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もじすけ日記

技能実習生のための研修センターで働いています。

学習者が一人の場合

2018-08-20 | その他

今、在籍している技能実習生は一名です。

プライベートレッスンのようなものです。

 

今の実習生はN5レベルです。

聴解力が低いため、既習の内容で復習しながら、毎日聴解の練習をしています。

年齢がやや高いのですが、意欲的に日本語を学んでいます。

 

対一人の授業の「いいところ」はいろいろあると思います。

・授業のペースは相手の様子を見ながら調整できる。

・授業内容も同様に調整できる。

・学習者の苦手なところを把握しやすい。

・学習者の話す時間が増える。

 

反対に、やりにくい面は、

・長時間の授業はお互いにきつい。

・クラスレッスンのようなテンポで授業をすると学習者はきつい。

・プライベートな話になりやすい。(これはいい面も有)

・話題を広げにくい。

・学習者が一人なので、欠点がいつもより気になる。

・欠点を矯正する時間がけっこう取れるので、つい時間を使ってしまう。

・しかし、それは学習者にとってはとてもきつい。

・ので、やる気が低下する恐れがある。

 

今、一番気を付けているのは、授業内容を詰め込みすぎないということです。

いろんなことが気になって、あれもこれもとやってしまうので。

 

日本語学校で教えていて、常に15~20名の学習者を相手にしたので、学習者の問題点が気になったとしても、大きい問題ではないと自分で判断した場合は、積極的にその問題点を改善するようなことはしてきませんでした。

ですから、今回改めて発音やイントネーションについて学びなおして、様々な発見がありました。

 

私の場合ですが、人数が少ない今が教師力を高めるチャンスだと思っています。

いろいろ気になることについて直し方を試してみたり、新しい教え方を試してみたりできるからです。

 

忙しすぎて、外部の研修会に参加できないのが残念ですが、まずはインターネットの力を借りながら、自分で問題点を見つけ、改善策を考え、試してみるということをやっていこうと思います。

9月になったら、技能実習生の数も増えるので『いま』しかありません。


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