木造校舎を訪ねて

私が訪ね歩いた木造校舎を、写真と文章で紹介していきます。

№5馬頭町立小口小学校

2009-10-24 18:35:29 | 日記

木造校舎データ
校名:栃木県那須郡馬頭町立小口小学校
創立:明治10年 校舎竣工:明治36年 部類:転用(平成13年3月閉校)
現状:美術館として活用
所在地:栃木県那須郡那珂川町大字小口1181
撮影年月日:平成14年8月11日(日)

平成13年3月、小砂(こいさご)小学校と統合し閉校。現在は「もうひとつの美術館」という名称で活用しており、私が訪ねた日は、主に関西地方の知的ハンディキャップを持った人たちのアート作品を展示していた。明治時代の貴重な木造校舎が、このように転用されているのは嬉しい限りで、普段あまり見ることのできない、ハンディキャップを持った方たちの作品を目にする、貴重な場所でもあった。
どれも創造性豊かな作品で、うまく作ろうとする見栄は感じられず、どれも思い思いの自由な感性に私は強く惹かれた。



私はその後の平成19年7月、同21年6月に小口小学校の再訪を試みた。だが年々敷地の手入れが悪くなっていき、特に木々の葉っぱが校舎に覆いかぶさるようになってきている。数多くの木造校舎を見てきた中でも、私のお気に入りのひとつだった小口小学校。このブログという場所で、こんなことを書くのも申し訳なく思うが、もうちょっと手入れを心がけてほしいと思う。