モグラ放浪記

生きていくこと、それこそが旅。まだまだ旅の途中です…

+じんわり+

2011-11-27 00:54:08 | Weblog
名前が呼ばれる度に
こんなにも
自分がこの場所に根付いているんやなあ
と感じさせられた

まだまだ広がる

まだまだやれる

最終電車待ちのホームに吹く風は冷たいが
明日が待ち遠しくなるような
お湯割りのグラスを両手で包み込むような
じんわりと、暖かい木持が僕の中に広がっている
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+空飛ぶクラゲ+

2011-11-19 18:54:06 | Weblog
雨が叩きつけるように降っている。

風があらゆるものを吹き飛ばしていく。

外に出るのが億劫で、僕らはソファから立ち上がれない。

ガラス一枚隔てて、世界はまるで違う。

誰かの手を離れたビニール傘が、クラゲのように飛んで空に消えていった。

+テキミカタ+

2011-11-18 11:54:48 | Weblog
突然、会社の同僚が

「あなたは私の味方ですよね?」

と笑顔で聞いてきた。

不意をつかれて思わず返事に困ってしまう。
これまで周りの人のことを
敵か、味方か
というふうに考えたことが無かったからだ。

質問は冗談のトーンではなかったが、
きっと深い意味などないだろう。
何があったか知らないが、ただ安心を得たいだけ。
この人にとって敵味方というのは
おそらく自分にとって都合が悪いか、良いかということ。
つまり単純な「好き嫌い」に過ぎないのだろうと感じた。

何があったか知らないが、底の浅さに呆れてしまったので
「みんな仲間ですよ、ここは会社なので」
と返す。
なんてめんどくさい。

すると途端にその人の表情が凍りつき、何事も無かったように去っていった。
なんなんだ。
きっと僕はこの瞬間、敵と見なされたのだろう。

言いたいことがあるなら、はっきり言えばいい。
本当に聞きたかったことが分からない。
まるで分からない。
実にしょうもない話であった。
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