モグラ放浪記

生きていくこと、それこそが旅。まだまだ旅の途中です…

+MONMON+

2009-06-17 22:26:53 | Weblog
蛇骨のお湯が恋しくなって、ひとっ風呂浴びに行くことに。
思いついて自転車で行ける距離がいい。

浅草ロックスの裏、
怪しげな路地の奥にある銭湯、蛇骨湯。
ネーミングだけでなく、その中もディープインパクト。

少し黒ずんだお湯は鉄分が多いからだそうだが、
何とも妖しい。
蛇口をひねれば、流れ出るお湯には黒いものも混じってる。たまーに。

でも無性に行きたくなるのはどうしてなんだろうか…


外国からの客人や、地元の兄貴達に囲まれて
少しぬるめの露天風呂に浸かると何とも言えない気分になる。
今日もMONMONな兄貴がいらっしゃったので
お尻にキュッと力を入れていると、
湯船から上がらんとするその人の背中にも見事なドラゴン桜が。


こんなことがあっても、
何しか気持ちがいいからやめられない。
魔性だな、このお湯は。
あと何回来れるかなぁ。

+神様はいると思った+

2009-06-07 21:00:05 | Weblog
最近
気持ちというか考えというか、頭の中が落ち着かない。
納得して出したはずの答えのはずなのに、
何が引っ掛かるというんだ。

今のタイクツな世界から飛び出すんだろう?

そのはずなのに…


夜もなかなか寝付けず、
酒を飲んでも前のように楽しく酔えない。

日中は頭が、胃が、耳の奥が、目が、胸が
体のどこかが常に痛む。


いつになったらこれから解放されるのだろう。
行動の先に答えはあるのだろうか。
時間が解決してくれるのだろうか。
次々生まれる「言い訳」が前へと進む足取りを重くする。
漠然とした未来への不安で、現在を直視出来なくさせる。
途方にくれる時間がいつまでも続くような気持ちになる。

もしかしたら
誰かが、何かが助けてくれるのを待っているのだろうか。

そんなことばかり考えてまた情けなくなる。



今日は日曜出勤。
疲れた体で帰ると、地元の祭で道路が封鎖されていた。
これじゃあ、目と鼻の先のマンションにたどり着けない。
神社の裏に住んでいるから仕方ないのかもしれないが、
疲れがどっと湧き出る。


その時ふと「神様の仕業かな?」と思った。
バカげた考えかもしれないが、
いくらもがいても前に進めない状況が目の前に広がっている。

立ち止まることを余儀なくされて一瞬冷静になれたのかもしれない。
久しぶりに はっ とさせられた。



本当は全部分かってるんだ。きっと。
でも、もう少し時間がかかりそう。



答えが出た訳ではないけれど、
「神様はいるのかもしれない」と思った夜だった。

+GREENROOMへようこそ+

2009-06-01 22:57:19 | Weblog
はっきりしない天気が続いている。
服装も気持ちもなんだか定まらない。
早くあの季節が来ないかな。

チケットを頂いたので昨日は横浜まで
THE GREENROOM FESTIVAL '09 へ行ってきた。
NO女子だけど、独りで参戦だけど…寂しくなんかないやいっ!

2日間の開催で初日は
Caravan、UA、スカパラ、Curly Giraffeとヨダレが出そうなメンツ。
でも今日だってすごいんだ。
ワクワクしながら大さん橋まで歩く。



天気もいいし、風が気持ちいい。
早速ビールを空けて、芝生に寝転ぶ。

そうしたらあっという間に警備が飛んできて追い出された。
晴れた日に芝生に寝転ぶのは当然の行動だろうに…



この気持ちよさ、少しでも伝わればいいなぁ。



野外のステージに移動すると突然、音が鳴り響く。
人の渦を割ってBLACK BOTTOM BRASS BANDがやって来た。



初めて聞いたが関西ノリで男くさい。
そしてニューオリンズな感じがたまらんカッコイイ!
血中の「お祭り」の成分が騒ぎ出す。


あっという間に気分を盛り上げられて、
2本目のビールも空になる。
一番大きな屋内のステージではDachamboで盛り上がっているので、
ふらふらと寄ってみる。
さっきとは打って変ってサイケデリックでスペイシーな世界。
鼓膜が痺れるような音と照明で、一気に飛ばされる。



アッパーだけでない妖しさのせいだろうか。
CDなんかよりも何倍もいい。
勿体無いけど目を閉じて揺れていた。


その後はBAGDAD CAFE THE trench townを見にまた外へ。
こんなにもしっとりとして、
かっこいいレゲエを奏でる人たちがいるだろうか。

新曲も素晴らしかったが、
「僕らには夢があって 明日があって
 このまま突き進んでいこう」
というメッセージには思わず涙してしまった。。

その後は少し休憩して、
bonobosの“THANK YOU FOR THE MUSIC”に嬉しくなったりしていた。
演奏が終わっても観客はあまり減らない。
そりゃそうだ、目的は皆一緒。
僕も負けじと前へにじり寄る。


この後はそう、SPECIAL OTHERS
ようやく生で見られる機会が!!
チューニングの時点で周りが浮足立っている。

そしてイントロが流れると…


もうすごかった。それしか言いようがない。
思いの外前に来ていたのもあるだろうが
会場が爆発したみたいだった。

揺れて、叫び、踊り、跳ね。
自分の意志とは関係なく体が跳んでいく。
足もとのデッキが異常に弾んだせいだろう。
どの曲が流れても狂ったようなテンション。
完全アッパーのみの世界が揺れている。

最後の“BEN”が流れた時は
もう自分がどの場所にいるかなんて分からなくなっていた。
ロックなインストからソロで痺れさせられて、
メロウで放心状態になる。

この時間がいつまでも続いてほしいような、
でも早く終わってほしいような不思議な感覚。
汗だくで、鼓膜がキーーンと鳴り続けている。
最高だ。最高に楽しかった。


外はいよいよ曇り、暗くなってきた。
ビールと海風で体を冷やした後はPE’Zを見ることに。
“Akatsuki”を初めて聞いた時、
あまりのかっこよさと、男らしい音にとても驚かされた。

ステージは熱い曲が続いたが、
子ども連れの観客もちらほらいてとてもいい雰囲気。
key.のヒイズミマサユ機のパフォーマンスが素晴らしい!
今日1番のステージだった。


最後はDONAVON FRANKENREITERの頃にはクタクタで、
でも来てよかったなぁという気持ちでいっぱいだ。
体はまだフワフワしている。
目を閉じたら飛んで行ってしまいそう。

もっと薄着で来たかった。
あの季節が待ち遠しいなぁ。