○神社神道
小諸・山頭火の日(5月19日 記念日)
長野県小諸市にある温泉宿・中棚荘(なかだなそう)が制定。中棚荘は、明治の文豪・島崎藤村ゆかりの宿でもある。
1936年(昭和11年)のこの日、漂泊の俳人・種田山頭火(たねだ さんとうか、1882~1940年)が中棚荘(当時は中棚鉱泉)に宿泊した。
その日の日記に「熱い湯に入れて酒が飲めるのがいい」と記載していることから記念日となった。敷地内には山頭火の句碑も建てられている。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
種田山頭火について
1882年(明治15年)、山頭火は、山口県佐波郡西佐波令村(現:防府市)にて大地主・種田家の長男として生まれた。しかし、父親が経営する種田酒造場の破産や身体と精神の不調など、数々の苦難の末、生涯を酒と放浪のうちに過ごした。
俳句を愛した山頭火は、1940年(昭和15年)に愛媛県松山市で亡くなるまで、全国各地を歩いて旅をしながら数多くの俳句を作った。昭和の芭蕉とも呼ばれ、定型に縛られない自由律俳句の代表とされている。
山口県防府市内には山頭火の生家跡があり、JR防府駅てんじんぐち(北口)前には山頭火の銅像が建てられている。また、防府市内各所に山頭火の句碑が80基以上建てられていて、句碑めぐりを楽しむことができる。
関連する記念日として、山頭火の忌日に由来して10月11日は「一草忌(いっそうき)」となっている。「一草忌」の名称は、山頭火終焉の地である松山市の庵「一草庵(いっそうあん)」の名前にちなむ。
#今日は何の日
こりを癒そう「サロンパス」の日(5月18日 記念日)
◎「サロンパス」などの外用鎮痛消炎貼付剤を中心とした医薬品などを手がけ、貼る治療文化を世界へ届ける久光製薬株式会社が制定。
日付は「こ(5)り いや(18)す」(こり癒す)と読む語呂合わせから。貼って筋肉のこりや痛みをほぐす代表的な医薬品ブランドである「サロンパス」のPRと、肩こりに対する正しい知識を普及させることが目的。新しくなった「サロンパス」の発売を記念したもの。
記念日は2015年(平成27年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心に、「サロンパス」の配布や効果的な貼り方の指南をするイベントが開催される。
久光製薬の歴史と製品について
1847年(弘化4年)に創業者の久光仁平が同社の前身となる「小松屋」を創業した。当時は「奇神丹」などの丸薬を製造していた。1934年(昭和9年)に鎮痛消炎プラスター剤「サロンパス」を発売。これがロングセラーとなり、現在も主力製品となっている。1965年(昭和40年)に現社名の「久光製薬」に改称した。
佐賀県鳥栖市に本社を置き、製品開発・生産が行われている。また、栃木県宇都宮市にも工場があり、東京都千代田区丸の内にある東京本社では、営業・宣伝・マーケティングなどの業務が行われている。
有名な「サロンパス」のほかに、スプレー式の「エアーサロンパス」、鎮痛消炎シップ剤「サロンシップ」「のびのびサロンシップ」、フェルビナク配合テープ剤「フェイタス」、医療用医薬品の消炎剤「モーラス」「モーラステープ」、水虫薬「ブテナロック」、アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」などの製品がある。