テレビをつけたまま寝ていることがたまにあるので、戸を開けると、明かりも扇風機もつけたままだった。いつもなら、明かりも扇風機も消して、テレビだけつけて寝て、途中で気づいてテレビを消す、というパターンなのだが、今夜は珍しい。
「まだ起きてるんか~?」と声をかけたが、ばあさんはぐっすりと眠り込んでいた。
よほど疲れたのだろう。
今日は、ばあさんは、朝から腹部エコーなどの健診に行っていたのだった。どこかが悪くなったというのではなく、数ヶ月に一度の健診。降圧剤をずっと飲んでいるし、胆嚢に「泥みたいなものがたまっている」(医者の言)らしいし、そういうものが悪い方に向かないように定期的に調べているのだ。
ばあさんは、年を経るごとに、自分の体への不安が大きくなり、しかもそれを誰かに話していないとよけいに不安になるようなのだ。しかし、家では、私はもちろん仕事があるし、夕方帰った時は田畑に出る。妻は学研教室と家事に追われる毎日。あまり話さないが、ばあさんには相当なプレッシャーがかかっているのが分かるのだ。
それに加えて、ここ1ヶ月ほど畑仕事をずいぶんがんばったのがこたえて、膝の状態が悪くなっていた。
今日は、内科医院と接骨院をハシゴし、自分の体が思うように動かなくなる不安と、ずっと闘っていたんだろうと思う。
検診の結果は良かったようだ。晩ご飯の時、なんだか上機嫌で「今度一回胃カメラも飲んでみるわ」と笑っていた。膝の痛みも軽減されたようだ。
それで落ち着いたのか、今夜は落ちるように眠っているんだろうな。
我が母、78歳。必死に人生を生きています。
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