少し前、スーパーには被災地応援の野菜があふれていた。
とにかく「被災地の野菜を買おう!」という感じで。
が、そもそも安く買えるということ=被災地の農家にとって力づけられるような嬉しいことなのだろうか?と、ちょっと疑問に思う。
被災地の作物は市場価格が下がっているためだろうから、結局利益の為だよねー。
企業である以上利益追及は当然だし、むしろ追及しなきゃダメなのはわかってるけど、ただ、購入する側の「被災地の為になれば」って気持ちを利用するようなことって、私はあんまり好きじゃない。
もっと正直に、「今日は安く仕入れられたので放出しまーす!」 って売ってくれたほうが、素直に新鮮で安くて支援になるものを買うなんて良い事した気分になれるじゃん>自分、ってなれるのに。
だって同じ物の中から、被災地だから支援するという理由で選んでもらうのって、作っている人のプライドにかかわることじゃないかって思うもの。
作った甲斐があった、と純粋に喜んでもらえて、負けずに頑張るぞっていう気持ちになってもらって、はじめて支援になるんじゃないかと私は思ってる。
そうは言っても農業家は作物をお金に代えることが必須だから、私が綺麗事を言っても仕方ないか。
善意の行動って自分が気持ちよくなるからだと、なかなか自覚出来ないから始末が悪い。
気をつけよう。
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