もふもふチャンネル/信州からの風ooブログはじめました!

信州の素晴らしい景色や、日本の謎スポットや謎現象、謎事件をお送りします。時事問題も少し。

もふ小説シリーズ、初めての日本人

2022-08-29 05:08:06 | 日記
真面目に研究なされている方、神道を信仰なされている方、あくまでも考察の混ざった小説としてお読み下さい。
まだ、猿から少し変化して、人類が生まれた時代。初めなホモエレクトロスが、平和に暮らしていた世界に、突然空から何かがやってきた。
アヌンナキと呼ばれたその集団は、ホモエレクトロスの意識を弄り、世界の管理の為に技術と感情を与え、ホモ・サピエンスを創造して、アヌンナキを創造主と神とするように、セットした。
ほとんどの人間は、現在のアフリカに居たが、赤道の内陸は乾燥も早く、温帯へ移動して行き、やがて緑と水の豊かな、ナイル河の出口にたどり着いた。初期は、空から来た何かを認識せず思考もしなかったが、やがて空を宇宙と名付け、神の正体や空に見えるものを考え始めた。
やがて、一部のまだアヌンナキを崇拝して、特殊能力が残った人間は、まだ緑と水が豊富であった、アラビアや地中海へ移った。
食べ物も豊富なエデンと呼ばれた。
人々は、伝達の為にヘブライ語という文字を作り、自分達の見た事を忘れぬうちに記録し、聖書と名付けた。
アヌンナキは、人間に増殖出来る能力生殖と、病原菌や身体の損傷から守る能力、免疫と治癒を組み込んでいた。免疫は自動で発動するが、生殖は一度感情というプログラムを通らないと発動しない、秩序が掛けられた。元になった猿人にオスとメスがいて、これが常に争いの原因になっていた為このような安全装置が組み込まれた。
ある時、エデンで、この神の力を完全に思い出し覚醒した男女がいた。名は、ザギ、ナミと呼ばれた。ザギが男、ナミは女であった。
神の正体を意識し始め不思議な力のある2人をエデンを追われ、東に逃げた。
ずっと東、世界で1番最初に朝日があたる場所は、まだ、大陸と繋がり、食物も豊かで争いも無く、南から来た少数の人類が住んでいた。
ナギとナミは、不思議な力でここにもエデンの人間がいつか来る事を知っていた。
その時の為に、2人は不思議な神の力を使い、この地域を大陸から引き離した。
小さな島も一緒に付いて来て、輪のような形になった為、倭と名付けた。
ねぇねぇ、ナギ君、、いつか西の人達が来た時、今のこの少ない人数じゃ、倭もだめだと思うの。
アヌンナキ様からもらった、生殖って力を使ってみない?この力は、めったに使うなって言われて、私たちリミッター掛けられてるけど、外し方知ってるもん。本当は神様しか体験したらいけない快楽があるからって。
俺も知ってるけど、いいのかなあ?俺たちみたいな力持ったやつ増えたら逆に不安だろ?
西からの人が来たら、その人達を正当の歴史にして、私たちはいなかったような存在になるしかないの。その前に子供や子孫に、決して動物とも違う、神様でも無いって伝えたい事があるの、思い切り伝えるから、ナギ君も伝えて。私たち人間の歴史の中で最後の神様で、快楽でも何でも体験しちゃおう!
私たちの未来の子供たち!一番大切な事を伝えてね!
ああっ!ナミちゃん、これやばい!これやばい!

動物の交尾が、人間の愛情行動に変わった瞬間であった。
数人の子供が産まれ、やがて800万人まで増え、逆に倭から、他の地へ文明を伝えに行くものも出た。
ナギとナミの予知した通り、西から、アマテラスというエデンのエルサレムを追われた女王がやってきて、その子孫ニギハヤヒが力を持って、後に天孫降臨と言われ、大王、天皇家の祖先となった。
元々直接ナギとナミの血を引いたものは、出雲の国を作ったが、歴史的にはっきり残されず、各地の神社の伝承に残り、アマテラス系、天皇家の祖先の一部とされ、後の人間に古事記、日本書紀として記録された。
この2人の神、最初の日本人の想いも虚しく、現代ではどうなっているのでしょうか?

