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【今日は何の日】
⭕九州あご文化の日(10月15日 記念日)
福岡県福岡市に事務局を置き、長崎県平戸市、長崎県新上五島町、鹿児島県屋久島町、久原本家グループで構成する「九州あご文化推進委員会」が制定。
「あご」とは主に九州での「トビウオ」の呼称であり、九州伝統の「あご」の食文化を全国的に広めていくことが目的。
日付は秋の風物詩ともいわれるあご漁が、お盆過ぎから10月の初旬までの約一ヶ月半の間に行われることから、豊漁に感謝する意味を込めて漁が終わった頃の10月の、五十音の最初の音の「あ=1」と、語呂合わせの「ご=5」を組み合わせた15日で、10月15日としたもの。
豊かな海の恵みに感謝をする日としている。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。例年、10月にはイベント「あご祭り」が開催される。
○「あご」について
「トビウオ」または「あご」は、ダツ目トビウオ科に属する魚類の総称で、青魚に分類される。太平洋やインド洋、大西洋の亜熱帯から温帯の海に生息する海水魚で、世界で50種ほど、日本近海でも30種ほどが知られる。
「トビウオ」の名前は、「水上に飛び出し、胸ビレを広げて滑空すること」に由来する。漢字では「飛魚」や魚へんに飛の「𩹉」などと書き、英語では「flying fish」となる。トビウオの卵は「トビッコ」や「とびこ」と呼ばれ、珍味や寿司ネタになる。
九州などの地域でトビウオを「あご」と呼ぶ由来については諸説あり、「あごが落ちるほど美味しいから」「食べる時に硬くてあごをよく使うから」「トビウオを前から見ると顎(あご)が出ているから」「トビウオの学名:Cypselurus agooから」などがある。
九州で漁獲された「あご」は、鮮魚としても、だしの素材としても、地元の飲食店や多くの家庭で愛されてきた。「あご」は脂肪分が少なく淡白な味で、塩焼きやフライ、刺身などにして食べる。また「あごだし」として出汁の材料として利用される。
長崎県の「五島うどん」は「あごだし」を使用することで知られる。その他にも「あごだし」は「粉末だし」や「めんつゆ」の調味料などとして商品化されており、飲食店や家庭でも使用されている。
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