宮城の作家希望

作品など

#15提案

2020-09-20 13:51:00 | 小説
ある時から私の体が老化を始めていた。それが今ハッキリと目に見える形になっていた。
体が機能を止め始めたのだ、もう時間はない。

その事を彼女は告げた。
私を見守り続けていた人物
闇天使
『私はかつて全世界の闇として時空人と戦っていました。そんな時に大聖女は現れ私を光と闇の融合した姿としての天使にしてくれた。そして私が自由に暮らせる様に女神の書と言われる本を作ってくれた。
所が貴女の先祖の魔導師がその本を使い魔法を使った、それが血の魔法と言われる聖女魔法の始まりになったが所詮は人間の体で大聖女の力を使うのだから無理が生じて生命を縮めてしまう。まさに今の貴女の状態です。確かに本を探せば助かるでしょうが時間がかかり正常な状態には戻らない。
もう一つは、私と融合して天使になる事です心も力も貴女のものです、その代わり天使の使命をまっとうする事になります。
此処での時間は永遠戻る事も自由です。
待って幸せに浸るか、融合して天使の人生を選ぶかは貴女自身です』

彼女の声はしなくなった


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