こんにちは。
はかりの三和屋、奥田です。
今週末は、高知では気持ちのいいお天気になりそうです。
本日は「レトロなはかり」で少しWEB検索をしてみました。
古いはかりは、アンティークとして収集する方もいるようです。
骨董品を販売しているお店、所蔵品を紹介しているサイト、
訪問先で見つけたというブログなど、
多くのアナログ式はかりが紹介されていました。
アンティークとしては、上皿天秤や上皿さおはかりが人気です。
確かに見栄えもよく、非常に魅力的で、
思わず価格を確認してしまうようなものも。
しかし、古い道具の魅力は、なんと言っても機能美。
外見がよいだけでなく、「計量」という精密な機能を兼ね備えることで
はかりは一層魅力的に感じるのだと思います。
そこで、今回は「レトロなはかり」として扱われる品々から、
今も現役で活躍しているものを紹介したいと思います。
丁寧に扱っていれば、もしかすると、数十年後には
骨董品として高価で取引されている可能性も…?
◆手ばかり/ばねばかり
ショップでは少ししか掲載していませんが、
実店舗では常時在庫しています。
小さく持ち運びやすい、揺れる場所でも使えるなどのメリットで、
今でも漁業や産業などで利用されています。
◆上皿天秤
理科室でお馴染みの上皿天秤。
皿にはかるもの、分銅を乗せて釣り合わせます。
精度が高く、薬品など厳密な計測に適しています。
◆上皿さおはかり
以前紹介させていただいた、職人さんの味方。
使い方はこちらをご参照ください。
製菓をはじめとし、定量を効率よくはかります。
◆アナログ上皿はかり
もっとも汎用性の高い、至る所で使われているはかり。
実店舗ではもっとも頻繁にご購入いただいているタイプです。
本体サイズや最小・最大目盛などバリエーションも非常に豊富。
◆アナログキッチンはかり
近年はコンパクトなデジタル式が人気ですが、
アナログ式のものを愛用される方もいます。
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以上のはかりは、現在でも製造・販売しており、
当店でお客さまに提供しているものです。
確かに、現在はデジタルはかりの価格が安定して、
よりコンパクト、より精密なものを選ばれる方も多くいます。
一方で、アナログ式の方が適している場合や、
体に馴染んだものをずっと使っていきたい方もいらっしゃいます。
例えば個人的には、レタースケールは、
特別高価なもの以外はアナログ式が使いやすいと思います。
デジタルでは郵便物の重さをはかって一覧表と比較する必要がありますが、アナログの場合は目盛版がそのまま郵送料金になっています。
このように性能面でも、
必ずしもデジタルはかりが優れているとは限りません。
昔ながらのアナログはかりの魅力も忘れないで欲しいと感じます。
(「レトロなはかり」で検索された大山宗伯東洋医学記念館さんのページに掲載されているはかりが、とても素敵だったので、興味のある方はぜひご覧ください)