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2013-11-25 23:59:24 | その他コミック・小説
ひぐちアサ:原作
「おおきく振りかぶって(21)、(22)」
講談社

 



大人気本格高校野球漫画、最新刊!監督は女性、選手は全員1年生。県立西浦高校の新設野球部に集った10人の選手は、弱気な投手・三橋を中軸に、一丸となって甲子園優勝を目指す! 夏の埼玉大会で優勝したARC学園が2回戦で甲子園を去った頃、新人戦を勝ち抜いた西浦は秋季大会はシード獲得! 負傷欠場していた正捕手の阿部も本格復帰、さあこっから! 初戦は武蔵野第一だけど、学園祭もあるぞ!


大人気本格高校野球漫画、最新刊! 監督は女性、選手は全員1年生。県立西浦高校の新設野球部に集った10人の選手は、弱気な投手・三橋を中軸に一丸となって甲子園優勝を目指す! 秋季大会初戦の相手は、夏大ベスト4の武蔵野第一。速球が持ち味のエース・榛名を相手に、西浦は堂々と渡り合う。5回を1対1の同点で迎えたが、武蔵野第一は三橋の“まっすぐ”に違和感を感じ始めたぞ! このまま武蔵野打線を抑え込めるか!?




ちょっとお久しぶりのおお振り感想です。


正直、21巻、さっきまとめ読みしました(^^ゞ
積むつもりはなかったんですが、タイミングが悪くてまだ読んでませんでした(^^ゞ



さて、その21巻から新章開始☆

新人戦開始で勝利。みごと、シード権を獲得した西浦。

しかし、南部地区第一回戦の相手は・・・武蔵野第一高校
ジュニア時代、阿部がバッテリーを組まされていた椎名のいる学校。

しかし、現在武蔵野第一のスタメンで残っているのは椎名だけ。
(加具山くんたちは3年生だったから引退しちゃったんですね(^^ゞ)

新人戦もシードは取れなかった。
そして椎名と共に2年生で捕手・秋丸

ビデオでチェックすると、サインを全く出していない。
3年捕手よりも球は速いように感じられるが・・・



「その不安、的中させてあげようね」

同じ2年でありながら、エースで4番の椎名に対し、9番の秋丸はどう推察しても、仲間からも「大丈夫?」と思われているとしか思えない選手。
そこをついていこうと考えるモモカン。

本当は1年ながら、椎名の球を恐がらず取る清水がいた。
それと、誰がなんと言おうとマイペースというか一念発起という言葉から一番遠い場所にいる秋丸に一番不安を抱いているのは椎名。

でも、同じ中学出身で幼馴染で付き合いの長い秋丸は、何も言わなくても自分がやりたい事を理解しててくれるのも事実。




さて、西浦は怪我をしていた阿部くんがいよいよ本格復帰。
三橋的にはこれで鬼に金棒な気分。

しかし、初めてのあの敗戦で阿部君の考えもずいぶん変わってきたんですよね~。

改めて自分を裏切らない三橋を自分も絶対に裏切らないと心で誓い。

「打者をよく見て、おかしートコあったら首を振れよ」と言います。

あんなに椎名との事で「首を振るピッチャーは嫌いなんだ」と言っていた彼が。


そんな感じでいよいよプレイボール。

しかし、相変わらず椎名の球はなかなか打てず。
以前のようなノーマークではなくなった分、椎名君もいろいろ考えて投げてきます。
失敗しても・・・ここは、本来秋丸が盛り上げるトコなんでしょうが、事実上椎名に激飛ばしてるのは清水(^^ゞ

そんな中、田島が塁に出て足でかき回し、予想どおり秋丸の暴投で進塁。
しかし、やはり打者は続かず。
特に阿部に対しては・・・まさかの阿部君の読み負けという(^^ゞ


しかし、西浦の攻撃においてやはり狙い目は秋丸の暴投。
でも、彼も4回に1回は決まるし、決まれば球は速いし。
何より、本来ポジション争いをしている筈の清水が秋丸を立てている。
(清水君、いろんな意味でイイ子ですわー!負けん気強いし、気持ちの切り替えが速いし、縦社会で礼義がきちっとしてるし)


しかし、プレイの最中その秋丸が・・・何をどう言ってものれんに腕押しのようだった秋丸に、清水に捕手の座を奪われたくないなぁという気持ちが芽生えてきます。




4回ーーー
巣山くんが出塁。
でも、ここで出てきた田島くんに椎名君本気の投球で三振に。

というか、先ほどの気持ちの表れなのか?どうせサインを出しても嫌がられるからという理由で一切サインを出していなかった秋丸がサインを出し始める。
自分が投げようとしていた球なので首を横には振らないが、イライラしている椎名くん。


しかし、イイなぁ~と思うのは、阿部君から聞いていた椎名君像だと、下からも嫌われて・・・なのかな?と思っていたら、椎名さんが上へ行く前に、自分達がなんとしても椎名さんを甲子園に連れていった貴重な体験をイッパイさせてあげたい!と考えているところ。

でも、確かに練習風景でも椎名君を中心に、1年の面倒をよく見ているんですよね。
椎名君もこの学校で先輩たちに揉まれて成長したんだな!とすごくよくわかります。




試合以外の見所は、やっぱり文化祭をそれなりに?楽しんでる西浦ナイン達の姿かな?
その中でも、篠岡ちゃんの浴衣にエプロン姿の給仕さんが可愛かったです。
普段のジャージ姿とかなり違うせいか、篠岡ちゃんを好きな水谷君以外もみんな顔が真っ赤っか(腐腐腐っ)
阿部くんが何の反応も見せていないのは同中だから?(笑)
まぁ、三橋君しか目に入らない・・・という事にしておきましょう♪(〃∇〃) てれっ☆

