
「城」と書いて「グスク」と読むそうです。
コトバンクより・・・
沖縄で聖所、城塞(じょうさい)をさすことば。グシクともいい、一般に「城」の字をあてる。その性格は複雑であるが、小高い丘、岩山などに立地し宗教上の聖所(風葬所を含む)としていまなお尊崇の対象となっている点では共通している。調査が不十分なため実数は不明であるが、北は奄美(あまみ)地方から南は宮古、八重山(やえやま)地方に至る琉球弧の島々に200以上分布するといわれる。沖縄本島地方の事例でみると、グスクは御嶽(うたき)(集落の聖所)と同質のもので、その付近から先史時代(とくに編年上グスク時代と称される時期)の集落跡、貝塚が発見される例が多い。また沖縄独特の石垣と拱門(きょうもん)(アーチ型の城門)をもつ城塞に対してもグスクという呼称が用いられるなどバリエーションが大きく、その性格の理解をめぐって研究者間でいまなお論争がなされている。
はい。いかがでしょうか。なかなか興味深いですね。
先日、首里城の復旧について記事にしましたが、それ以外に沖縄に行ったとき見た「グスク」は2か所
ひとつは勝連城です。凄いね~ もう感動もの!!見てるだけでドキドキするの。

勝連城址ホームページより
15世紀、海外貿易により勝連に繁栄をもたらした阿麻和利が居城したとして有名な勝連城。
2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。
自然の断崖を利用した難攻不落の城と言われる勝連城ですが、その城壁は優雅な曲線を描き、女性的な美しさを感じさせます。頂上に登ると太平洋に輝く青い海が一望できる沖縄有数の景勝地です。
天気は曇り空でしたが、案内の通り頂上からは沖縄の海が見えました。

再び勝連城址ホームページより
勝連城跡の考古学的な発掘調査は、1960年に始まり現在まで続けられています。
整備も昭和52年度より、石積の修復工事を主とした整備を行っています。
これまでの発掘調査により、勝連城跡からはさまざまな遺物がでてきています。
私が見学したときも発掘調査が行われていました。

悲しい歴史のある城だったようですね。

※当時は無料でしたが、現在は見学料が必要なようです。
もうひとつは、中城城(なかぐすくじょう)。

中城城跡ホームページより
中城城跡は、中城村と北中城村にまたがり東北と南西にほぼ一直線に伸びた標高150m~170mの石灰岩丘陵上に立地する山城で、南東側は15m以上の切り立った断崖、北西側は勾配のきつい傾斜面となっているため城内に至るには正門や裏門に面している東北と南西の丘陵尾根沿いしかなく、守りやすく攻めにくい地に築かれています。
城は6つの郭からなり、城壁は琉球石灰岩で積まれ、自然の岩石と地形的条件を巧みに生かしながら美しい曲線で構成されています。
これのことですね!!

頂上からは「海中道路」が見えたよ!!

私は専門家ではないので、ここでうんちくを語ることはできませんが、いずれも世界遺産に登録されています。
沖縄にはまだたくさんの「グスク」が存在していますので、興味がある方はきっと巡っていくのだろうな~と思いました。
2012年12月27日
ケント世界遺産に触れる①(勝連城)
海中道路
ケント世界遺産に触れる②(中城城跡)
先日はダイナミック琉球でしたが、今回沖縄を想像させる曲として
「愛より青い海/上々颱風」を思い出しました。
※1991 JAL夏 沖縄キャンペーン 上々沖縄 懐かしい~!