「ぬの。」の光画馬鹿一代

デジカメ全盛の時代に、敢えて銀塩マニュアルカメラ!
時代を全速力で逆走する光画馬鹿、ここに見参!!

Slow Photo Life ~NikonF+Ai45mm F2.8P~

2005-09-29 21:18:44 | レンズ
最近はこの組み合わせがお気に入りです。
Fを使っていて気付いたのですが、あまり語られていない欠点として、重量バランスが悪いように感じます。
ストラップ取付金具がボディの真横に付いている為、普通に首からストラップで吊ると、レンズを付けていない時が一番重量バランスが良い。
ビジュアル的なマッチングで言えば、同時代のオートニッコール43-86あたりがイイ感じなのですが、レンズの重さで前におじぎしちゃうんですよね。50mm F1.4でも同様。どうしても、歩いている時に下向きになってしまいます。
これがF3だと、ストラップ金具が前側に付いているので、標準レンズを付けた時に最良のバランスになるんです。多分、ニコン的にもその辺は計算しての設計なんではないかと思うんですが。

まぁ、撮る時だけバッグから出すとか、左手をレンズに添えるとかして歩けばいいんでしょうが、「撮るぞ!」って本気モードならまだしも、お散歩気分でマッタリ撮りたい時には、首から提げてリラックスしたいところ。そこで、軽くてコンパクトなレンズの出番な訳です。

Ai45mm F2.8P

3群4枚というテッサータイプのシンプルな光学系に、円形絞り、電子接点付のPタイプの為、AF一眼レフや、デジタル一眼レフでも露出計が連動し、薄く軽いパンケーキタイプなので、何と言ってもかさばらない。描写も悪くない。

正直、中野のフジヤカメラさんでこのレンズがディスコンになったと知った時には、自分の目を疑いました。
俺はこのレンズを、Fマウントならではのレンズだと思っていたので。
初代Fから、最新のデジタル一眼レフD2Xや、発売予定のD200まで、ニコンは頑としてレンズマウントを変えませんでした。
キヤノンがFDマウントを捨て、EOSマウントへの変更をする事で、大口径化と望遠化を有利にしていくのを横目に、今まで築き上げてきたレンズ資源を、ひいてはそれを愛用してきたユーザーを守るという、まるで頑固ジジイのようなニコン気質は、まさにこんなレンズの中にこそ宿っていると思います。
どちらが正しいとか、どちらが良いとかではなく、その大英断の末に、ライトユーザーに使いやすいカメラを作る柔軟さや、より大口径で明るいレンズを必要とする新しいニーズに答えられるシステムに移行したキヤノンと、レンズマウントを変えず、ユーザーが安心して既存の資産を流用できるニコン、という、考え方の違いですが、俺が最初のカメラにFM10を選んだのは、まさしくこの「ニコンFマウント」のカメラだからです。
最新デジタル一眼レフでビンテージレンズ(要Ai改造ですが)が使えたり、40年以上前の初代Fで最新レンズが使える楽しさこそ、ニコンシステムの醍醐味だと俺は思っています。

そういう観点から見ると、このレンズのディスコンは、残念というより、ニコンに対する疑念を抱いてしまう出来事でしたね。最近はAFレンズだと、絞り輪のないGタイプレンズが主流になりつつあり、個人的には「まさか」と思いたいのですが、どうしても不安になってしまいますね。『今まで変わらなかったからこれからも変わらない』とは言い切れない訳で...




ボケ味がうるさくないのが良いです。ニッコールレンズはシャープであるが故にボケは二線傾向があったりしますが、このレンズに関してはそういう傾向は皆無ですね。
ところで写真の「ボケ」に関して2ちゃんねるでこんなスレッドを見つけたのですが、コレってホントなんでしょか?