それと、モモカンがたった2人で軟式を続けていた相手が・・・実は事故で死んでいたという衝撃的事実。
でも、モモカンの中では乗り越えているのか?花井君と喋るシーンでも暗そうな部分は無く。
むしろ、今「初めて甲子園を狙っている」という言葉を聞き、監督との目標が自分達の目標と知ります。



さて、おお振りはカバー下が楽しいんですが。
今回はなかなか本編に出せないいろいろ設定という事で。

まずは巣山君の大事にしているのは自転車で、実はチーム一オシャレさん設定。

西広先生の野球部に入った動機は・・・
実は彼はかなり漫画が好きで、特に野球漫画にハマっていた。
ちょっとやってみたいという気持ちにはなっていたのだが。たまたま仲良くなった友達が野球部を見学してみようかな?というのに便乗して今に至る・・的な?(笑)






22巻


武蔵野第一との続き。



とにかく、武蔵野第一の打者は三橋のストレートに翻弄されてます。
ただし、秋丸だけが三橋のストレートをみんなほど騒いでいなくて。しかも、バントをきっちり決めてきて。
でも、小林をはじめとして三橋のストレートの特質性に気付き始め騒ぎ始め。
清水がしつこく見て!と騒ぐので椎名も見てみるが、その特質性を見極め切れず。
自滅させられるよりはストレートは捨て、変化球狙いに切り替える武蔵野第一。

そんな中、なんと花井君が椎名の球をジャストミートし、ホームランにしてしまう。

大盛り上がりの西浦。
花井ですらホームランとは思えず途中まで必死に走っていた程。
途中で気付き、ダイヤモンドを走って戻ってきた花井は、誰よりも

「お前すげーぞ!」

田島君のこの一言で舞い上がる。


ずっと田島に追い付き追い越せを目標にしていた花井君。
タッパは田島くんより恵まれているし、同じく元4番。
田島君を認めながらも、自分もああなりたいと思い続けていた花井君が、やっと田島君の視界に入ったわけです!
傍からそれを感じたモモカンは、花井君が田島君の視界に入った事で、きっと互いが抜きつ抜かれつのイイライバル関係に育って行くだろうと。そうすればチーム全体が引っ張りあげられていく筈。と喜ぶ。


ここがね~試合の展開うんぬんよりも個人的に嬉しかったんですよね。
花井君が最初からむき出しで田島君をライバル視していたのはわかっていただけにね。
そして、アニメでの中の人繋がりでも私は早くこのシーンもアニメ化しないかな~?と思ったわけです。
もちろん、椎名君&秋丸君を含めてボイス読みですけどね(うふっ♪)



しかし、椎名が三橋のストレートを捨てると言っても、どうしてもその話になってしまう。
打てている秋丸は何度か球がどんなだったかを訊ねられるも明快な説明はしなくて。

と、ここで秋丸はきちんと仲間達に説明をする為に自分に打順を回してくれ!と言い出します。
これもまた椎名君的には驚きの発言なわけで。


実は、秋丸と椎名はずっと貼り合う仲だった。
しかし、少年野球の練習初日に、周りが椎名しか見ていない事に気付いた時、秋丸は『叶わないものへの挑戦』を辞めてしまったのだ。

悔しい思いはもうしたくないから

しかし、今のこの試合を通しどんどん変わっていく秋丸君。
椎名が捨てると言った三橋のストレートを打てるから打とうよと言い出す。
そして、2度目のバッターボックスで観察した三橋のストレートの特徴を自分なりの言葉でみんなに伝え始める。


そこから武蔵野第一の三橋のストレート狙いが再開。
清水がライナー性のヒットを打ち、椎名が綺麗に飛ばしてみせた。



ここで、三橋は三星時代を思い出してしまう。
誰も寄って来ない。誰も話しかけてこなかったあの中学時代の事を。
しかし、今は違う!
三橋を中心にして円陣が組まれ、みんなが後ろは任せろと声を掛けてくれる。
阿部が声を掛けてくれる。

そして必殺「サードランナー」(爆)


ここで、阿部は三橋がまだ練習中のナックルカーブを要求する。
完全に完成していないこのボールを投げるのを臆する三橋だったが、変化球も・・・今までの強豪校も翻弄された三橋のストレートも攻略された今、これに賭けるしかない!?





この22巻は、とにかくどんどん秋丸君に変化が見られるようになっているのと同時に、それがイイ感じに椎名君の変化に繋がっているのがイイですね。
ベンチで見守っていてくれている3年生に心の中で感謝したり。
なんというか・・・本当に今まで椎名像をイイ意味で崩してくれてたんじゃないかと。

また、椎名と秋丸を囲んでいる1年生たちが実にイイ子達♪
イイ意味でイイ後輩たちです。


でも、その裏でやっぱりモモカンの秘密を知り、さらに阿部君が戻ってきた事でいろいろ考えて頑張ってる西浦。
この2巻はどちらかというと感動面は武蔵野第一の方だったので、西浦ナインのエピソードは薄いですが、チーム制もライバル心もすべてひっくるめてイイチームです。

ただ、ここもそう言う意味じゃ「黒バス」の誠凛と同じく部活としては新設で人数がギリギリで、誰一人怪我も交代も出来ないギリギリチーム。
そんな中で、この秋大をどこまで勝ちぬいていけるのか?

早く続きが読みたいです!





  花井&田島 メモ帳 「おおきく振りかぶって」


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