【第184報】東北地方太平洋沖地震

◎【第184報】東北地方太平洋沖地震による原子力施設への影響について（6月29日12時00分現在)

●原子力発電所関係
○東京電力(株)福島第一原子力発電所
・１から３号機の原子炉への注水について、水処理設備で処理した水の供給を再開（6月28日15:55）。原子炉への循環注水冷却を一時停止（6月29日10:59）。
・２号機について、原子炉格納容器内での水素燃焼の可能性を下げることを目的として、原子炉格納容器への窒素封入開始を確認（6月28日20:06）
・４号機の機器仮置きプール（DSP）へ水張り（6月28日9:40から15:29）
・６号機の原子炉建屋地下の溜まり水を同号機廃棄物処理建屋へ移送（6月28日11:00から13:20）
・放射性物質の飛散を防ぐ飛散防止剤をろ過水タンク周辺の約541m2の範囲に作業員が本格的に散布（6月28日9:00から13:00）
・リモートコントロール重機によりがれき（コンテナ２個分）を撤去（6月28日8:45から16:15）


●原子力安全・保安院等の対応
6月28日、原子力災害対策本部は、福島県が実施する「県民健康管理調査」において行われる住民の放射線量の推定に協力するため、文部科学省緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム（SPEEDI）により放射線量分布データの計算を実施することとした。

6月28日、原子力安全・保安院は、6月22日付文書をもって東京電力株式会社に指示した東京電力株式会社福島第一原子力発電所第２号機原子炉格納容器への窒素封入に係る報告について、東京電力株式会社が提出した報告内容を確認した結果、同社の評価は妥当なものであり、危険を回避するために必要な措置であると判断した。


＜警戒区域への一時立入りについて＞
6月29日、南相馬市、富岡町及び楢葉町で、住民の一時立入りを実施。

　
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◇緊急時情報ホームページ
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原子力安全・保安院