もふもふチャンネル/信州からの風ooブログはじめました!

信州の素晴らしい景色や、日本の謎スポットや謎現象、謎事件をお送りします。時事問題も少し。

もふ小説シリーズ、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの恋

2022-07-31 12:20:48 | 日記
今回は科学的な話題の空想小説です。資料や情報に基づいてはいますが、あくまでも空想です。
皆様、ネアンデルタール人というのを学校で聞いた方も多いと思います。3万年前まで居た旧人類で頭も良く原始人の割に美形だったとも言われ、現在の白人に外見はやや近かったとも言われています。それに対して現在の人間は、ホモ・サピエンスという種族で、30万年前から生まれたと言われています。
昔は、ネアンデルタール人は旧人と言われ、現代人の祖先だと習った方も一部いると思いますが、最新の研究では、全くの別種で10万年前から交配も出来なくなったと言われています。
また、ホモ・サピエンスが複雑な感情や言語の使いこなしを始めたのは、7万年前と言われ、まだネアンデルタール人と交配が出来た10万年前に人類に恋愛感情があったのか、空想したら面白いかもと、思いつきました。

地球が生まれて長い年月が経ち、いくつかの類人猿は猿人になり、恐竜も絶滅して大型の鳥類に進化して長い時間が流れた。暖かいある日の事。現代よりも大きな猛禽類がある1人のネアンデルタール人の若い女性を追いかけていた。
いやー!逃げられない!
木の影から同じ人類の男性が飛び出して来て、槍で大きな鳥を撃ち抜いた!
大丈夫か?
大丈夫、、、ありがとう、、、
お前ネアンデルタール人だな、こんな原野を女1人で歩いたら危ないぞ
私はネアンデルタール人のアン部族のネアン、助けてくれてありがとう
俺は、ホモ・サピエンスの倭部族サピ、まあ、お前達の敵だな。

こんな場所危ないから、今度川の近くに来いよ。米っていう美味い食べ物持ってきてやるよ。
食べてみたい。私達動物のお肉しか食べた事ないから。
そして、涼しくなった頃、本来は敵であったネアンデルタール人のネアンと、ホモ・サピエンスのサピは、川で会うようになった。
私達はいつか滅びる運命、サピ君達みたいにみんなをまとめられるコミュニケーションの力が無いの、、、。
あそこにサルって居るだろ、俺もネアンちゃんもあの子達が同じ先祖で、この世界で仲良く暮らす為に生まれて来たんだ。
俺は、種族違っても殺し合いなんかしたくない。みんなが自然と一緒に仲良くが良いんだ。

違う種類の人間で生まれて来たけど、俺ネアンちゃんが大好きだ。
サピ君、、、私も、、、。
サピ君の赤ちゃんが欲しい、、、。

ネアンちゃん!愛してる!、、、サピ君、、、!

それからしばらくして3万年前ネアンデルタール人は絶滅した。
さらに長い年月が流れ、地球はホモ・サピエンスの文明で溢れた。
しかし近年の研究で、ホモ・サピエンスの一部に遺伝子に、5パーセント以下の僅かな割合でネアンデルタール人のものが含まれる事が分かった。
これは、もしかしたら、遠い太古に愛し合って結ばれた、ネアンとサピの思い出の涙の名残りなのかも知れない。

信じるか信じないかはあなた次第です。





もふ小説2、西陽の帰り道

2022-04-21 14:50:29 | 日記
創作というより、実際の昔の会話から。
お前こっち向いてみろ。
何?
また寝ないでずっと泣いてただろ?
何で分かるの?
そういう時のお前ってどこも見てない感じで分かるんだよ
それに、必ず瞼が三重になるから。瞼が三重になる奴なんか、一晩泣いたお前しか見た事ない。
私より、もふもふ君は、今週何回ご飯食べれてる?
俺はうちに米がないから仕方ないし、勉強してない分のエネルギー、自転車で鍛えたエネルギー、エロいエネルギー、余ってるパワーたくさんあるから大丈夫なんだよ。お前こそ食べれてないだろ?
うちは親は普通に健康だから家に食べ物あるんだろうけど、私の前にご飯来ないのよ。昔からだからもう慣れた。
学校でパン食べてるから死にはしないんじゃない?
もふもふ君は全然私の前でお弁当食べていいんだからね。
昔から、歌うの好きだし、最近はボーカルだから練習しなきゃなんだけど、歌うと、お父さんが、うるさい!って入ってきて、パジャマ脱がされたりする。あれは殴られるより怖くて、そんなに憎いなら、むしろ殴り殺して!って思っちゃう。
舌噛んで死にたいと思ったのは100回くらいかな。
一回これは無理!耐えられない!って時があって、本気で舌噛んだけど、痛いだけで死ななかった。
俺、お前の親見たら絶対ぶち殺すから、お前の家には行かない。
いい、おもてなしも多分出来ないから、来なくていいよ。
腹減ってるだろ、黄金焼き奢ってやるよ。
かわいそうとかじゃなくて俺が食いたいからだから、気にするなよ。
もふもふ君は、すごい優しいとも思わないけど、面白いね。すごい気が楽になるよ。
お前、笑ってるじゃん。それで、良いんだよ。
~完~

