下澤産業
KNB News
朝日町の木材卸売会社、下沢産業が7日、富山地方裁判所魚津支部に自己破産を申請しました。
負債総額はおよそ25億円と見られ、県内では今年に入り最多です。
信用調査会社の帝国データバンク富山支店によりますと、下沢産業は大正3年創業の老舗で、製材だけでなく合板や建築工事など幅広い商品展開を進めて、ピーク時には年間92億円あまりを売り上げていました。
しかし主力商品であるロシアからの北洋材がおよそ4割値上がりして収益が悪化、さらに建築基準法の改正の影響でマンションや住宅の着工が減少して、去年の売上げはピーク時の3分の1にまで落ち込んでいました。