信じるか信じないかはあなた次第です

この物語はフィクションです



もふ小説シリーズ、神様の海風

2022-08-25 15:46:32 | 日記
東京都心から近い、居豆半島、温泉や海水浴場が多く、鉄道や有料道路が開通した、昭和の時代には多くの観光客が訪れたが、それでも、半島の南端や、山奥には、人があまり訪れない秘境の里がたくさんまだ存在した。時は、昭和から平成に移る頃、南居豆と呼ばれた、地域、小浦という小さな集落があった。南居豆有料道路が通過していたが、海水浴場や温泉の規模も小さい、観光にも乏しい過疎の、駅から2時間もかかる風景だけが美しい村で、あった。
このあたりには、小さな漁村が多くあるが、漁師や民宿をやらないものは、ほとんど大人になると、東京へ出ていた。
この小浦も、小さな海水浴場と、美味い魚を出す民宿が多く、その素朴さを求める都会人が夏休みは、訪れた。若者は少なく、みんな幼少期から、遊び相手は海だった。
その小浦集落に、漁業と釣り客の案内をしている18歳の若者をいた。ここで産まれ親の後を継いでいる、隆之だった。基本、高校になると若者は、霜田などの高校へ行くため、この集落に同世代の友人はいなかった。都会から来る若者は、大切なお客さん。
そんな集落で、1人だけ。
おーい!店終わったのかよ!
終わった!終わった!夏休みは忙しくて!
この集落で、かつてあった民宿の、同い年の18歳の娘、真実子だった。
親は身体を悪くしたため、高校進学はせず、民宿を土産物屋に改築して働く、隆之の親友の美しい娘であった。
小さな海水浴場や、他に民宿がある為、このような土産物屋も需要があった。
気質が海女などにも向かないので、海に関する仕事も選ばなかった。

明日さ、港の一番外のデカい防波堤来いよ!明日は満月だぞ。
えっ!あそこまで500メートル以上あるし、流れ速いよ!
防波堤より外行かなきゃ大丈夫だって!俺だったら、5往復は出来るぞ。
お前だって、小浦で産まれて育った女だから、泳げるだろ。ここは、サメもいねえし。

次の夜、夏の終わりの満月の下、隆之は防波堤に座っていた。
しばらくして、真実子が防波堤に登って来た。
疲れたか?
何か変だよ。海浅くて、歩いて来れたの。
何かお月様大きくない?
何でだろうな。

港の向こうに、小さい村があるだろ?あれは、目良って言って小浦と兄弟みたいな漁村なんだぜ。最近は、アスレチック出来て向こうに行くお客さん多いけどな。
すごい昔は、小浦の女の子は、目良に嫁に行く風習あったらしいぜ。
お前は絶対に向こうに行くなよ。
うん、絶対行かないよ。迷惑じゃないなら、こっちにずっといる。

なんか嫌な予感して怖い。海の水が全然無くなったよ。助けて。
真実子は隆之にしがみついて唇を重ねた。
隆之は、真実子の水着をスルッと脱がした。
子供の時から、海岸で着替える海女の裸や、海水浴客の裸は、数え切れない程見ていたが、好意を感じる好きな女の裸は初めてであった。
隆之!あれ何?
水平線500メートル先に黒い海の壁があった。
津波?地震は来てない!
もう江戸時代の話、地震来てないのに、村を津波が襲った言い伝えがあった。
お前は、死なせねえよ!
隆之は真実子を防波堤から突き落とし、防波堤の隙間に押し込めた。
いいか!水の上が明るくなったって感じるまで、俺がどんな状態になっていても出てくるなよ!
俺と仲良くしてくれて、ありがとうな!
俺は女ってお前しか知らない。
神様、、、!どっちかじゃなくて、2人とも、助けて下さい、、、!
嵐のように押し寄せた波は、あっという間に防波堤を通り過ぎて村を破壊した。
周りには、真実子しかいなかった。
私、今夜、防波堤来てなかったら、死んでた、、、。
隆之!!

