・・・ドッカ~ン編・・・
あいこ「しかし……手作りビーズアクセサリーのなんて流行らんなぁ。路上で売った方がよくないか?」
どれみ「小学生でそれはマズいっしょ。私達がここに来た当初の悪夢再来だね~。お菓子屋の時の売り上げがなつかしいなぁ」
あいこ「あはは、あの時は若かったなぁ」
どれみ「ホントホント」
カランカラン。
お客 「ごめんください」
二人 『いらっしゃいませー!』
ほぼ反射的に、こな . . . 本文を読む
ももこ「失礼しますぅ~」
どれみ「……うう~」
ゆき 「あら、どれみちゃん。どうしたの」
ももこ「どれみちゃんお腹イタイって」
ゆき 「わかったわ、ベッドに横になって」
ももこ「それじゃ、ゆき先生お願いします」
どれみ「……ありがと、ももちゃぁん」
ももこ「どれみちゃん、ドコンジョウでガンバね!」
どれみ「……おー、いえ~すぅ……」
ゆき 「お腹痛いって、何か悪い物でも食べたのかしら?」
どれみ「 . . . 本文を読む
「……イテテ、おうっ、しみるぅ!」
MAHO堂の二階で、どれみがキュロットスカートを横にずらして、股間付近に軟膏を塗っている。
「どれみちゃん?」
「どわぁっ! は、はづきちゃんかあ……びっくりさせないでよ~っ」
「こんな所でそんな格好して、何やってるの?」
「昨日ホウキに長時間に乗ってたじゃん。それで股擦れしちゃってさあ……歩くたびにイタイんだよ~」
「うわぁ、赤くなってる。痛そう……」
「の . . . 本文を読む
***ドッカ~ン編****
・・・2階・・・
「あー! ハナちゃん重くなったなぁ!」
どさっ。
どれみが眠りこける少女ハナを、背中からベッドに降ろした。
「ご苦労じゃったな」
「身体は大きくなったけど、精神はまだ2歳なのよねぇ」
と、マジョリカとララ。
「ああ腰イタ……ママの勤めと思ってあきらめますけど。どこでも寝るクセだけは、大きい間はやめてもらわないと……」
ママの苦労は知らずに、 . . . 本文を読む
今日のおるすばん組はあいことおんぷ。
「おんぷちゃん、芸能界ってやっぱり楽しいとこなん?」
「うーん、大変だけど色々な人に出会えるのは楽しいかな?」
「でも、けったいや奴も多いやろ。変な事されてない?」
「まだ変な事はされた事ないけど、言われた事はあるわよ」
「なに、セクハラかっ?!」
「まあ、でもおじいさんだったから」
「おじいさん?」
「うん、縄師のおじいさんがね」
「なわし?」
「番組の罰 . . . 本文を読む
・・・ドッカ~ン編・・・
ももこ「ねーねーハナちゃんって、私達くらいに大きくなったって事は……」
どれみ「ん?」
ももこ「やっぱりここにも生えたのかな?」
はづき「ぶっ!」
あいこ「……はづきちゃん、お茶ふかんといて……コントやあるまいし」
はづき「ご、ごめんなさい」
ふきふき。
あいこ「でも、それは私も気になっててん」
おんぷ「じゃあ、それは百聞一見にしかずということで」
ハナ 「みんな~、 . . . 本文を読む
客「おんぷちゃん、じゃあ、また」
一同『ありがとうございました~!』
どれみ「いや~、MAHO堂にあのタクキムが来るなんて夢みたい~!」
おんぷ「こないだドラマで共演した時の約束を守ってくれたのよ」
あいこ「思ったより義理堅い奴やねんなぁ~」
はづき「そうね、芸能界一のプレイボーイって話だけど、意外と……」
おんぷ「それなのよ!」
はづき「ひゃっ! ど、どうしたの、おんぷちゃん……」
おんぷ . . . 本文を読む
どれみ「これおんぷちゃんの写真集じゃん。あれ、これ見たことない。値段も書いてないし」
おんぷ「うん、ファンクラブ会員限定発売の、サービス品なの。私も持ってないし、事務所にあったから貰ってきちゃった」
どれみ「サービス品? ……なるほど、水着ばっかりだね。でもこれ、昇学記念本って書いてあるけど、いつ撮影したの?」
おんぷ「う~ん。2月に撮ったんだけど、沖縄だったから寒くはなかったわ。だけど、その時生 . . . 本文を読む
パティシエ編。
・・・お菓子屋。二人でお留守番・・・
あいこ「ヒマや~。今日はボウズになるんちゃうか?」
はづき「希望を捨てたらダメよ。きっと一人くらいは……」
あいこ「……はづきちゃん、希望を持って一人が限界なんか?」
はづき「……あ、うーん。じゃあ5人くらい?」
あいこ「希望というより、統計学やろそれは。おんぷちゃんのいない平日は、ウチで金落としていく客の平均って5人くらいやからな~」
は . . . 本文を読む