大阪「うちのテレビが薄型になってしもーた」
ちよ「あ、私のうちも、地上デジタル放送対応の新しいのに買い替える話をしていましたよー」
大阪「でも、テレビに厚みが無くなったら、木彫りの熊とか秘宝館のヒワイな土産とかどこに置けばええんやろ?」
ちよ「え?」
大阪「テレビの上以上にくだらない物を飾るのに最適な場所なんてあらへんやん」
ちよ「そ、そうですか?!」
大阪「木彫りの熊と赤ぺこと秘宝館と初音ミクを . . . 本文を読む
・・・・・その一・・・・・
『文化祭前日、準備中』
ちよ「あー、もう間に合いそうにありません!」
神楽「大丈夫、まだ6時だ! 明日の始業のベルまでまだ12時間以上あるぞ!」
よみ「徹夜はカンベンしろよ……」
とも「別に、出来なくてもいーんじゃない? 自分の限界以上の事をして失敗した時って、いつもより激しく後悔するもんだよ」
よみ「お前はまだ10%も力を出してねーだろ、働け!」
ででででででで . . . 本文を読む
とも「昔、オリンピックの水泳で、中学生が金メダル取った事あったじゃん」
ちよ「岩崎選手ですね」
とも「でも、その後に専門家やら何やらが、この娘はこの後、胸が出てくるからタイムは出せなくなってくるとかテレビで言ってたけど、まあ、だいたい当たった感じだよな」
ちよ「そう、なんですか?」
とも「で、諸君、思わないかね?」
よみ「何がだ?」
とも「神楽が何故水泳部なのかって事をだ」
神楽「言いたい事は大体 . . . 本文を読む
よみ「修学旅行は沖縄か~。北海道でなくてよかったよ~」
とも「けっ、イヤミなヤツだ、死ね!」
よみ「お前が死ね!」
とも「お前がハブに噛まれて死ね!」
よみ「お前がガケから落ちて死ね!」
神楽「移動は飛行機だろ。あんな鉄の塊よく飛ぶよな~……落ちたりしないかなぁ?」
ちよ「大丈夫ですよ~。飛行機はものすごいパワーのエンジンもついてますし、風の抵抗等を完璧に計算されて作られている物ですから、ただの鉄 . . . 本文を読む
とも「よし!」
よみ「何だ?」
とも「早口言葉大会ーっ!」
神楽「いきなり何だ?!」
とも「ちよちゃんが苦手だから、みんな負けないだろ?」
ちよ「たしかに、早口言葉は苦手ですけど……」
とも「このクソガキをボロボロに負かすチャンスだぞ」
ちよ「クソガキじゃないですよぉー!」
一同『…………』
とも「よし、みんなも了承したところで始めよう」
ちよ「まあ、いいですけど……」
とも「お題はこれだ『傲慢高 . . . 本文を読む
とも「……クレ~ンゲーム、クレ~ンゲーム……」
よみ「歌うな……何だ、そのテンションの低い歌は?」
とも「女はギャップで男を殺すって言うじゃない。だから私も歌っている時が静かだったら、ともちゃん可愛い! 美人! ステキぃ! ってなるかな~と」
よみ「納得いくまで追求してろ」
大阪「あー、金魚すくいやー」
ちよ「本物なんですか?」
榊「……前にロブスター取るのを見たことがある」
神楽「ロブスターって . . . 本文を読む
とも「大阪の将来の仕事か……たこ焼き屋は?」
よみ「発想が安直すぎるぞ」
大阪「あかんあかん……たこ焼き屋のおっちゃんって、くるくるめっちゃ速くたこ焼き回すやん。見てるだけで目ぇ回して倒れてまう~」
とも「なんだ、お前大阪人だろ! ニセモノか!」
大阪「せやから、純粋な大阪人やないし……」
とも「でも、今は大阪の名をいただいている身だろ! 大阪人の血が泣くぞ!」
大阪「……そんな無茶苦茶なぁ」
と . . . 本文を読む
・・・職員室・・・
大阪「ちよちゃんに、将来学校の先生になるんはどうってすすめられたんやけど、どうですか?」
ゆかり「なにィ!? こしゃくな!