ボケは柔らかながら、描写は意外と線が太い感じです。





開放F2.8は、さすがに夜間は辛いですね。





夜、絞り開放、1/4秒。ねっこねっこ♪

極彩色? ~Agfa ULTRA100+F3 with Ai Nikkor45mm F2.8P~

2005-09-27 23:29:58 | フィルム
さて、お待ちかねウルトラ試写です。
フィルム試写やレンズ試写の場合、どうしても持ち出してしまうのは、やはりF3です。

ほぼ部分測光と言っていい極端な露光分布、しかも感度自体は高い為に神経質にコロコロと適正数値が変わる内蔵露出計は、慣れてしまいさえすれば、さほど使いにくいものではなく、むしろ要所要所の露出を測り、マニュアルで脳内補正をして適正を出すorAEロックを使う事で、マルチパターン測光よりも意図を反映させやすい....というのはF3派が良く使うエクスキューズなんですが、ぶっちゃけ、露出の正確さで言えば、F4以降のAF機のように、マルチパターン・中央部重点・スポット の測光方式を使い分けられた方が使い勝手は良いですし、本当にガチガチに露出にこだわるんであれば、少なくともスポット測光はあった方がいい。
とはいえ、まぁ25年前に設計されたカメラですから(^^;)
逆にこのくらいのアバウトさがあった方が、俺には心地よいです。正直、±0.5EVの違いなんて、見比べなきゃわからんもので(^^;)

このド派手なフィルムに見合うレンズはなんだろう?と考えた時、やはりコーティングの新しいAi-sタイプのレンズであろうと思い至ったのですが、手持ちでAi-sのレンズというと、20mmと45mm。
ここはやはり、45mmでしょう!!
先日ディスコンになったレンズのリスペクトです。

さて、Agfaウルトラといえば、真っ先に思い浮かぶのは蜷川実花さんでしょう。俺も、あの超極彩色ワールドを想像していたのですが、実際使ってみると、意外と真っ当というか、使いでのありそうなフィルムでした。

まず色ですが、さすがにそこをウリにしているだけあって、カラーネガとは思えない程鮮やかで濃厚な発色です。青は青、黄色は黄色、赤は赤、と、色そのものが「ドカン!」と出る感じ。
ただ、純正現像とはいえサービスプリントでは、さすがに蜷川嬢の写真のような、濃厚で派手派手な発色にはなりませんね。まぁ、当たり前ですが(^^;)
ちょっとオーバー気味に露出を振ったのも一つの要因かもしれません。
アンダー気味の露出だと、もっと色乗りがちがってくるかも。

下手なリバーサルよりも俄然鮮やかな色と、リバーサルなみに色温度に敏感な特性は、確かにじゃじゃ馬。万能とは言えませんが、なんとも楽しい♪

Agfaといえば、俺的にはどうしても気になる粒状性ですが....
.....おんやぁ? そんなに悪くないじゃん。
確かに、リアラあたりと比べるとザラつきは多少ありますが、気にならないレベルです。

印象としては、色温度に神経質な点といい、ドカン!という発色といい、暖色がより強く出る(ように感じた)傾向といい、

軟調気味なコダクローム

という印象でした。
ネガスキャンでは、そうでもないんですが、プリントに焼いたものを見ると、なんというか「ぐいっ!」って感じで、色がどっしり載ってるんですよね。
まぁ、まだ一本しか撮ってないので、も少しいろいろと使ってみないとわからないですが、俺的にははじめて「また使いたい」と思ったAgfaフィルムでした。

気になる供給状態ですが、ビックカメラは相変わらず取り扱っていないですね、ヨドバシカメラでは普通に取り扱ってるようです。都内の話なので、他地区はまた状況が変わってくるかと思いますが、少なくとも、新宿と秋葉原のヨドバシでは、潤沢といっていい量の在庫がありました。
先行きが不透明なのは、もはやAgfaに限ったコトじゃないですが、それにしてもこれが最後の散り際なのか、それとも今後も安定供給が見込めるのか、実際のところを知りたいですね。

今回は、素のスキャンとプリントでの印象が、かなり違っていたので、ネガスキャンとプリントを見比べて頂こうかと思います。縦位置の写真は、左がスキャンで右がプリント。横位置の写真は、上がスキャンで下がプリントです。
個人的には、プリントに焼いた時の方が、より濃厚な色味になっているように感じます。ちなみに現像・プリントはAgfa純正。ペーパーも、アグファペーパーです。


色温度には恐ろしく敏感です。




パッと見、左のスキャン画の方が鮮やかっぽいのですが、見比べて見ると、赤の深さはプリントの方が深いです。露出を抑えてプリントしたんでしょうかね。背景の空の青味も、プリントの方が強いです。
普通のフィルムだと逆なんですけどね。




こりゃもう如実に色が違いますね。




カラーネガでの夕日の撮影ってのは、大抵空色の再現性で、ネガをストレートにスキャンしたものの方が良かったりするんですが、このプリントに関しては、甲乙つけがたかったです。まぁこういうのは、フィルムの、というよりプリンターの人の感性の違いに大分左右されますが。




また黄色です(^^;)

え゛ ~ランクイン~

2005-09-22 10:38:10 | その他
今朝、

『ネタもないしフィルムも現像してないし、アクセス数だけでも見ておこうかな』

と思い、編集ウインドウを出したところ、見慣れた画面に見慣れない数字が...



