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大物のニューフェイスが多かった11月のアキバ

2010-12-04 07:41:11 | 日記
5分で分かった気になる、11月のアキバ事情:11月のアキバは、GeForce GTX 580カードや3TバイトHDDといった大物パーツが次々と登場して賑わっていたが、月末には老舗店舗の廃業という衝撃も待っていた。
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 先月登場したAMDの次世代GPU「Radeon HD 6800」シリーズに引き続き、NVIDIAからも新GPUが登場した。12月10日に発売されたのは、最上位GPU「GeForce GTX 580」を搭載したグラフィックスカードで、複数のパーツベンダーのモデルが一斉に店頭に並んだ。価格は5万円前後から6万5000円だ。

 GeForce GTX 580は、400ファミリーと同じ製造プロセスを採用しており、従来の最上位だったGTX 480よりも「性能が1~2割増しになって、消費電力は下がっています」(フェイス秋葉原本店)という。「劇的な技術や性能アップはありませんが、価格もそこまで高くないので良心的なラインアップだと思いますよ。発熱の低下も手伝って、リファレンスのファンも静かになっていますから。いわば“GTX 485”のようなこなれたGPUといえます」(同)と、ショップの反応は上々だ。

 その優秀さから、発売当初は入手困難な状況が続くと予想された。TSUKUMO eX.は「GeForceで最強というのは間違いないですから、ハイスペック志向のユーザーに売れています。各社のカードが一斉に入荷しましたが、それぞれの数は少ないので、すぐに売り切れると思われます。再入荷は12月に入ってからでしょうね」と話していた。

 しかし、発売直後の好調ぶりは半月を待たずに落ち着きをみせ、月末時点でもメーカーにこだわらなければ、アキバを回って複数のモデルが検討できるという状況になっている。T-ZONE.PC DIY SHOPは「意外と伸びなかったですね。まあ、FF14発売前にハイエンド系カードがたくさん出たので、そこでニーズがある程度満たされた感はあります。とはいえ、悪いGPUではないので、今後も安定した需要があるとは思います」と語った。

●HDDは3Tバイトの時代に突入!

 GeForce GTX 580と同時期に話題を集めたのは、ウエスタンデジタルから登場した3TバイトのSATA HDD「WD Caviar Green WD30EZRS」だ。2009年2月に2TバイトHDDが登場して以来、初めてHDDの最大容量を更新。8000円以下の2TバイトHDDが好調に売れるなか、2万3000円から2万7000円の価格で登場し、まずまずの売れ行きをみせている。

 ただし、3TバイトHDDの容量をフルに利用するには、Windows 7/VistaでGPTディスクに設定する必要がある。Windows XP以前はGPTに非対応なので、XPマシンからはLAN上で見えないボリュームとなってしまう。また、GPTディスクをブートドライブにするには、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)に対応したマザーボードが必須という条件も加わる。GPTに設定しない場合は、どのOSであれ、従来方式の限界値である2.19Tバイトまでしか認識されない。

 そうした難易度の高さもコアな自作ユーザーを刺激したようで、ツートップ秋葉原本店は「自ら人柱になってチャレンジしようという方が率先して買われていきました。確かに、近い将来誰もがぶつかる可能性があるので、“人柱”のしがいがあるのかもしれません」と人気の理由を推測していた。

 ウエスタンデジタルも障壁を少しでも下げるべく、月末に専用コントローラー搭載のPCI Expressカードを付属した「WD30EZRSDTL」を投入している。もとのWD30EZRSが半月で2~3000円値を下げたこともあり、初登場時から2万6000円以下で出回った。

 一方、日立GSTからも月半ばに3TバイトHDD「Deskstar 7K3000 HDS723030ALA640」が登場した。SATA 3.0に対応したドライブで、独自フォーマットにより、2.19Tバイトまでながら出荷時の状態でもWindows XPで利用できるといった特徴を備える。価格は2万1000円前後から2万5000円のあいだで、こちらもコアな自作層を中心に売れているそうだ。

