先月北陸地方に旅行に行った時に買って来た、石川県白山市(旧松任市)のお酒です。「酒屋」が「酒屋で酒を買う」という暴挙(?)に出てしまいました(笑)。
白山から湧き出る伏流水を加賀平野に実った良米により、天狗舞の酒は醸し育まれます。
(天狗舞醸造元 (株)車多酒造ウェブサイトより)
酒色は山吹かかった色をしています。これは、酒色を除去する際に大量の活性炭素を必要としますが、天狗舞の場合、色と一緒に酒の旨みまで除去されてしまうという理由で、活性炭をほとんど使用していないからです。
冷やで飲んでみると、山廃仕込特有の腰のある口当たりが印象的で、お酒が口の中の粘膜からじんわりと染み込んで来るようなイメージです。
原料米の五百万石の影響でしょうか、やや酸味を感じる時もあり、それが「やや辛口」的な印象を受けますが、ほんの少し温めてみるとその酸味が消えて、非常にまろやかな「旨口」のお酒に変身したのが印象的でした。
原料米品種:五百万石等の酒造好適米100%
アルコール分:15度以上16度未満
原材料名:米、米麹、
精米歩合:60%
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