.............ん?





はぅぁーーーーーーーーーーーーーーー!!



ら...


ランキングに入ってるじゃねぇか!!


317574ブログ中
914位!!



しかも画像アップしてから気付いたですが、9/15は、327549ブログ中




315位ですとぉぉぉぉ!!



いや、まぁ多分にGR-Dがらみの記事で、リコーの公式や、他ブログさんへのトラバによるものだとは思うんですが、本人、細々とやってるつもりだったんで、えらくビックリしました...(汗)

"F" in color ~勘露出 カラー編~

2005-09-19 08:48:23 | カメラ
このところモノクロが続いていて、構図や露出への配慮は一段と強くなったものの、色への配慮が薄れてきた。モノクロっていうのは色がない分、見るものが想像を膨らませる余剰が、カラーより強いと思う。なんでもないものでもアングルと構図で、アートになってしまうのだ。
しかし、そこにある色までも写しだしてしまうカラーでは、同じものを同じように撮っても、単なる凡庸な風景にしかならなかったりする。俺に言わせれば、カラーの方が下手したら難しいかも。
ULTRAの試写の前にリハビリって事で、Fにセンチュリア詰めてバッグに放り込んだ。お供のレンズはAi 20mm F2.8s。
ニコンの歴史的一眼レフと超広角レンズの組み合わせは、なんとも言えずひねくれた感じで、ワーキングディスタンスなんて言葉を無視してただただ被写体に寄ることを強いられる扱いにくさに苦笑しつつも、やっぱり面白い、と感じてしまう。
マゾヒズム、ここに極まれり(^^;)






アキバヨド。

2005-09-17 23:18:34 | その他
東京中(日本中?)が大騒ぎした開店から一日、仕事帰りに、秋葉原に新オープンしたヨドバシカメラに寄ってきました。
「ぬの。」の職場は秋葉原なので、まっとうなフィルムや機材を扱ってる店が、仕事帰りに寄れる距離にあるのは大変有難いことです。
...仕事的に言うと競合する部分もあるんで、正直やっかいなモノができちゃったなー、という気持ちもありますが(^^;)

で、実際にお店を見て一言。

デケーーー!!

そして中に入って一言。

スゲー!!

まあ、家電量販店なので、電化製品やカメラがあるのは当たり前として、書籍は、コーナーというより中規模の書店が丸々入ってるくらいの規模だし、タワーレコードも入ってる。8階のレストラン街も、今までアキバで一番のネックだった「食」を補完してるし、9階にはゴルフ練習場まで...
規模といい設備といい、敷地内に他の店舗がテナントとして入ってる形態といい、家電量販店というより、家電に強いデパートって感じ!
ぶっちゃけ、この建物の中で、ほぼ全てのコトが足りると思います。
街の様子も変わりましたね。ヨドバシやつくばエクスプレスの駅がある昭和通り側は、今まで電気街口の1/10位しか人がいなかったのに、今や向こうがメインストリート風味です。人の数自体はどっこいなのですが、明らかに

きれい

なんですよ。電気街側は、今まで通りの「アキバ人の街」なのですが、昭和通り側は、なんか小綺麗でお洒落な街、みたいになってます。
純アキバ族としては、ちょっと複雑な気持ちですね(^^;)

今日は、切らしていたTri-Xの100フィート缶と、ミクロファイン・フジフィックスを購入してきました。薬剤は、普段買ってるビックより若干安いように感じました。
売り場面積自体が広いので、フィルム売場も暗室用品売場も、それに比例して広いですし、品揃えも豊富です。
ただ、あまりに広すぎて、お昼休みに回る、っていうのはかなり困難ですね(^^;


新宿 ~勘露出リベンジ その2~

2005-09-16 23:52:42 | カメラ
Fに43-86つけてスナップ。先の失敗を踏まえ、今度はオールドレンズでリベンジです!!

