トゥーン便り

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コロンブス

2007-09-13 19:46:30 | 催し物
 夏も終わり お芝居、 コンサートの季節だ。
 トゥーン文化協会主催の今季初のお芝居は Theater Kanton Zuerichによる『Kolumbus oder Die Entdeckung Amerikas』(コロンブス、若しくはアメリカ大陸発見)が 12日に催された。
 晴天にめぐまれての屋外公演とはいえ、夜の8時からは気温も低く毛布持参で行った。
 コの字にひかれた白いカーテンの中で演じられる。
黒いサテン様の生地で覆われた壇上(山型に舞台いっぱいに広げられている)に イザベラ女王が登場、中央の布をつかみ腰に巻きつければ あっという間に重厚な裾が波打つドレスとなる。
俳優6人が早や替わりで、バルセロナ、 船上、未開の地を立ち回る。
チェロ、 アコーディオンも小道具以上に場を盛り上げる。
コロンブスの栄光から凋落、最後の涙を流すコロンブスに圧された。
 脚本は Jura Soyler、ウクライナ生まれのユダヤ人で、ブッヘンヴァルトの収容所で27歳の若さで死んだ。
初演時にはすでに収容されていた。
 ワイマールに行った時、そこを訪れようかどうしようか 散々迷ったが、一人だったのでやはり臆した。
 西へ行けば黄金の国ジバングに行き着くと信じたコロンブス、500年前地球はまだ丸くなかったのだ。


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