では『これからの少子化に伴う公務員・教師の需要低下の中、いかにリストラされずに生き延びるか?』を30秒以内に模範解答せよ!
できなければ一週間の職員用便所掃除当番よ!。では、答えなさい!」
大阪「……ええ~っ、いきなりそんなん言われも~」
ゆかり「あ . . . 本文を読む
ちよ「みなさん、わざわざ集まってもらってすみません~」
よみ「でもなぁ」
とも「孤児院のクリスマスボランティア演劇なんて」
神楽「何やればいいんだぁ?」
大阪「哭きの竜なんてどうやろ?」
よみ「どんな演劇だ……子供達どころか私ですら内容わからん」
大阪「天性の強運を持ち、抱え込めば天下もとれると、極道達にジンクスを与えた雀(ジャン)ゴロ竜をめぐって仁侠達が……」
よみ「説明されてもわからんっ!」
. . . 本文を読む
とも「あ、単語帳!」
ひったくる。
とも「問題出してあげる!」
よみ「いいよ、別に……」
とも「えー」
よみ「聞いてねえし……」
とも「では問題。入れられます。入れられると、痛いです。そして、血が出ます。でも、そこには愛があります。さて、この行為はな~んだ?」
ちよ「クイズですか?」
よみ「もしかして下ネタかぁ?」
ちよ「しも……じゃあ、私にはわからないですねー」
とも「なーにカマトトぶってやが . . . 本文を読む
春の高校野球、地区大会。
よみ「なんでさー、どこの学校でも野球だけひいきされてんだろ? 応援に遠征なんて面倒くさすぎる」
神楽「まったく、水泳部の方が成績はいいのにな、誰も応援に来やしねえ」
大阪「一人来てたやん、木村先生」
神楽「……ああ。でも、生徒じゃねーだろ」
ちよ「うちの野球部って強いんですか?」
榊 「……勝ったという話は聞かない」
ちよ「そ、そうなんですか……」
とも「あー、今のオフ . . . 本文を読む
榊「……あ」
下駄箱を開け、固まる榊。
とも「榊ちゃん、おひゃー」
よみ「おはよう」
榊「……ああ、おはよう」
とも「どうした、ぼーっとして……あれ?」
榊「あ……」
ともが榊の下駄箱から何かをぶんどった。
とも「おおっ、これは世の噂に聞く!」
よみ「なっ、ラブレターか?!」
大阪「おはよーさん」
ちよ「みなさん、おはようございます」
とも「おっす……おおおおお!」
ちよ「どうしたんですか? . . . 本文を読む
大阪「あれ?」
よみ「どうした大阪?」
大阪「なー、持ってたら貸してくれへん?」
よみ「いいけど、何を?」
大阪「あ~、な~、う~、あれや~。その……なんていったっけなぁ?」
よみ「何だよ……?」
大阪「名前が出てけ~へんのやぁ~」
とも「あー、そういう時ってよくあるよな」
大阪「ここ……ここまで出てるんやけど」
とも「ここって……胃までだったら当分出てこないだろう……」
大阪「……おお、そやっ! . . . 本文を読む
「にゃも~、遊びに来てやったぞー」
「…………」
「あれ、いないのか?」
がちゃ。
「きたぞ~。留守か~」
「…………」
「あっ、なーんだ、いつまでも寝てんじゃねーよ、オラオラ。今何時だと思ってるんだ!」
「……うぐぅっ!」
どが。
布団をひっぺがすゆかり。転げ落ちるみなも
「……あんたさぁ……どうやって入ってきたのよ……」
「合い鍵つくっておいたから。いつでも好きな時に出入り自由よん。あは . . . 本文を読む
神楽「榊って、将来獣医になるのか?」
榊 「……まだ決めてないけど……動物のケガや病気を治せる人になれたらいいなって……」
ちよ「わー、それは素敵すねー。獣医さんには、忠吉さんも大変お世話になっますから」
とも「でも、あれだろう?」
よみ「どれだ?」
とも「獣医の主な収入って、犬とか猫の去勢だろ?」
神楽「去勢って……チンコをチョンすることか?」
とも「そうそう」
ちよ「……!」
榊 「……!」
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