....つか、今度はオーバー.....
industarさんに教わった勘露出や、demidemiさんに教えてもらった携帯露出計の数字を参照しつつも、どうしても潰れが怖かった俺のチキン心が、「あともう一段」って感じで、明るめ明るめに撮ってたのが原因かと...
まぁ、そんでも使えるショットは格段に増えました。まぁ、進歩といって差し支えないでしょう(^^;)



自宅窓から撮った朝空です。こういうのは簡単ですよね。「シャッター最高速・絞りF16以上・無限遠」で固定しときゃいいワケですから。





自宅からちょっと離れたところにある教会です。





まがるーーーーー!! 相変わらずの湾曲収差です(^^;




地下道撮ってみました。たしか1/15秒程だったかと。




明らかに明るすぎ。まぁ、補正は効くので良いけど。




何度か続けて足を運んだことで、新宿という街の印象が変わってきました。以前はむしろ嫌いな街だったんですが、ちょっとづつ、好きになってきました。

勘露出 その2 ~リベンジ~

2005-09-15 20:35:56 | カメラ
さて、前回の失敗を踏まえ、気持ちオーバー気味に勘露出補正をして撮ってみた第二弾です。
多少はマシになってるでしょうか...


んー、も少しオーバー気味が良かったかも。トラックの荷台の文字がちゃんと読めません。



夜、白車。これはバッチリです。




吊り看板の文字はつぶれてますが、夜っぽい雰囲気は出てますね。




さて、今日は病院で、検査結果を聞いてきたのですが、検査の結果は異常ナシ。
便に混じってた血は、下痢によって腸壁に傷がついた為に出血した可能性が高く、痛みがないならもう問題ないとの事。
おそらく疲れやら体調不良やらが重なって、一番弱いトコにしわ寄せが来たんでしょうね。まぁ、とりあえずは大丈夫そうなんでとりあえず様子見です。
で、快気祝いという事で、新宿に出て43-86つけたFで撮影。demidemiさんに教えて頂いた携帯で使える露出計と、industarさんに教えて頂いた勘露出の算出で、ちと頑張ってみました!
こちらは次回。


パシャパシャ撮って、時間も良い感じになってきたので、しばらく節制してた胃腸にご褒美に、前々から食べたいと思ってた刀削麺を食べてきました!
えらい人気&昼どきで、ものすごく並んでました!
基本的に『並んでまで喰う』ってのは俺の辞書にはないのですが、これだけは食ってみたかったので。種類が何種類かあって、俺が食べたのは『麻辣麺』という四川風の辛いやつだったんですが、辛いといっても、辛さ自体はさほどではなく、しっかり下味のついた挽き肉と味噌をベースに、香菜でアクセントを効かせた味が、たまらなく美味い!
久々に美味いもん食って大満足でした♪




その後、ヨドバシにてAgfaのULTRA100を購入。
なぜかビックでは取り扱ってなくて、「ありゃー、ディスコンか?」と思ってたら、ヨドバシにはありました。
一本577円!!
久々の高額フィルムです。今度の休みにでもコレ詰めて撮影に行こうと思います。楽しみです♪

GRデジ正式発表

2005-09-14 23:34:45 | カメラ
フィーバーは昨夜だったようですね(^^;)
えー、一夜遅れですが、リコーのGRデジタルの発表会があったようですね。

有効記録画素数は813万画素。撮像素子は1/1.8型原色CCD。

レンズは、35ミリ換算で28ミリ・F2.4の明るい単焦点レンズを搭載。

レンズの絞り羽根の枚数は7枚。周辺部まで均一な写りになるように、レンズ群の光軸を1台づつミクロン単位で調整した...らしいです。


まぁ、ほぼ期待した通りのスペックですね。
「GR」という以上、レンズはズームレンズではなく、28mmの広角単焦点以外はあり得ないでしょうし、形も大きさも、銀塩GRを踏襲していると思います。
光学ファインダーが省略されたらしいですね。かわりに外付けファインダーが発売されるらしいです。
これまた賛否両論あるでしょうが、取ってつけたような作りの悪いファインダーをつけるよりは、その分液晶をデカくし、アタッチメントとして「見る」ための専門のパーツを作る、ってのは、割り切りができてて俺的には好感が持てる材料でした。
そしてなにより、高倍率ズームが当たり前の今のご時世に、広角単焦点ですよ...
いや、漢だ。
ホント、漢ですよ。

しかし8万ですか....
俺の財力ではおいそれと手を出せない額ですなぁ...

