日本の伝統文化と、正しい歴史認識を伝えたい❗

日本の伝統文化紹介と、日本の現状と問題点。

巫女神楽とは

2022-05-20 09:48:31 | 日記
【巫女神楽とは】 四

◆その歴史3
江戸時代後期に勃興した国学の中には、神霊の憑依などの霊的現象を淫祠邪教として否定的に捉える学説が現れるようになり、そのような民間習俗と結びつきやすい巫女そのものに対しても否定的な動きが出始めた。



後、明治維新を迎え、国学的な神道観を基に神社祭祀制度の抜本的な見直しが為されたが、1873年(明治6年)には神霊の憑依などによって託宣を得る行為は教部省によって全面的に禁止された。これは巫女禁断令と通称される。

禁止措置によって神社に常駐せずに民間祈祷を行っていた巫女は全面的に廃業となったが、中には神社に留まることによって活動を続ける者もいた。後、春日大社の富田光美らが、巫女の神道における重要性を唱えて巫女舞の存続を訴えると同時に同社ゆかりの「八乙女」による舞をより洗練させて芸術性を高める事によって巫女及び巫女舞の復興に尽くしたのである。

これが今日見られるような巫女舞になっていくのであるが、依然として「神がかり」の系統を受け継いだ古い形の巫女舞を残している神社も僅かながら存在している。

その一方で、島根県松江市の佐太神社のように男性神職が女装して姫面を付けて巫女舞を踊る神社も存在している。

#巫女神楽4



今日は何の日

2022-05-20 08:46:00 | 日記
【今日は何の日】

⭕森林の日(5月20日 記念日)

岐阜県美並村など、村名の頭に「美」の字がつく村10村で結成した「美し村(うましさと)連邦」が制定。「森林の日」の「森林」は「もり」と読む。



日付の5月は「森林」の中に「木」が5つ入っていることから、20日は「森林」の総画数が20画であることから。

「美し村連邦」について
1989年(平成元年)、村名の頭に「美」がつく全国10村が「全国美しい村サミット」を開いて交流を深め、1999年(平成11年)に「美し村連邦」を発足させた。10村は毎年、持ち回りで会議を開き、豊かな自然の保護や過疎、高齢化対策をテーマに活動を行っていた。

その10村は、岐阜県美並村、茨城県美和村、茨城県美浦村、長野県美麻村、三重県美里村、三重県美杉村、和歌山県美山村、岡山県美甘村、徳島県美郷村、愛媛県美川村である。

しかし、平成の大合併により、茨城県美浦村以外の9村が消滅することから、2003年(平成15年)10月3日に茨城県美和村で最後の会議が開かれ、「美し村連邦」は解散している。ちなみに現在、茨城県内にある村は、美浦村と東海村の2村のみである。

森林とその機能について
国土面積に占める森林面積の割合を「森林率」というが、日本の森林率は約66%で、国土の約3分の2が森林である。日本の国土面積は約3,779万ヘクタールで、森林面積は約2,500万ヘクタールである。フィンランドやスウェーデンのように世界有数の森林国といえる。世界の森林率は約30%で、森林面積は40億ヘクタールである。

森林には、渇水や洪水を緩和し、川の流量を安定させる水源かん養機能や土砂崩れの防止機能、雨水の浄化機能などがある。また、温室効果ガスである二酸化炭素を吸収・貯蔵するため地球温暖化の防止機能もある。そのため、これから未来に向けて森林を守っていく必要がある。

日本では、法律や森林を守る制度などによって、「森林の木を伐ったら苗木を植え、育て、再び森林にする」ことになっている。そのため、日本の森林面積は過去40年間減ることはなく、横ばいである。良い森林を造るためには植樹、下刈り、間伐などの手入れや管理が重要である。しかし、山の手入れや管理をする人は、年々高齢化しているため、その担い手の減少が懸念されている。

3月21日は国連総会において制定された「国際森林デー」、11月の第2日曜日は「九州森林の日」となっている。

#今日は何の日



神道とは

2022-05-19 09:24:56 | 日記
◎神道 三


◆色々な神道

○皇室神道 (宮中祭祀)
皇居内の宮中三殿を中心とする皇室の神道である。新年の四方拝や歳旦祭、五穀豊穣や国家・国民の安寧を祈る新嘗祭(天皇即位後初の新嘗祭は大嘗祭という)などが行われる。


