小さな仏壇だから大した物はなかったが、今の時代にはあまりない古いタイプの物がありそれはちょっと置いておこうかと。
一つは線香立て
安物やと思うけど、こういうお花の彫りをするのは昔風で今はあまりしないそう。祖母が亡くなった子供たちのために線香を手向けていたのかな、と思う。
父は5人兄弟の2番目。姉は2歳で弟も2歳、2歳、10ヶ月で幼くして亡くなっている。なんて悲しい、と思うが戦時中なので、珍しい話ではなかったのかもしれない。
香炉にして使っても良いですよ、とお店の人が言うので、香炉ねー?どうするのかな、と思ってたら仏壇仕舞いのお勤めに来たお寺さん、線香をポキポキ折って灰の上に並べていた。あ、なるほど、立ててたら灰が飛ぶ(クーラーついてたし)からか置いても良いのね。
家に帰ったら淡路の線香やさんに見学に行った時に粗品でもらった沈香の入った線香があった。ちょっと火をつけてみた。下駄箱の上で焚いてみると、家の中がほんのり良い香り。これ、良いかもね。
色々気持ちがザワザワすることが多い今日このごろ、落ち着いた和の香りで少し癒されてみよう。