●コンテンツ入りHDDやBDXL対応のBDドライブなど、ドライブ類の進化系がお目見え

 3TバイトHDD以外にも、11月はドライブ類の新製品に目玉が多かった。変り種として注目されたのは、後半に登場したバッファローの2つの外付けHDDだ。1Tバイトの据え置きモデル「HD-PCT500U2/HPX6」と500Gバイトのポータブルタイプ「HD-LB1.0TU2/HPX6」で、価格はともに1万3000円弱。

 2モデルとも、50Gバイトの容量を使って『ハリー・ホッター』シリーズ6作のSD映像を収納しており、PCでライセンス認証を済ますと視聴できるようになる。TSUKUMO eX.は「動画コンテンツ入りのHDDというのは将来性を感じますね。私としてはガンダム全シリーズを収録したモデルが出たらうれしいです。権利関係がクリアできたら、絶対ヒットすると思うんですよ」と商品自体とその戦略に期待を寄せていた。

 これと同じタイミングで、バッファローからは3~4層メディアに対応する次世代Blu-ray Disc規格「BDXL」に対応したドライブも登場している。その1週間後には、パイオニアからもBDXL対応の「BDR-206MBK」が3万円以下の価格でデビューし、話題を呼んだ。BDXL対応レコーダーはシャープやパナソニックから夏以降にリリースされているが、PC向けの単体ドライブではこれらが初めてだ。なお、BDXLメディアは3層式の1回書き込みメディアがすでに5000円弱で出回っている。容量は100Gバイトだ。フェイス秋葉原本店は「1クール分のドラマを無圧縮で1枚にまとめられるので、欲しい人には待望のドライブといえるでしょう。ただ、大容量HDDの低価格化が著しいので、一般受けはまだ先かなと思います」と話していた。

 SSDはPCI Express接続の高速モデルが注目を集めた。月半ばからドスパラ秋葉原本店で受注を受け付けているのは、PhotoFastのPCI Express x8型SSD「GM-PowerDrive-LSI PCIe SSD」。転送速度はリード最大1400Mバイト/秒、ライト最大1500Mバイト/秒で、ラインアップは14万8000円の240Gバイトモデルと、22万6000円の480Gバイトモデル、37万5000円の960Gバイトモデルの3種類となる。

 さらに月後半には、OCZのPCI Express x4接続SSDの新シリーズ「RevoDrive X2」も登場した。100Gバイトと160Gバイト、240Gバイトの3種類が出回っており、240Gバイトモデルはリード最大740Mバイト/秒、ライト最大720Mバイト/秒を実現している。価格は順に5万5000円弱、6万5000円弱、8万円弱だ。

 ドスパラ秋葉原本店は「昨年PCI Express接続のSSDが登場したときは、完成度の低さもあってキワモノ的な位置づけで見られていましたが、1年かけてノウハウが磨かれて、現行モデルは実用的な選択肢として人気を得ていますね。とくにOCZのモデルは比較的購入しやすい価格帯なので、一般的な浸透度も高いと思います。PhotoFastはハイエンドを目指す人向けですね」と語る。

●11周年を迎えたT-ZONE.PC DIY SHOPに突然の幕……

 11月は電気街全体に大きな変化もあった。街の顔ともいえるJR秋葉原駅電気街口の駅ビルは、2006年末にアキハバラデパートが閉店してから工事が続いていたが、11月19日、新たな駅ビル内施設「アトレ秋葉原1」がオープンした。アキハバラデパートのような「いかにもアキバ」といった風合いでなく、男女ともに楽しめるような店舗が多く入っており、秋葉原駅昭和通り口のようなクセのないカラーで街を彩っている。

 そんなはなやかな駅前の変化とは対照的に、PCパーツショップ密集エリアでは、11周年を迎えたばかりの老舗ショップ「T-ZONE.PC DIY SHOP」が月末に突然閉店するという出来事があった。同店を運営する企業はT-ZONEストラテジィだが、その親会社のMAGねっとホールディングスが11月29日に同社の事業をすべて廃止すると発表。その翌日の30日以降、店舗のシャッターは降りたままで、同系列のオンラインショップもトップページに閉店の案内が掲げられている。

