透析人間ベム!不当解雇をぶっ飛ばせ!

透析人間ベムへ続く道が突然不当解雇の道に迷い込んでしまいました。これは過酷な運命過ぎます。

裏切り者

2014-01-26 07:40:23 | 不当解雇
透析後年金と労働裁判の仮払いを引き出しに銀行を回ります。
「今少しよろしいか?」
経理課長の担当弁護士です。
「2審がありましたが、膨大な資料が会社側から出てきています。本人は全く知らないと言うものもかなりありますが、証明の手立てがありません。経理部の部下は全員会社側ですし、辞めた係長も連絡にも出てくれません」
「彼は社内ではいびりのご本尊だったし、仕事は抱え込んでいてまったく何をしているか分かりません。その割には仕事の全体が分かっていないで危ない部分をやっていましたね」
「確かに何が危ないかの知識がないようです。だから自分を助ける証拠保存が全くないのです」
この会社では放り出されたら孤立無援です。
それに放り出された同士組むのも危険です。
いつ裏切られるか分からないのです。
これは暗に社長の会社運営術のようです。
「彼から言うと唯一詳しい事実を証言できるのは前の専務だと言うのですが?」
「先日会いましたが、協力はしてもらえないでしょうね」
「どうしてですか?」
「彼は当時の専務にとって裏切り者でしかないのです。その話は聞きましたか?」
「いえ」
「私の懲戒解雇の複線には彼がいます。これは感情的に見て到底協力は無理です。彼はそこをしっかり考え直さないとダメだと思いますよ」

自業自得

2014-01-25 08:37:05 | 不当解雇
「そんな昔の人達に会って裁判大丈夫?」
女房はいよいよ失業保険が切れるので今日からハローワーク通いが始まります。
「力を貸せるところは貸す、でも労働裁判は力を借りる気はない」
私の労働裁判は半分は社長との戦いですが、半分は社員同士の足に引っ張り合いです。
今日は初代の専務に会うことになりました。
指定した喫茶店の窓側に白髪の始めて見る男性が掛けています。
「無理を言ってすいませんなあ」
「元支社長の女性と話されたようですね?私は裁判資料でしかその頃のことは分かりません」
「いえ、吃驚しました。私もまた総務部長に足を引っ張られ、社長に脱税の材料にされたのですね」
と言いながら封筒から当時の自己都合の退職願を出して見せます。
「それは会社のファイルに入っていた退職願とは違いますよ。私が見たのは自筆ではなくパソコンで打たれたもので、詳しく不正の金額が書き込まれていてこれは変だと思いましたよ。印鑑は同じだったと思いますが?」
「これは実印です。確かに私が使い込んだのは事実ですが、あの頃の社員会はそれぞれの上司が個人名の通帳で管理していましたし、慰労会などはそこからから出してました。自分の飲み代で使ってしまったのは300万ほどで大半総務部長と同席だったのです」
「私が見たのは1億近い金額でしたよ。印鑑は?」
「退職の資料もあると総務部長に印鑑を預けました」
「それにその退職願に経理課長の調査の結果間違いありませんと印鑑もありました」
「へえ!彼は最後まで私の味方だったと」
「今度は彼が同じ目にあっているようです。自業自得ですね」