○神社神道
神社を中心に、氏子・崇敬者などによる組織によって行われる祭祀儀礼をその中心とする信仰形態である。

○民俗神道
民間神道ともいう。民間で行われてきた信仰行事をいう。道祖神・田の神・山の神・竈神など。修験道や密教や仏教、あるいは道教の思想と習合している場合も多い。いざなぎ流なども入る。

○教派神道(神道十三派)
教祖・開祖の宗教的体験にもとづく。創唱宗教的色彩が濃い。

○古神道(≒原始神道)
江戸時代の国学によって、儒教や仏教からの影響を受ける前の神道が仮構され、復古神道・古道・皇学・本教などと称された。明治時代以降に古神道だけを取り出し、新たな宗派として設立されたものも古神道と称している場合がある。近代以降の学問で研究されて国学色を排除してからは、純神道・原始神道ともいう。

○国家神道
特に近代(明治維新より第二次世界大戦終結まで)において国家の支援のもとに行われた神道を指す名称であり、事実上の国家宗教となっていた。

以上のような分類をすることができるが、今日、単に「神道」といった場合には神社神道を指すことが多い。

#神道3



今日は何の日

2022-05-19 07:52:55 | 日記


小諸・山頭火の日(5月19日 記念日)

長野県小諸市にある温泉宿・中棚荘(なかだなそう)が制定。中棚荘は、明治の文豪・島崎藤村ゆかりの宿でもある。

1936年(昭和11年)のこの日、漂泊の俳人・種田山頭火(たねだ さんとうか、1882~1940年)が中棚荘(当時は中棚鉱泉)に宿泊した。

その日の日記に「熱い湯に入れて酒が飲めるのがいい」と記載していることから記念日となった。敷地内には山頭火の句碑も建てられている。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

種田山頭火について

1882年(明治15年)、山頭火は、山口県佐波郡西佐波令村(現:防府市)にて大地主・種田家の長男として生まれた。しかし、父親が経営する種田酒造場の破産や身体と精神の不調など、数々の苦難の末、生涯を酒と放浪のうちに過ごした。

俳句を愛した山頭火は、1940年(昭和15年)に愛媛県松山市で亡くなるまで、全国各地を歩いて旅をしながら数多くの俳句を作った。昭和の芭蕉とも呼ばれ、定型に縛られない自由律俳句の代表とされている。

山口県防府市内には山頭火の生家跡があり、JR防府駅てんじんぐち(北口)前には山頭火の銅像が建てられている。また、防府市内各所に山頭火の句碑が80基以上建てられていて、句碑めぐりを楽しむことができる。

種田山頭火像

関連する記念日として、山頭火の忌日に由来して10月11日は「一草忌(いっそうき)」となっている。「一草忌」の名称は、山頭火終焉の地である松山市の庵「一草庵(いっそうあん)」の名前にちなむ。

#今日は何の日



今日は何の日

2022-05-18 07:32:15 | 日記


こりを癒そう「サロンパス」の日(5月18日 記念日)

◎「サロンパス」などの外用鎮痛消炎貼付剤を中心とした医薬品などを手がけ、貼る治療文化を世界へ届ける久光製薬株式会社が制定。

日付は「こ(5)り いや(18)す」(こり癒す)と読む語呂合わせから。貼って筋肉のこりや痛みをほぐす代表的な医薬品ブランドである「サロンパス」のPRと、肩こりに対する正しい知識を普及させることが目的。新しくなった「サロンパス」の発売を記念したもの。

サロンパスの日

記念日は2015年(平成27年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心に、「サロンパス」の配布や効果的な貼り方の指南をするイベントが開催される。

久光製薬の歴史と製品について

1847年(弘化4年)に創業者の久光仁平が同社の前身となる「小松屋」を創業した。当時は「奇神丹」などの丸薬を製造していた。1934年(昭和9年)に鎮痛消炎プラスター剤「サロンパス」を発売。これがロングセラーとなり、現在も主力製品となっている。1965年(昭和40年)に現社名の「久光製薬」に改称した。

佐賀県鳥栖市に本社を置き、製品開発・生産が行われている。また、栃木県宇都宮市にも工場があり、東京都千代田区丸の内にある東京本社では、営業・宣伝・マーケティングなどの業務が行われている。

有名な「サロンパス」のほかに、スプレー式の「エアーサロンパス」、鎮痛消炎シップ剤「サロンシップ」「のびのびサロンシップ」、フェルビナク配合テープ剤「フェイタス」、医療用医薬品の消炎剤「モーラス」「モーラステープ」、水虫薬「ブテナロック」、アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」などの製品がある。