この手を意図的に使うことがあります。
どういうことかというと、一般的に、社外の取引先や社内の関係者(総じて「エンドユーザー」と言います)に何らかの文書を提出したりする場合、上司や関係者のオーソライズを得る為、原案を事前に提出すると思うのですが、その際に、完成していない8割・9割のものを完成していないと分かっていて提出するということです。
悪い言い方をすれば、文書の校正に上司や関係者を使っている(もちろん、細やかなところまで目が届く人を選ぶのですが。自分では「完成している」と思っているフリをして、強引にダブルチェックをさせるということになります。)ということになるのですが、一見失礼な手段ですが、納期を厳守できて、かつ一定のクオリティ保てるのであれば、大した問題ではありません。
言い換えれば、未完成なアウトプットについて「ちゃんとやれ」と言われても、社内なり社外なりのエンドユーザーにとってみれば、そんなことはどうでも良いのであって、納期までに要求を満たした完成品が出てくればそれで良いのです。
チェックさせられる側にしてみれば迷惑な話ですが、こうでもしなければ仕事が溢れかえるという立場の人たちにはオススメです。(もちろん、確認作業を行う人が多忙でないか、「仕事が溢れかえる」理由が単に業務量が多いからなのかor自分のせいなのか(電話で話す時間が長い、世間話が多い、休憩が多い等。)等をちゃんと考えて。)
大量の業務を抱えることによる疲労で、体を壊すよりよっぽどマシ。
多数のクライアントの要求を満たすには、時には自分が泥を被る必要も出てくるワケで、ここがあくまで自己の評価に拘る者と、CS(Customer satisfaction)に拘る者の違いであったりします。
まぁ、なんでこんな話をしているかというと、「仕事ってどこまでやるべきなのだろう?」と悩む方が結構多いのですよね。
これは「あくまで私はこう思う」という類の話しですが、大概の場合、「答えはクライアントが持ってくるもの」なのです。
一見、自然発生しているかのような定例業務も然り。
その先には、顧客、会社、他部門、上司…etcといったクライアントが存在していることに変わりはありません。
クライアントの要求が何であるかを探り、理解し、適切と言えるか言えないかを検討し、その範囲内でアウトプット(あるいは口頭の回答)を出すのです。
結果、『相手が持っている答え』が適切と言えるのならば、そのアウトプットは『裏づけ』となり、適切でも曖昧な理解しかなければ『ステートメント』となり、適切と言えないのならば『修正案』や『反論』となるのです。
仕事はどこまで追及すべきか?という疑問にいたる時、一般的には仕事は追及するものではないというのが適切であると考えています。
そこまで厳に成果と向き合うのは、ビジネスではなく創作活動だと思うのですね。
一見、仕事を追及している様に見える職人さんの世界でも、その先にはクライアントが居て、完璧を目指す心意気を捨てなければならないことはざらにあります。
詰まるところ、「しっかり、お客様を意識しよう」、「求められているものを提供しよう」ということですね。
それが結果的に、MECE(Mutually Exclusive Collectively Exhaustive)なアウトプットにも繋がるはずです。
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『法務屋経営大学院』
Intelligent beauty(知的美人)のための法と組織のビジネスマネジメントBlog!
管理人:法務屋(mailto:legal-affairs-shop@hotmail.co.jp)
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