退社社員同盟

2014-01-24 15:04:22 | 不当解雇
昨日の畝起こしの無理が祟ったのか透析の最後に足が吊ってしまいました。
足側のベットを上げて看護婦に揉んで貰います。
あまりの痛さに血圧が60まで下がって吐き気を。
透析が終わっても少しベットで安静するようにと言われました。
ロッカー室に入ると癖で携帯を見ます。
「携帯を頂いたようですね?」
熊本の元役員の女性からです。
「先日はお世話になりました。あれから昔の専務と連絡が取れました。彼は当時の総務部長に使い込みの告発をされてそれだけで頭が一杯で退職を受けたようですが、事実関係は全く知らないで話すと驚いていました」
「そうですね。現場にいるとパニックになりますからね」
そう言う私も懲戒解雇を伝えられた時は冷静な判断がしばらくできなかったのです。
「彼は最初の脱税の仕組みを社長と作ったと言っています。その頃はトラック事業しかなかったので社長がトラック償却と言う方法を考えてそこにたくさんの脱税のパイプを作ったと言っています」
「あれはすれすれですが今の財産を築いたと思います」
これについては民事裁判も起こり裁判官には理解されず会社側が勝訴しています。
そこから大胆になってきたように思います。
「彼の言うには社員のトラックとしておきながら廃車の時には買取査定を大手に出して高く買う会社に売って。これって1台200万~500万も儲かっていたと言うのよ。私のいた頃は大型で350台も所有していたから凄い金になっていた。その金は当時彼が現金で社長の個人通帳のS信金に入れていたそうなの」
「確かにS信金は今もありますよ。でもこれは今は社長が直接しているようです。今裁判を起こされている経理課長が証言しています」
「今後情報を交換させてくださいね」

始動

2014-01-23 07:41:41 | 透析
透析休み日は心なしか嬉しいです。
「無理しないで」
女房に声をかけられて40分歩いてシニアNPOの裏に農園を整地中です。
敷地に私が提案した砂栽培のビニールハウスも建設中です。
今日は半農半xの卒業生や講師が総出で運ばれてきた土で畝を作ります。
「1月の20日からの農業訓練で使えますよね」
経理担当の女先生もすっかり半農半xにはまり込んでいます。
「なあこっちに来て休みながらなあ」
テントの中で理事長が杖を置いて熱いコーヒーを入れてくれます。
「この敷地の土ではだめなんでトラック3杯入れるように農業の先生に言われたが高いなあ」
「いえ、予算の中で充分収まりますよ。畝を作る時に堆肥を入れないと」
「それは先生が牛肥と鶏ふんを今買いに行ってますよ」
一人IT社長も応援に来ています。
「少し教えて貰えませんか?」
事務長が教室から降りてきて分厚いファイルを開きます。
「助成金も融資も入金になったのですが、後の作業は?」
「助成金は領収書を付けて報告がいります。融資の方は計画書通りに行っているか確認しておくことです。今後のためにもしっかりとしておかなければなりません。2月の後半になると、3教室がこの畑を使用しますから割り振りを今のうちに作っておかないと」

脱税と裁判

2014-01-22 15:46:33 | 国税調査
裁判所の近くの喫茶店で前の会社にいた社長の親戚の役員の女性と弁護士に会います。
弁護士とは一度会ったことがありますが、彼女とは初めてです。
総務部長として損害賠償裁判を一時専務から引き継いだ時期があります。
「現在高裁に上がっています。彼女がどうしても会いたいと」
「私は社長の従兄弟になります。裁判の調書は見られたと思いますが?」
この調書は何度も読み返しました。
この時期に同様の幹部社員の裁判が続いていました。
「この裁判の導火線の裁判があるのです」
「そう言う話は初めて知りました」
「初代の専務ご存知でしょう?」
「ええ、親しくして貰っていました」
「あの専務の不正を暴いたのは当時総務部長の今の専務です。私は裁判資料だけしか見ていないのですが、当時社員積み立てが合わない事件が起こりました。これは総務部長が専務に仕掛けた罠だったのです。確かに300万ほど使い込んでいました。ちゃんと証拠が出されています。その時に当時の経理課長が調査したものにその他に支社長2名の不正も見つかったのです」
「総務部長は専務だけを追及したいと思っていましたが、その時反目していた経理課長が騒ぎ出したので結局3件を刑事告発したのです。社長はその気ではなかったようです」
「初めて知りました」
「結果は専務が和解で退職。もう一人の支社長は新たな大口の不正が出てきて刑務所に入りました。社長はそれを旨く使って脱税をしたのでのらりくらり裁判が続いています。たとえばあなたは1200万も役員報酬を貰っていないと反論しているのもそれなのです」
「そんな」
この会社がやたらと裁判が多いのには訳があります。