毎日が遺言

チロに藁を

 老犬チロ。去年あたりから、後ろ足が腫れたりして、どんどん歩きにくくなっている。医者に行ったが、サプリメントとかでカバーしながら、痛み止めを飲ませるぐらい、とのこと。年をとったためか、ここ2年ほどで肉が落ち、やせ細って、後ろ足に力が入らないまま散歩していると、「チロも年をとったねぇ、なんだかかわいそうねぇ」と声をかけられることが増えた。
 チロの小屋は、11年あまり前、息子が友だちからもらってきたときに、大工だった亡き叔父が作ってくれたもの。身体には小さいし、床板が壊れているのだが、私たちが修理を試みても、いやがってすぐに元のようにしてしまうのだった。
 しかし、最近は、狭い所でうずくまっている姿勢が窮屈で、後ろ足が余計に痛いのではないかと思えるほど。
 妻と話していて、「あまっている藁を小屋の前に敷いてやったら、あったかいし、ゆったり寝られるかも」と思いつき、さっそく妻が敷いてやった。
 はじめは、突然見知らぬ、慣れないものが現れたので、いやがってどかそうとしていたらしいが、足に力が入らないし、今はあきらめたようす。
 寝るときははどうしているかな?と覗いてみると、藁の上に丸くなって寝ていた。やっぱり気持ちいいのかも知れない。
 藁が敷いてある場所は屋根が半分ほどしかかからなくて、夜露や雨は充分しのげないので、朝になると小屋に入っているらしい。今度の休みに、もう少し広い屋根を作ってやる必要があるな、と相談している。
 外飼いの犬は、やっぱりかわいそうだな…
 まぁ、家の中で飼うことは、我が家では絶対ないけどね。
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