
リアラ以降、高感度至上主義的だった俺のフィルム選びに、若干変化が見られてます。
今回のこのILFORDのモノクロネガは、なんとISO50です。
以前の俺なら、仮に手に取ったとしても、「あー、俺にゃ無理」と、棚に戻してしまったであろう感度です。
で、使用してみた感想なんですが、やはりポートレート向きかなーって感じです。
確かに粒状性はバツグンなんですが、ISO50という感度だと、ちょっと影に入っただけで、著しくシャッタースピードが低下してしまいます。晴天の日向なら、Ai50mm F1.4s使用で、F5.6あたりの絞り値でも1/120秒~1/250位まで稼げるのですが、ちょっと暗くなると、一気に1/15秒を切ってしまう事も多々あり、光源も明度もコロコロ変わる街撮り撮影には不向きかと思います。
最大の美点である粒状性の良さも、人の肌や髪、自然の造形物のような、どれだけ描写してもしすぎという事のない被写体を撮るのでもない限り、あまり意味がなく、特にモノクロでの人工物(街は人工物で構成されています)の撮影の場合、「粒状感もまた味」と考えてしまう(あくまで俺の考えでしかありませんが)事もあり、そういう被写体を好んで撮る俺には、アドバンテージとなり得ない。
ちょっと常用には辛いかもです。
でも、悪いフィルムではもちろんありません。
モノクロームでの人物撮影を依頼されたら、迷わずこれを使用するでしょうね。
今回のこのILFORDのモノクロネガは、なんとISO50です。
以前の俺なら、仮に手に取ったとしても、「あー、俺にゃ無理」と、棚に戻してしまったであろう感度です。
で、使用してみた感想なんですが、やはりポートレート向きかなーって感じです。
確かに粒状性はバツグンなんですが、ISO50という感度だと、ちょっと影に入っただけで、著しくシャッタースピードが低下してしまいます。晴天の日向なら、Ai50mm F1.4s使用で、F5.6あたりの絞り値でも1/120秒~1/250位まで稼げるのですが、ちょっと暗くなると、一気に1/15秒を切ってしまう事も多々あり、光源も明度もコロコロ変わる街撮り撮影には不向きかと思います。
最大の美点である粒状性の良さも、人の肌や髪、自然の造形物のような、どれだけ描写してもしすぎという事のない被写体を撮るのでもない限り、あまり意味がなく、特にモノクロでの人工物(街は人工物で構成されています)の撮影の場合、「粒状感もまた味」と考えてしまう(あくまで俺の考えでしかありませんが)事もあり、そういう被写体を好んで撮る俺には、アドバンテージとなり得ない。
ちょっと常用には辛いかもです。
でも、悪いフィルムではもちろんありません。
モノクロームでの人物撮影を依頼されたら、迷わずこれを使用するでしょうね。
ぼくはフォルテパンを常用としてるんですが、あれってどういう評価なんでしょう?
フォルテパンを使うのは Made in Hungary という文字に心惹かれるというだけの理由なんですけど。
rekifanさんはフォルテを常用されてるんですね!!
俺もフォルテは一度使ったのですが、「ちょっと使いどころが難しいフィルム」という印象を持ってます。
http://blog.goo.ne.jp/moencyu/e/2d91e0c8ed5a5f83c0a27a0f46df6f93
↑使用時のレビュー。
ILFORD50、使えるタイミングがないっていうのはすごく良くわかります。
この感度だと、「日中屋外・晴天・日向」とか「スタジオ・三脚使用」って感じじゃないと難しいかと思います。
むしろ、割り切って感度を100~200あたりに設定して、アンダー気味に撮るのも良いかも知れません。
視力が悪いこともあって普段からぼんやりした視界で生きているので、ネオパンのようなはっきりした写真よりも、フォルテで撮った写真のほうが普段見ている世界に近いというのもあります。
俺は逆に、トライXの『シャープに荒れてる』感じや、ILFORDをアンダーで撮ったときの濡れたような黒や、精細な描写にググッと来てしまいますね。
同じモノクロフィルムでも、好き好きが出るものですね。フィルムカメラは、コレだから楽しいんですよ(^^)♪