 MAGねっとホールディングスによると、現在の自作PC市場の状況で一店舗経営するのが困難になったというのが撤退の理由だ。自作PCパーツのブームが落ちつき、ライバル店との過当競争が頻発する状況になると、大量入荷によるスケールメリットが得られにくい小規模経営の店舗に不利な状況になる。差別化のために他店にない品物を扱うにも、売り場のスペースに余裕がない。そうした厳しさと展望のなさが要因というわけだ。

 実際、10月以降は「資本が足りなくなって仕入れができなくなっていると小耳に挟みました」(あるPCパーツショップ)と、苦しい台所事情に関するウワザが街に流れていたという。その一方で、「親会社に税務調査が入って6億円近い追徴税金が発生したんですよ。それで企業の体力が失われて、煽りを食ったともいえますよね」(別のショップ)との声も聞かれ、ライバル店のスタッフからはT-ZONEを同情するコメントが多く寄せられていた。

 T-ZONE.PC DIY SHOPの資産は、ドスパラを運営するサードウェーブに譲渡される。その条件が確定するのは12月以内の予定で、年明けからは新たなPCパーツショップとして生まれ変わる計画が進められるという。仮称は「ドスパラ PCパーツ館」だ。


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米国の電子書籍周辺事情を整理する(後編)

2010-12-04 07:40:49 | 日記
 これまで、「米国の電子書籍周辺事情を整理する(前編)」「米国の電子書籍周辺事情を整理する(中編)」と2回にわたって、iPad登場以後の電子書籍のトレンドとその実態について述べてきた。最終回となる今回は、Androidや電子書籍専用端末などの今後を占うとともに、コンテンツに関して筆者が注目している取り組みについて紹介する。
【動画:色味や書き換え速度をチェック】 【拡大画像や他の画像】
 ここまで触れなかったが、デジタル出版コンテンツを利用できるデバイスは非常に限られている。静的コンテンツの電子書籍に対し、デジタル出版はどちらかといえば動的コンテンツだ。Kindleなどで採用されているE Inkのディスプレイは紙の質感の再現を目指しており、PCなどのデバイスが採用している液晶ディスプレイのような汎用アプリケーション向けではない。

 E Inkの特徴として、一度描画した画面の維持や表示に電力をほとんど使用しない反面、画面の書き換えにはいったん画面の内容をクリアしてから再描画を行う必要があるため、非常に時間が掛かる。例えば古い世代のKindleの場合、画面送り(ページをめくる動作)に秒単位のラグがある。iPadのような液晶ディスプレイなら一瞬だ。

 また、E Inkは特性上アニメーション表示なども難しく、動画は再生できないし、メニュー表示なども工夫の必要がある。さらに、電子ブックリーダーデバイス自体、それほど性能が求められないため、搭載されるプロセッサなども非力で省電力なものが採用されている。これではリッチなコンテンツを搭載したデジタル出版アプリは利用できない。またE Inkの現行世代はモノクロ表示となっているため、カラー中心の雑誌には付加機能なしでもやはり厳しいだろう。

 バッテリー駆動時間や長時間の可読性を踏まえて「iPadの液晶ディスプレイは読書に向いてない」という意見もあるが、一方でレスポンスの良さなど、KindleなどにはないiPadならではの良さもある。その1つがデジタル出版で、iPadなどの既存のPC技術や携帯技術の延長にあるタブレットマシンならではのメリットだ。

 また、iPadなどのタブレットは読書専用端末というよりも、アプリを使った拡張性や汎用性を重視しており、多目的に使えるメリットもある。端末本体の値段の高さを気にしないのであれば、電子書籍専用デバイスとして利用することもできるし、Webブラウジングやゲームを楽しむこともできる。こうしたアプリも豊富に用意され、こうしたユーザーのニーズを満たすのがタブレットだといえるだろう。

 タブレットというデバイスのカテゴリは歴史こそ長いが、コンシューマー向けデバイスとして市民権を確立したのは比較的最近の話だ。Windowsを中心としたPC時代には安価で軽快なデバイスは登場せず、今春にリリースされたiPadをもって初めてカテゴリとして成立したといってよい。その後、DellやHP、Asusなどの台湾ベンダー各社が参入を表明し、プロトタイプや製品の一部を公開している。

