今回お世話になったのは、2月に営業を再開された民宿 『下道荘』 さん。
津波被害で一時は廃業に追い込まれた民宿を、新たに高台移転し再開されたのでした。
とってもきれいでさり気なく自然に和めて、「実家に帰った感覚」(娘の声)で泊まれる民宿って感じです。
ご主人には再開にかける思いや震災後の地域のお話などいろいろ伺うこともできました。
玄関兼ロビー空間。 夜はここでボランティアさんたちがくつろいでいました。
オープンの時にいただいたんでしょうね、花があちこちにいっぱい!
玄関側からフロントを見た感じ。
お部屋。 どの部屋からも海が眺められるようです。
ゆかたも用意してありました。
お風呂の脱衣所。
お風呂はいつでも入れるようになってました。
トイレの手洗いスペース。 造花?と思ったら本物のチューリップ! 一気に春になった感じ。
食事はこちらで。。 夜は団体さんの歓迎会が入っていたようです。
新鮮な刺身・・・
玄関ロビーに掲げられていた大きな一枚板の看板。 『一期一会』
三月オープンにどうしても間に合わせたかったそうです。 それというのも一周忌の法要の場などとして使ってもらいたかった。20件ほどに利用してもらったと話されてました。 また、親戚を訪れる人の宿に、そして復興のお手伝いに来てくれる人の宿としても使ってほしいという思いがあったそうです。(ボランティアだと宿泊代が500円引きになります) 確かに今回は本当に助かりました。 行きたくても宿がない・・・ あっても高い・・・ など、宿泊場の問題は結構大きい気がします。 また、歓迎会をしている風景を雰囲気で感じながら、ここにこの会場があってくれるからこういうこともできるんだなと、『あることの意義』はとても大きいと思いました。 再建にあたり、みんな大変なのに自分たちだけ先にこんなことしていいのかと随分迷ったり悩んだりしたそうですが、わたしは再建してくれてホントありがとうございます! と心から思いました。 最近は結構お客さんの予約も入ってきているそうで、何よりです。
どこかで何かの動きが起きるとそれが周りにもいい意味で波及し、一回り二回りと広がっていけると思います。 働く場ができるという点一つとっても、大きいことです。
ご主人との話の中で娘がめかぶ大好きなんですと話したら、翌朝、た~っぷりのめかぶサービスしていただきました。