もふ小説1、信濃のりんごの花

2022-04-21 06:22:09 | 日記
昭和20年、春。戦火の東京を離れ一人汽車で信州へ向かう若者の男子が居た。旧高等師範学校3年の、剛。まだ寒さで残る3月。
伊那谷最北の辰野駅を出ると、汽車はちらほらした、梅を見ながら小さな山あいを走った。
長い分水嶺のトンネルを抜けると、汽車は松本盆地ふ向けて下り始める。天竜川水系と信濃川水系の境目だった。剛は信濃の国に入ったのだ。
この時期米軍の東京空襲が始まりもはや日本の首都は危険であった。松本盆地は帝国陸軍もあり
安全に勉強出来る地であった。
下り切ると塩尻駅。遠く雪で白い穂高連峰が見える。この辺りで標高は、700メートル、雪は無いが東京よりまだ寒い。少し鼻水をすする、

汽車は中央本線から、篠ノ井線に入る。貨物列車とやたらとすれ違いながら、北アルプスの眺めが良い農村の中を走る。
塩尻から、みっつ程行くと、帝国陸軍がある、広い貨物駅の南松本駅。
ここで剛は、汽車を降りた。先程と違い、アルプスと逆方向には、美ヶ原高原の雪が残る山が畑の向こうに見える。
3月だが風は冷たい。
線路を渡り、小さな木造駅舎を抜けてみると、剛は、なるほどこれがいい、と思った。
畑の中をアルプスに向けて伸びるあぜ道、まばらな民家、たまに通る軍用車両。東京とは、別世界だった。東京の下町で生まれ育ち硬派な江戸っ子の父、山の手の母に育てられた、真面目だけど不器用な少年。この信濃の風景は触れた事の無いものであった。
予定では、この近くの宮田という村落で自転車工場で働きながらお世話になる予定だった。
松本盆地は、水が豊富で、湧水や水路が多い。
このあぜ道も左に農耕用の狭い水路がある。
駅から、数百メートル行っただろうか、この水路に自転車ごと落ちている人が居た。
見ると、この近くの人間だろうか?剛と同じくらいの娘であった。
剛は水路に飛び込み、自転車と娘を引き上げた。
ありがとうございます、自転車大きくて足つかなくて
止まったら落ちてしまったの。
大丈夫か?ケガはないか?
東京で同じ年齢ぐらいの娘はたくさん見ているが、剛が初めて見る信濃の娘は、頬が赤かった。
そうだ!宮田って近くかな?
宮田、私の住んでるとこです。
俺、剛、東京から疎開で来た師範学校3年の17。
私は、里美、宮田の乾物屋の娘、松本の女学校行ってる、16。ほとんど歳一緒ですね。
宮田の村落は、駅からあぜ道を歩いて、20分も掛からなかった。
古い旧街道、塩の道のすぐ脇の農村であった。
農村には似合わない、自転車の工場が、ぽつんとあった。
私の家はそこの乾物屋です。年近いし同じ村民だから、剛君って呼んでいいですか?
もちろんだよ、里美ちゃん。
田舎の生活は、朝早く夜早かったが、のんびりな毎日であった。
信濃の桜は咲くのが遅く、散るのも早かった。桜も散った頃。里美が剛の寄宿舎を訪れた。
剛君、これどうぞ。
タラの芽やふきのとうをたくさん持って来た。
この辺の家はみんな本業以外に農家や山菜採りしてから。
もし、勉強の邪魔じゃ無かったら、村の中案内するからお散歩しません?
ありがとう、行こう行こう。
あの三角の大きな雪山すごいね。
あれは、アルプスの常念岳よ。
ここが、私が出た尋常小学校。
この辺は、松本の街まで遠いから、木登りしたり川で遊んだりしてたの。
いいなあ。東京なんか、そんな場所ないぜ。
宮田からは、乗鞍岳や槍ヶ岳は見えず、木祖村との境目にある丸い山、鉢盛山に夕日か沈んだ。
生まれた時から、信濃の美しい風景を見てきた、里美の黒目に信濃の夕日が映っていた。
夏になると、りんごの花が咲き始めて、神社の大きなお祭りがあるの。剛君一緒に行ってね。
剛の心で、子供時代の友達とも、親兄弟に対してとも違う感情が生まれ始めたが、まだそれが何だかは自分でも分からなかった。
剛が信濃に来て半年近く経ち、日本の敗戦のムードが強くなった。
里美ちゃん、俺里美ちゃんのいる信州大好きでずっといたいけど、戦争終わったら東京に帰らないといけないんだ。
どうして?お祭りも行くって言ったのに。まだ剛君に会って少ししか経っていないんだよ。それに、剛君には黙っていたけど、、、。
小柄な里美は、背伸びして剛に唇を重ねた。
すると里美は激しく咳き込み、口を手で抑えた。手のひらには、鮮血が付いていた。
里美ちゃん、ひょっとして!
ごめんね、今のでうつしちゃったら大変だね。
私ももう長生き出来るか、分からないの。本当なら病院入らないといけないんだけど、普通に生活したくて、せっかく剛君と会えたのに、、、。
ひょっとして、結核、、、。
病気で死んでお別れ嫌だし、東京帰っちゃってお別れも絶対嫌だよ!
すごい大好きだからね。
俺も里美ちゃんとお別れ嫌だ。
絶対また、戻ってくるから、お願いだから死なないで。
りんごの花もお祭りも一緒に見れなかった。
東京帰ったら、こんな田舎の娘は、忘れちゃうのかな?悲しいな。
自転車で水路落ちてる、間抜けな娘が居たって事は、少し覚えていてね。
里美ちゃん、、、。