 最近ではSamsungが「Galaxy Tab」を投入し、Androidを搭載した本格的なタブレットが製品として市場に登場した。スマートフォンの「BlackBerry」で知られるResearch In Motion(RIM)も、「PlayBook」というタブレットの投入を表明しており、スマートフォンやPCではカバーできない領域やユーザーニーズを補完しようとしている。

 とはいえ、「Androidのタブレット」という市場が確立されるのはまだもう少し先のようだ。電子書籍リーダーとしてのAndroidは各社から専用アプリが提供されており問題ない。AndroidをOSとして採用したnookの例もある。一方でコンテンツやアプリの配信システムを確立しつつあるiPadに比べ、Androidのアプリ市場はまだ途上にある。

 Associated Pressのデータによれば、コンテンツ配信プラットフォームとしてのAndroidは、iPhone/iPadが採用するiOSのプラットフォームに比べて微々たるシェアだという。つい最近まではGoogle Checkout以外のAndroid Marketの決済システムも用意されておらず、携帯キャリアを経由した課金ができなかったし、さらには24時間以内の返品で有料アプリが無料で利用できるというシステムの欠陥など、有料アプリやコンテンツ配信プラットフォームとしての整備度は非常に低かったのがAndroidだ。また、ネイティブアプリを基本とするiOSに対し、AdobeはAndroidにおけるデジタル出版などのコンテンツ配信を「AIR」というランタイム技術で行うことを表明しており、iOSとは幾分か違った形態になりそうだ。

 Android自体が過渡期という問題もある。Androidの現行バージョンは開発コードで「Froyo」と呼ばれる2.2だが、間もなく一部機能やユーザーインタフェースを改良した「Gingerbread」と呼ばれる2.3がリリースされる予定だ。それにも関わらず、市場では1.6や2.1といった旧バージョンの端末が次々と投入されており、非常に目まぐるしく変化している様子がうかがえる。

 筆者はこうした旧バージョン製品のリリース自体は問題ないと考えているが、これはベンダー各社やユーザーがAndroidの進化に追いついていない現状を表しており、それだけ過渡期であることを示すバロメーターであると認識を持っている。

 さらに2011年前半には「HoneyComb」と呼ばれる3.xのメジャーアップデートが登場する見込みである。HoneyCombでは現行世代でWVGA(800×480ピクセル)だった解像度がWXGA(1366×768ピクセル)まで拡大されるといわれており、タブレットで必要とされる大画面サポートが可能になる。

 LGなどは、HoneyComb登場までタブレット投入を見送るという表明をしているといわれ、少なくともタブレット端末としてのAndroidが一段落つくのは2011年半ばくらいになるだろう。また、価格の問題もあり、Galaxy Tabは米国での販売価格が400~600ドル(携帯キャリアとの年契約が必要)程度とされており、iPadと比較した場合にAndroidタブレットならではのメリットを見出さなければちゅうちょするレベルだ。原価が高く、販売数量がどの程度になるかベンダーやキャリア側が見極めている状態ともいわれ、あまり損をしない程度に数量を絞りつつ市場に商品を流しているという話もある。いずれにせよ、iPadに比べると1~2周ほど遅れたスタートになりそうだ。

●電子書籍専用端末の次なる展開も

 タブレットに注目が集まる一方で、電子書籍の専用端末も次なる展開を目指しつつあるようだ。例えばBarnes & Nobleは最近、「nook color」という端末をリリースした。液晶ディスプレイを採用したnookという位置付けだが、E Inkの電子ペーパーという特徴もなく、価格が安い反面iPadよりも非力という特徴で、どっちつかずの端末であるともいえる。

