みつばちエンジニア

SEの閉塞感のすごい日常の打開を夢見て、日々のモヤモヤを綴ります。

余白と可能性

2024-04-25 11:13:48 | 日記
「人間だけが神を持つ。今を超える力、可能性という内なる神を」ガンタムユニコーンで出てきた言葉だが、どういう意味だろうと考えれば考えるほど好きになる言葉だ。人間には(物理的な意味でなく)成長する可能性があって、それが今は形がなくても、将来に形に現れるかもしれない。いや、きっと形に現れるに違いない。人間はそう言う希望を持って生きていくものだと言う言葉と理解した。
将来の可能性は、残された時間が長ければ長いほど大きいし、固定化した思考や行動がないほど高くなると感じる。つまり若いというだけで可能性と言う価値が大きい。この価値は歳を経るだけで失われるものであるため、毎年、毎年、知識や経験と言う形で可能性を具体化していかないといけないのだと想う。
若いと言うことは、時間や柔軟さがあり、大きな余白を持っていて、この余白が可能性と言う価値はだと感じる。
最近の企業経営では、企業の利益追求が命題となっているため、必死にに無駄を排除して、余白を削りつづけてきたのではないかと思う。余白をなくなれば成長の可能性も一緒になくなるわけで日本の低成長は懸命余白を削って効率化した結果ではないかと感じる。
無駄を排除するために、若手に過去のノウハウをなぞることを強要し、失敗して学ぶチャンスを奪い、膨大な仕事を詰め込むような組織に価値はないし、成長の可能性もないと感じる。
これから仕事を始める若い人たちには、自ら考え、行動し、失敗できる環境で働いてほしいと思うし、自らの可能性と言う内なる神を信じて色々な経験を価値に変えていってほしいと思う。

サーバントリーダーシップ

2024-04-25 01:55:27 | 日記
最近システム開発はサーバントリーダーシップが適していると耳にすることが増えてきた。
サーバントリーダーシップとは人に仕える(奉仕する)ことでリーダーシップをとる考え方だ。リーダーはチームメンバー一人一人に奉仕し、それぞれのチームメンバーの生産性を最大化することを目指す。メンバーはリーダーを信用し、その専門性を最大限に発揮して自信の業務に集中することができるようになる。

しかしながら、日本でそのままアメリカから来たマネージメント理論を真似しても効果が出にくいのではないかと想う。アメリカは多くの人がキリスト教のプロテスタントの国と思う。その結果、多くの人が下記の価値観を持っているのではないかと思う。
・人は全て神の前に平等
・全ての行動は神様が見ており、よい行いは人に見せびらかすものではない
・人にしてほしいと思うことを自ら行う
そうすると、プロジェクトのリーダとメンバーは自然とフラットな関係になり、お互いを尊重(尊敬の念を持つ)し、また、メンバー一人一人がリーダーからの指示がなくてもプロジェクトのためにできることに自然にとりかかることができると思う。このように一人一人が自律してプロフェッショナルであるからこそ成り立つのではないかと思う。
しかし日本では、一般的に下記の価値観ではないかと思う。
・目上の人を敬う
・良いいことをすると人に褒めてもらえる
人に迷惑をかけてはいけない
そうすると尊敬の念が一方的でリーダーがメンバーに支えると言う考え方に違和感がある。リーダーに褒められることが原動力となるため、リーダーが行動を監視しフィードバックしないとモチベーションがでない。リーダーから指示されていないことに着手すると人の邪魔になるかもしれないので指示されるまではなにもしない。こんな風潮となってしまうのではないかと思う。その結果、働いている時間の長さわりに仕事は前進せずチームの仕事にパフォーマンスはでないのではないかと思う。
解決するには、チームのパフォーマンス向上のためには、(リーダー含め)全てのチームメンバーの価値観をひっくり返す必要がある。
しかし、何十年もかけて積み重ねてきた価値観を変えるには時間も労力もかかりすぎる。
ならいっそう、プロテスタントのミッション系の学校の卒業生だけを集めてチームの編成すればアメリカ的なマネージメント手法がすんなりはまり、パフォーマンスの良いチームができるかもしれない。