尚、実際の集落には津波が来た記録は、なく、この物語はフィクションです。
尚、地震がなく起きる津波は、元禄地震など歴史上記録があります。

もふ小説シリーズ、ルナ

2022-08-14 16:02:24 | 日記
先日は、古代の架空の話を書きましたが、今度は遠い未来の月面の話です。
遠い昔、西暦という暦が使われ、その西暦で言うと、西暦3000年。人口の増えた地球の人々の半分は、かつて月と言われた地球の衛星ルナのステーションに移住していた。ほとんどのインフラは人口知能が自動で行い。人々の仕事は、コンピュータメンテナンスや、月面の観光業であった。
長く謎と言われたルナの裏側の人々も発見され、共存するようになっていた。
ルナの空に浮かぶかつての居住地地球は、テラと呼ばれ。800年前、大きな戦争と人口知能の特異点をきっかけに世界の半分がルナに移住していた。西暦は終わり、エイジ800年と呼んでいる。
教訓を活かしてルナの人間は、争いをしない。
残ったテラの人間と資源の交易をしていた。テラまでは、Xシャトルで、10分。これ以上速く飛ぶと光の速度を超えてしまい、時空を飛び越えてしまうので速度を抑えている。
ルナのステーションに住む人間は、運転の必要ない月面走行車を全員持っていて、有名観光スポット、ルナの若いカップルのデートコースは、テラからもよく見える、明るいクレーターティコで、あった。
裏側は、裏側の人間と共存している今でも、行くのを自粛されている。
放射線が強く、隕石の落下が多く、宇宙ウイルスが確認されている。裏側に居た人間の建てた建造物は巨大だが、放置されたままである。
裏側出身の人間は、DNA的には、地球出身の人間と同じで、交配も可能。すでに多くのハーフが存在する。性別も、男性と女性が存在する。
テラには比較的悪質な人間が残ったので、時々ルナの裏側出身の女性が連れ去られるので、パトロールが回っている。
俺は、ルナのステーションに住んでる18歳の、モフ。仕事は、テラと輸送で行ったり来たりしてる、宇宙船自体は自動運転だけど、重要なものを運ぶから1人乗り込む。
あと、この女の子は、同い年のリン。ステーションの中で産まれたけど、先祖はルナの裏側の人間らしい。
俺の先祖は、800年前にテラから、逃げて来たらしい。
いつも、空に見えるあの青い星テラも、ここと行き来大変だったらしいぜ。初めにルナに来た人間も本当は来てねーんじゃねーかとか。
そうなんだ、私達裏側出身の人間も言い伝えがあって、テラに行って親切な人に育ててもらって帰って来たって言い伝えがあるのよ。
なんか、本来太陽系の端っこにあったデカい青い星が近いうちにここをかすめるらしいぜ。
本当なら、来るなんてありえなくて、光速を超えて来るから、破壊とかも無理らしい。
怖いよ。嫌だよ。
俺明日、仕事でテラ行くんだよな。

翌日、モフは、テラに降り立った。
来る度に思うけど、綺麗な星なのに、なんか汚いんだよな。
なんだよ?空暗くなったぞ?

リンは、ルナからテラを見上げていた。
何も無かった空間に、テラの数倍の青い星が突然現れた。
テラに居た、モフや全ての人間、動物が空を見上げた。
一斉に全ての人間が気づいた。人間が作った人口知能がこの悪魔の星を軌道修正させて、空間移動させたと。
こんなの人間には、どうにも出来ねー。科学を作った人間への罰か?

リンの見上げる空で、テラが真っ赤に粉々に砕けた。
破片は、ルナにも降り注ぎクレーターを作った。
それは、人類がずっと見てきた、流れ星のようであった。
モフ君、、、!
リン!今ステーションから出たら危険だぞ!
だって、、、!だって、、、!

西暦3000年。テラは消え、宇宙には、ルナが残った。