 しかしこの動きは、電子書籍を中心に活動するベンダーらが「カラー表示」や「リッチコンテンツ」に興味を持っている現れともいえ、今後の電子ブックリーダーの方向性を示す出来事ではないかと考える。Amazon.comのジェフ・ベゾスCEOは「読書が好きなユーザーのためのデバイス」ということでKindleのカラー化や液晶ディスプレイの採用を否定しているが、理由の1つは低コストでこうした用途に最適なディスプレイコンポーネントが存在しないことにあると考えられる。

 だが、最新のKindle 3が採用した「Pearl」と呼ばれるE Inkディスプレイの次世代バージョンでは、さらに白黒のコントラスト比が上がったほか、書き換えの反応速度がかなり改善されている。カラー表示も可能になっており、限定的な色再現力ながら、近い将来にもKindleのようなデバイスでカラー表示が実現するかもしれない。

 また、Amazon.comは2010年2月にタッチスクリーン技術を手掛ける新興企業Touchcoを買収しており、KindleがiPadライクなデバイスへと進化する可能性もある。いずれにせよ、今後1~2年でこの分野はコンテンツだけでなく、デバイス面で大きなステップアップを果たすことになるかもしれない。

●薄くてシンプルな内容の電子書籍を扱う「Kindle Single」に注目!

 デバイスの進化の部分に注目したが、最後に1つ筆者が注目しているコンテンツにおける試みを紹介して終わる。Amazon.comでは以前より高い印税率を提示することで、大手や個人を中心とした作家を引き抜き、自費出版のような形でKindle Storeでのコンテンツ配信を持ちかけていた。出版社や流通を通さない一種の中抜きのようなものだが、編集者が介在せず、執筆、フォーマット変換から販促まで、すべて自力で行わなければならないことを考えれば、ここで出せるコンテンツはかなり限定されるだろう。自費出版したいけど予算がない、すでに執筆実績のある作家が電子書籍にチャレンジしてみたいといったときの選択肢の1つといった感じだ。

 こうしたことも電子書籍ならではの試みだといえるが、より面白いと思ったのが同社が最近発表した「Kindle Single」というサービスだ。一般に、過去の文学は英語で1万単語以下、あるいは5万単語以上の文章が中心だといわれるが、Amazon.comの研究報告によれば1万~3万単語程度(30~90ページ程度)が読みやすいレベルだという。

 Kindle Singleとは、こうした一般の書籍よりも薄くてシンプルな内容の電子書籍を集めたもので、独立したセクションで販売されるという。前述のデジタル出版のようにクリエイター側は重厚長大なコンテンツを目指す傾向があるが、一方でこうした手軽にコンテンツを楽しめるのも電子書籍やデジタル出版ならではのメリットだと考える。気軽に買って気軽に読む――こうした試みが最終的に市場の裾野を広げ、新しいトレンドを生み出せるのではないだろうか?

 以上、駆け足ではあるが前後編で米国を中心とした電子書籍事情を追いかけてきた。実際に現場を取材していて分かるのは、この市場が過渡期であり、1年を経たずして大きく事情が変化することだ。筆者の書いた現状分析や考察、今後の予測も、半年後にはすでに古く的外れな内容になっているかもしれない。こうした目まぐるしく変化する市場の中で、読者の方々は自分に向いたデバイスやプラットフォームを選択し、快適なコンテンツライフを楽しんでほしい。【鈴木淳也(Junya Suzuki),eBook USER】

阪神・能見、5500万円を保留=プロ野球

2010-12-04 07:40:27 | 日記
 【阪神】能見が500万円増の5500万円を保留した。5月に右足甲を骨折して離脱したが、9月に復帰して5連勝するなど8勝0敗、防御率2.60。「金額うんぬんではない。けがで離脱したのは初めてで分からない部分が多かった。意見交換した」と話し、次回はサインする見通し。
 福原は300万円減の3600万円で更改(金額は推定)。 

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12.19RISEでSライト級次期挑戦者決定戦 龍二の引退セレモニーも開催