今8万あったら....

....中古のローライでも買いますね(^^;)

一番現実的なのは

借金返済


ですけどね _| ̄|○


さて、先週の神保町~湯島聖堂の続きです。
今日はFM10+Cosina 28mm MC macro、フィルムはACROS100です。


入り口の門。なかなかの佇まいです。




孔子像です。




お聖堂です。神社仏閣なんぞ撮ってると、ちょっと土門拳気分です♪




広いんですよ。

勘露出 ~初代F 試写~

2005-09-13 22:46:06 | カメラ
初代F、試写です
400TXとAi50mm F1.4という、俺の撮影で最も多い組み合わせです。
全く露出計に頼らずに撮るのは初めてなので、最初は一番慣れた組み合わせで、という事で。
まぁ、ラチチュードの広いモノクロネガですから、そんなに露出に神経質になることはないのですが、とはいえ、目安となるものさえないというのは、やはり心もとないものです。いつもチラッとチェックしているだけのあの露出計の数字やらLED表示やらに、どれほど頼っているかわかるってもんです。

どうも俺の脳内露出計は、1~2段程アンダー気味なようですね。特に薄暗い屋内撮影でその傾向が顕著です。今、Fの中には二本目のフィルムが装填されてるのですが、意識的にシャッタースピードを「ここ」と思った数字より一段オーバーに撮るようにしてます。
フィルムのラチチュードってのは、たいていの場合、上側に広くなってるので、アンダーよりはオーバーの写真の方が、救済しやすいのですよ(^^;)
よっぽどの大外しでもない限り、Photoshopでどうとでもイジれますし。

勘露出で撮影→フィルムスキャナで取り込み→Photoshopで補正

という手順を踏めば、乱暴な言い方をすれば、撮影時の露出なんて、殆ど気にかけなくてもいいくらい。
デジカメでは、こうはいきません。銀塩フィルムの広大なラチチュードは、デジタルデータとして扱う上でも、露出の柔軟性という、デジカメにはない利便性があるのです。これは、明確な長所だと思います。
....もちろん、本当は撮影段階でガチに意図通りに露出をあわせられるのが一番良いですが(^^;)
しかしながら、このブログにアップする写真は、原則的に画像のリサイズ以外には、全く手を加えていません。それでもやっぱり俺は、ちゃんと撮れるようになりたいので(^^;



はい、どアンダーです(^^;
日中屋外・快晴だったんですが、ちょい絞りすぎました。




室内です。これはどちらかというとオーバー気味ですか。
少女漫画とウォーレンバフェットの本が同居してるあたりが(^^;




地下鉄の駅構内です。これは大体適正かな?

初代。 ~ニコン F アイレベル~

2005-09-11 17:34:01 | カメラ
本日の、世の中的な最大のトピックスは、なんといっても衆議院選挙でしょう。
「ぬの。」も、朝メシ喰って近所の小学校で投票をしてきました。
相変わらず体調(主に腹)が微妙で、今日は投票終わったら一日寝てるつもりだったんですが、行きしなにダメ元でニコンのSSにTelし、木曜に完了予定の「例のブツ」の進捗状況について尋ねたところ、「もうできてます」との事で、急遽受取に新宿へ飛びました。

遂に皆様にお披露目です。
日本光学初の一眼レフレックスカメラにして、世界初のプロ仕様一眼レフカメラ。


Nikon F(アイレベル・白)

です。

購入後、ニコン純正のオーバーホールに出して、分解清掃・注油・接点清掃・シャッター調整をしてもらっていたので、購入日にインプレが書けなかったという訳です(^^;)

俺が買った個体は、#640万番台以降の、コレクション対象としては少し新しすぎ、美品を見つけるのが困難&フォトミックファインダー対応前のモデルなので、フォトミックファインダーが付かない=露出は山勘or単体露出計で。という、実用としても若干微妙なロットであるが故に、あまり高い値段の付きにくい年式のものではありますが、とはいえ動作に問題なく、外観もそこそこキレイな初代Fアイレベル(白)が、なんと35800円!!
少し前では、ちょっと考えられないような破格です。
プリズムに若干の腐食と、フィルムガイドレールに若干のメッキの剥離、レフレックスミラーに薄い拭きキズのようなものががある以外は、動作も元気。とても41年前(SNから察するに)に製造されたものとは思えません。
今回は、ちょっと写真多目で(^^)





