コジタン-故事譚-

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人を見る目は無かった諸葛亮

2005年01月22日 | 三国志
殆どもう神格化され、
非の打ち所のない軍師として
描かれている諸葛亮。

彼は人を見る目はなかったようだ。
諸葛亮の好きなタイプの人間と言うのは、
趙雲、馬謖、馬岱、姜維などの
自分の言うことだけを素直に実行してくれる人間なのだ。

反対に嫌いなタイプというのが、
魏延、関羽などの
プライドが高く、自分の言うことを聞いてくれない人間だ。

基本的に彼は、自分の言うことを聞いてくれる
人間を周りにはべらせていたのだ。

馬謖を用いたおかげで、街亭の戦いで見事に負けたのは
周知の事実だろう。

死の間際、劉備は諸葛亮に
「馬謖は実力が伴わないから重用するな」と言っている。
だが、さすが劉備というべきか。
人を見る能力はあったようだ。

今、彼には軍事的な能力は余り無かった
というのが通説になっている。
彼はどちらかというと内政官、
政治家的な人間だったと思われる