2010-12-04 07:40:06 | 日記
「RISE 73R」(12月19日・ディファ有明)の追加対戦カードが発表された。RISEスーパーライト級王者・吉本光志への挑戦権を賭け同級1位の菅原勇介と同級3位・國安浩史が対戦し、勝者は来年2月27日の後楽園ホール大会でタイトルに挑戦する。
 また、眼のケガにより引退を決意したリアルディール・龍二の引退セレモニーが行われる。RISE旗揚げ時から活躍し、2度のタイトルを獲得した龍二にとって今回のディファ有明は、「DEAD OR ALIVEトーナメント」優勝や我龍真吾との激闘が思い出される試合会場。なお、引退試合やエキシビションマッチの予定はないが、当日は過去、龍二と戦った選手も引退セレモニーのため来場予定となっている。

■「RISE 73R(セブンスリーアール)」
12月19日(日)東京・ディファ有明 開場16:00 本戦開始16:30

【決定対戦カード】

<スーパーライト級 次期挑戦者決定戦 3分3R・延長1R>
菅原勇介(TARGET/同級1位・前J-NETスーパーライト級王者)
國安浩史(シルバーウルフ/同級3位・2008年 RISING ROOKIES CUP ミドル級優勝)

<バンタム級 3分3R>
Dyki(TARGET/同級1位・2009年 RISING ROOKIES CUPバンタム級準優勝)
萬田千晴(九州比山/J-NETスーパーフライ級4位)

<ミドル級 3分3R>
森田崇文(レーング東中野/同級5位・2010年 RISING ROOKIES CUPミドル級優勝)
ハイン・ディオ(スクランブル渋谷)

<スーパーフェザー級 3分3R>
石井新一(TARGET/同級6位)
悠矢(大和/KCJスーパーフェザー級4位)

<フェザー級 3分3R>
戸邊隆馬(シルバーウルフ/同級7位)
大西晃樹(フォルティス渋谷/J-NET同級5位)

【既報対戦カード】

<初代RISEライト級 王者決定戦 3分5R・延長1R>
吉本光志(ヌンサヤーム/初代RISEスーパーライト級王者)
裕樹(リアルディール/同級1位・初代RISEスーパーフェザー級王者) 

<ライト級 3分3R・延長1R>
渡辺理想(極真会館/同級2位)
花田元誓(リアルディール/同級4位)

<ミドル級 3分3R・延長1R>
小宮由紀博(スクランブル渋谷/2009年RISE -70kg TOURNAMENT優勝)
ダニロ・ザノリニ(志村道場/ブラジリアン・タイ/HEATキックルール・ミドル級王者)

<ヘビー級 3分3R・延長1R>
上原 誠(士魂村上塾/同級1位)
羅王丸(TARGET/同級3位・2010年RISING ROOKIES CUPヘビー級優勝)

<フェザー級 3分3R・延長1R>
九島 亮(ヌンサヤーム/同級1位)
リョウ・ペガサス(ROOF TOP ACADEMY/同級2位)

<スーパーフェザー級 3分3R・延長1R>
小宮山工介(北斗会館/同級1位/2008年RISING ROOKIES CUP同級優勝)
長堂“RIOT”雄司(真樹ジムオキナワ/第14代MAキックバンタム級王者、第16代同フェザー級王者)

<ミドル級 3分3R・延長1R>
守屋拓郎(スクランブル渋谷/同級4位/2009年RISE 70キロトーナメント準優勝)
晴矢(フリー)

<ヘビー級 3分3R・延長1R>
清水賢吾(極真会館/同級3位)
Ismael“Cobra”Aoki(Soul Fighters Japan/2008年柔術全アメリカ大会パンアメリカーノ優勝)

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シューマッハ、2011年はレース優勝を目指す

2010-12-04 07:39:44 | 日記
ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、現役復帰2年目となる2011年に向けて、まずはレース優勝を目指していくと語った。

現役復帰を果たした2010年、シューマッハは期待されたような結果を残せず、フル参戦したシーズンとしては初めて1勝も記録できなかった。シューマッハ自身も、2011年には成績が上向くことを期待しているとして、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へこうコメントした。

「メルセデスからの計り知れないサポートのおかげで、今は明らかに状況が良くなっている」

「だからと言って、タイトルを争うなんて考えることはできない。もし大きく飛躍することができて、すべてがうまくいけば…レースに勝つことができるよ」

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