モフー知恵袋、浦島太郎の考察

2022-01-06 22:47:37 | 日記
久しぶりに、考察。
浦島太郎の考察。
日本書紀によると、古墳時代に実在した男性の話で、童話として出てきたのは、江戸時代後半。
今知られている物語になったのは、明治時代に小学校の教科書に載ってから。
おそらく、古文書では残っていないんだけど、竜宮とは、琉球の事だったと思ってる。日本書紀では、亀は人間の女性だったと記載があるから、おそらく琉球のお姫様が、日本本土を旅して、女性の一人旅だったから、悪い男に襲われているところを浦島太郎が助けた。
浦島太郎は、乙姫に琉球に連れて行かれて暖かい食べ物の美味しい楽園で生活をした。
玉手箱を開けておじいさんになったのではなく、乙姫を妻に迎えて、年取るまでずっと琉球で暮らして、日本本土と琉球の絆が深まったと言う、幸せなエピソード。その子孫が沖縄の人。
あと、こんな話がある。
江戸時代に平賀源内が琉球を訪れた時に、琉球の人に貴方たちは誰ですか?と質問したら、我が名倭、わがなわ、と答えたらしい。倭というのは、日本の事だから、私たちは日本人と答えたらしい。わがなわが、なまって、後に、おきなわになった。
日本が琉球を侵略したなんて話は中国が言ってるだけで、もちろんそんな事実は無い。沖縄の人は日本人で、平和的に日本の県になった。

もふペディア、清少納言

2021-12-23 16:58:27 | 日記
もふペディアです。今回は、平安時代の女性歌人についてです。西暦1000年前後にいたとされる、人物で、枕草子の作者として有名ですが、この時代の女性としては、才女で美しく、朝廷の最高位の太政官まで勤めました。清少納言の親族に、そんな高位な人物もいなかったので、コネとかではなく、本人の努力と才能と予想されます。紫式部や小野小町など、素晴らしい才女が出た時代ですが、後年あまり評価をされなくなったのは、武士の時代以降の男尊女卑の考えが始まったからと、考えられます。古代には無かった女性差別が、西欧と交流する事によって入って来ました。
仮名文字や、素晴らしい日本語の表現を使いこなし、様々な和歌を残しました。貴族だからと言って、驕る事もなく、世の平和を、天皇と共に願った女性でした。
1度離婚を経験しますが、この時代に離婚という概念があったかは、分かりませんが、前夫とは、その後も友人だった事が、枕草子に描かれています。