今、在籍している技能実習生は一名です。
プライベートレッスンのようなものです。
今の実習生はN5レベルです。
聴解力が低いため、既習の内容で復習しながら、毎日聴解の練習をしています。
年齢がやや高いのですが、意欲的に日本語を学んでいます。
対一人の授業の「いいところ」はいろいろあると思います。
・授業のペースは相手の様子を見ながら調整できる。
・授業内容も同様に調整できる。
・学習者の苦手なところを把握しやすい。
・学習者の話す時間が増える。
反対に、やりにくい面は、
・長時間の授業はお互いにきつい。
・クラスレッスンのようなテンポで授業をすると学習者はきつい。
・プライベートな話になりやすい。(これはいい面も有)
・話題を広げにくい。
・学習者が一人なので、欠点がいつもより気になる。
・欠点を矯正する時間がけっこう取れるので、つい時間を使ってしまう。
・しかし、それは学習者にとってはとてもきつい。
・ので、やる気が低下する恐れがある。
今、一番気を付けているのは、授業内容を詰め込みすぎないということです。
いろんなことが気になって、あれもこれもとやってしまうので。
日本語学校で教えていて、常に15~20名の学習者を相手にしたので、学習者の問題点が気になったとしても、大きい問題ではないと自分で判断した場合は、積極的にその問題点を改善するようなことはしてきませんでした。
ですから、今回改めて発音やイントネーションについて学びなおして、様々な発見がありました。
私の場合ですが、人数が少ない今が教師力を高めるチャンスだと思っています。
いろいろ気になることについて直し方を試してみたり、新しい教え方を試してみたりできるからです。
忙しすぎて、外部の研修会に参加できないのが残念ですが、まずはインターネットの力を借りながら、自分で問題点を見つけ、改善策を考え、試してみるということをやっていこうと思います。
9月になったら、技能実習生の数も増えるので『いま』しかありません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます