
本日も晴天なり。
田んぼに氷が張っていた。
今までも数回、氷は張っていたのだが、
昼まで、こんなにも厚い氷が張っていることは無かった。
さらにメダカ避難用池にまで、氷が残存していた。
氷の下では、メダカがじっと息をひそめるが如く、
じっとして動かなかった。
今日は、年末押し迫って、
かなりの人が田んぼに集まり、
盛況であった。
その中でひときわ目立つのは、
やはり水屋崎さんである。
水屋崎さんは、せっせと水やりを行なう。



この水やりも、ホースから直接水を撒くわけではなく、
ホースから、いとどバケツに水をため、
そのバケツからジョウロへ水を汲み、
ジョウロから畑へ水を撒くのである。
面倒な事を嫌わず、
畑のため、お花のため、
マメな水やりを行なう。
そのため、バケツから畑へと、
何度も往復する。
こんな繊細でマメな性格を持つ一面、
一方では、メダカを虐待・・・
もとい、無意識のうちにメダカの攻撃をしている。
今朝、メダカ避難用の池には、氷が張っていた。
昼にも一部氷が残存していた。
メダカはじっとして動かない。
小作人の数人が池を覗き込み、
「さすがにメダカの動きが、止まっていますね」
などと話していたら、
水屋崎さん曰く、
「朝、氷が張っていたよ。
今もだけど・・・
あさー、水の中に酸素がいかないと思って、
氷を割って、思い切り、水面に叩きつけてやったよ。
そしたら、メダカが元気よく泳いだよ。」
小作人一同、それを聞いて皆一同漫才の「ツッコミ」側となり、
「それは、メダカが元気になったのではなく、
パニックに陥ったんですよー」と突っ込み返すと、
「いんや、違う、あれは元気よく泳いだ。
おれは、こいつらが酸素が足らなくなって死なないようにしてやったんだ。
氷がはったら、酸素が水に溶け込まないでしょ?
氷全部張ったら、駄目でしょ・・」
と言い訳を言っていた。
・・・物は言い様である。(まるちゃんのナレーションのように)
それでも、昼になっても、
メダカの池には、氷が残存していたのである。
一方、小作人Oさんは、田んぼの池に氷が張っていたので,
氷割りに精を出していた。
・・・無邪気である(まるちゃんのナレーションのように読んで)
でも、人は、なぜかしらこのような氷を割りたくなるものである。
霜柱の上を歩くのもこれに似ている。
結局、水屋崎さんは、
メダカのため・・・うんぬんと言っていたが、
河童が考えるに、
氷の下にメダカがいようがいまいが、関係なくて、
ただ単に池の氷を割りたかっただけで、
氷を割って、叩きつけたら、メダカがびっくりして泳いだ事を
元気よく泳いだと勘違・・・認識したのであろう。



田んぼに氷が張っていた。
今までも数回、氷は張っていたのだが、
昼まで、こんなにも厚い氷が張っていることは無かった。
さらにメダカ避難用池にまで、氷が残存していた。
氷の下では、メダカがじっと息をひそめるが如く、
じっとして動かなかった。
今日は、年末押し迫って、
かなりの人が田んぼに集まり、
盛況であった。
その中でひときわ目立つのは、
やはり水屋崎さんである。
水屋崎さんは、せっせと水やりを行なう。



この水やりも、ホースから直接水を撒くわけではなく、
ホースから、いとどバケツに水をため、
そのバケツからジョウロへ水を汲み、
ジョウロから畑へ水を撒くのである。
面倒な事を嫌わず、
畑のため、お花のため、
マメな水やりを行なう。
そのため、バケツから畑へと、
何度も往復する。
こんな繊細でマメな性格を持つ一面、
一方では、メダカを虐待・・・
もとい、無意識のうちにメダカの攻撃をしている。
今朝、メダカ避難用の池には、氷が張っていた。
昼にも一部氷が残存していた。
メダカはじっとして動かない。
小作人の数人が池を覗き込み、
「さすがにメダカの動きが、止まっていますね」
などと話していたら、
水屋崎さん曰く、
「朝、氷が張っていたよ。
今もだけど・・・
あさー、水の中に酸素がいかないと思って、
氷を割って、思い切り、水面に叩きつけてやったよ。
そしたら、メダカが元気よく泳いだよ。」
小作人一同、それを聞いて皆一同漫才の「ツッコミ」側となり、
「それは、メダカが元気になったのではなく、
パニックに陥ったんですよー」と突っ込み返すと、
「いんや、違う、あれは元気よく泳いだ。
おれは、こいつらが酸素が足らなくなって死なないようにしてやったんだ。
氷がはったら、酸素が水に溶け込まないでしょ?
氷全部張ったら、駄目でしょ・・」
と言い訳を言っていた。
・・・物は言い様である。(まるちゃんのナレーションのように)
それでも、昼になっても、
メダカの池には、氷が残存していたのである。
一方、小作人Oさんは、田んぼの池に氷が張っていたので,
氷割りに精を出していた。
・・・無邪気である(まるちゃんのナレーションのように読んで)
でも、人は、なぜかしらこのような氷を割りたくなるものである。
霜柱の上を歩くのもこれに似ている。
結局、水屋崎さんは、
メダカのため・・・うんぬんと言っていたが、
河童が考えるに、
氷の下にメダカがいようがいまいが、関係なくて、
ただ単に池の氷を割りたかっただけで、
氷を割って、叩きつけたら、メダカがびっくりして泳いだ事を
元気よく泳いだと勘違・・・認識したのであろう。


