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‥公園の中で音楽を集おう!‥

今まで聴いてきたロックのアルバムの中で、気になっている作品をいろんな角度から検証してみませんか?

検証11 So/ Peter Gabriel (Bプログラム)

2014-05-31 09:59:04 | 検証


・・・そのストイックさが鼻につく・・・



1.タイトルについて
5作目にして初めてタイトルが付けられて話題となった。
とっても“らしい”といえばらしいタイトルだ。


2.アートワーク
5作目にして初めて本人の「まともな」写真がジャケットになり話題となった。
だって今までコレだもん。

4作目に至ってはもはや本人ではなくなってるし。


さて、デザインは、この手の仕事をやらせればピカイチのピーター・サヴィル。
当時としては破格のギャラだった。

写真だけの他、タイトルも何も一切無いというのも“らしい”

CDは写真にタイトルと名前があしらわれている。

(リリース当時のCDジャケット)
このロゴなどが当初フィルムパッケージのラベルだったということで
一悶着あったらしい。

ちなみに冒頭の画像は当時のLPから起した2012年に出た日本盤紙ジャケット


3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)について。

25周年デラックス・エディションを入手した。


2012年にリマスターで再発された際に曲順が替えられたのは、
何でも本人の意思を尊重したとのこと。

それはつまりこういうことだ(「Classic Albums」より要約)

LPは、中心にいくにつれ情報量が減ってくる。
なので低音を前面に出したい、お気に入りの「In Your Eyes」は、LPの1曲目にした。
CDならそんな制約は無いから当初の意図通りラストにした。

英国紳士らしい生真面目さと頑固さが表れている。
言われてみればそうなんだけど、考えもしなかったことだ。

得てしてLPの1曲目がインパクトが強いのは、そういうことだったんだ。


以前からロバート・ワイアットの「Biko」をカヴァーするなど
アフリカへの関心を示していた彼だが
今回セネガルのユッス・ンドゥールを起用しサウンド面でも
アフリカへのアプローチを強めている

ユッス・ンドゥールはツアーにも同行、世界中でその名が知られることになった。

その他、本作には名だたるミュージシャンが名を連ねている。
1.Stewart Copeland(ハイ・アット)
2.Kate Bush(ヴォーカル)
5.Jim Kerr(バック・ヴォーカル)
7.Stewart Copeland(ドラムス)、P P Arnold(ヴォイス)
9.Bill Laswell(ベース)、Nile Rodgers(ギター)、
 Manu Katche(トーキング・ドラム)、Laurie Anderson(ヴォイス)

4.P.Vや当時のライブ映像について。

PV、「Sledgehammmer」は説明不要だろうが蛇足を。
詞の内容は、ずばりセックスだ。
冒頭の映像がそれを物語ってるが、
精子が泳いで卵子と受精する顕微鏡の映像に尺八のサウンドって、、、
果物カゴ、ミツバチ、雄蕊と雌蕊、これらは全てセックスのモチーフだ。
ここまで書けば「Sledgehammmer」とは何を指すのかお分かりだと。
こういうことを生真面目にやるところがいかにも英国人らしいと思う。

大好きなローワン・アトキンソン然り。

特にライヴになるとそれが顕著になる。
そんなストイックさが時には鼻に付くことがあるけど。

そうは言っても「Red Rain」や「In Youe Eyes」には大きく揺さぶられる

ライヴはデラックス・エディションに未発表の1987年アテネでのライヴ音源と
映像が入ってる。
音源は全16曲、映像は15曲、共に5曲が本作から。


当時リリースされたPV集はレーザーディスクで持っているが
全曲集とも言うべきRV集がDVDで出ているのでそれが激オススメ。


本作から6曲が収録されている。

「Don't Give Up」なんだけど、
Kate Bushと延々抱き合ってるだけのヴァージョン1はGodley+Creme監督。
残念ながらLDで収録されてたヴァージョン2の方がDVD未収録。
ま、YTとかで見ればよし。

5.関連商品について。
CD全盛期に入ったばかりで5インチのCDシングルが出始めた頃だ。
「Big Time」だけ持ってる。


見開きジャケットなんだよね、開くと歌詞が書いてある。
1.Big Time(extended version)
2.Curtains
3.No Self Control
4.Across The river
5.Big Time(seven inch version)
3.は3rdアルバムにも収録されたシングル。
内容は、双極性障害もしくは統合失調症の症状。
5.はアルバムと同じテイク。


ところで、LDのジャケットに大きくCVと描かれている。


これがVideo Clipsの略なのならば
アルバムタイトルのSOは、
何かの略なのか?

Wikiったら、、5枚目のアルバムと言うことで
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の「ソ」から来ており、
本人いわく「何の意味もないよ」とのこと。
なーんだ、つまらん。

ドキュメンタリーシリーズ「Classic Albums」でも
2つの文字と単語のフォームが好きだった。それだけのこと。
グラフィックと相まって短い文字の組み合わせが商業的にも適している、と。

まぁそういうことにしておこう。

ちなみに
カラオケ(DAM)で唄えんのが
「Red Rain」「Sledgehammer」だな。


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