シリアルナンバー、"6558455"。
手元の「ニコンF3完全マニュアル」をひもといてみたところ、#655万台のロットのものは、1964年5月~1964年9月までに生産されたもののようです。
丁度41年前。俺より10歳ばかり年上です。




#670万台半ばまでは、NIKONマークではなく、旧光学マーク(通称おにぎり)がつきます。




ファインダーです、○で囲ってある部分に、腐食が見られます。実際にファインダーを覗いてみると、まったく問題ないです。




さて、初代Fの最大の特徴である裏蓋です。このツマミを回すと...




裏蓋全体がカパッと外れます。シャッターはF3同様チタン幕横走り。最初期型の#640万番台には、一部布幕のものもあるようです。




アイピースの形状は、FM10と同じ角型。視度補正レンズとかは使えないようです(^^;)視野率はこの当時から100%!!




初代Fの特徴、その2。"A-Rリング"。底部に巻き戻し用ボタンが付いたのは、F2以降です。初代は、撮影時はA、巻き戻しの際はRに切り替えるものです。自動で戻ってくれるような親切な作りではないので、巻き戻し後は、このリング位置を戻すのも忘れちゃいけません。
...とはいえ、絶対1,2回は間違えそうな予感(^^;)
このリングや裏蓋は、まんまRF機のニコンSPと同じ仕様ですね。
当時「指が曲がる」と言われていたらしいシャッター位置ですが、意外にも俺の小さな手には、グッドな位置でした。下手したらFM10やF3より握りやすいかも。
人差し指と中指の間にストラップを挟みこむような形で握ると、ちょうど人差し指の先がシャッターの真上にくるんですよ。




ミラーアップ用のレバーです。これを反時計回りに回して黒点と赤点を合わせてシャッターを切ると、ミラーアップが可能です。
やってみましたが、正直もーのすごい使いにくいです(- -;)




時代の合うレンズがこれしかなかったので。オートニッコール43-86 F3.5を装着。
あの時代、この組み合わせで何人のカメラマンが写真を撮ったのでしょう...




かっこいいなぁ.....(*^_^*)




初代と三代目の揃い踏みです。こうして比べてみると、ジゥジアーロデザインのF3は、やはりオシャレですね。
初代は、見るからに質実剛健。頑固一徹なお爺ちゃんと、AEを備えた孫世代。
さて、これでどんな写真が撮れるやら!?


復帰(?)

2005-09-08 19:06:17 | その他
今日検査の結果を聞いてきたところ、便に血が混じってるとの事で、再検査とあいなりました。
また来週の木曜に検査結果を聞きに行くワケですが、その日は「とあるブツ(つか、もうネタバレしてっからいいじゃん>俺(^^;))」を受け取りにいく日だったりで、楽しみやら不安やらで、なんだか妙な感じです。

とはいえ、いつまでも養生生活してたら、せっかくダイエットで減らした体重&体脂肪が、着々と戻りつつあるので、こりゃさすがに動かんとヤバいという事で、光画馬鹿生活、復帰です(^^;)
ちょっと精神的にシャッター切れない日も2日ばかりあったのですが、そこらへんも、もう考えても仕方ないことなんで....


復帰第一弾は、湯島聖堂と神保町です。
病院帰りに撮影(^^;)
400TXを詰めたF3+50mmF1.4と、ACROSS100を詰めたFM10+コシナ28mm(共にフィルム装填から一週間以上放置)での撮影で、今日は400TX分です。



湯島聖堂は、毎日通勤で通りがかるのですが、中に入ったのは初めてでした。詳細写真は次回。




本を買うだけの用なら、都内にはいくらでも大型書店はあるんですが、この街の空気が好きです。


あいやぁ....

2005-09-07 00:07:35 | その他
気が付けばもう9月も6日...
今月入って全然更新してないし....

8月末に起こした腹痛にはじまる体調不良が未だ完全には収まらず、今は若干の風邪っぽさに苛まれております(- -;)
でも、だんだんよくなってきてはいるので、そろそろカメラ持って街に出られるでしょう。

そんな微妙な体調の中、久々にちょいとした衝動買いがあったのですが、このお話は今しばらくお待ち下さい(^^)
...つか、前回のコメント見ていただければ丸わかりですが(^^;)