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Tシャツとサンダルの候

ミヤマキリシマと九重展望台

今まさに、九重にクライマックスが訪れている。

それは、

言わずと知れた、山肌をピンクに染める光景。

ミヤマキリシマである。


だが、しかしである。

今年は、シーズンと梅雨入りが重なり、登れる日が限られている。

最近の山登り人口の増加もある。

晴れともなれば、例年以上の混雑が予想される。

それに追い打ちをかけるように虫害である。

登る山までもが限られてきた。


我々の登山予定日は、土日を避けると、天気が持ちそうなのは5日の月曜日だけ。

山の候補としては、

キャンプ場から程近く、駐車場確保が容易な大崩の辻、漁師山、涌蓋山あたり。

ただし、ミヤマキリシマ的には、圧倒的ボリュームは望めないが。



ここで前稿の、兄弟達との会話にもどる。


「どっちがいい?」(私)

「そんなら、いつもここから眺めている涌蓋山がいいな。」(二人)


かくして、

我々のミヤマキリシマ登山は、涌蓋山に決定の運びとなった。





前段が長くなりすぎた。

とっとと進めたい。



この日に備えて、前日の夜は早く寝たお利口さんな私達。

二日酔いもなく、涌蓋山登山口を元気にスタートだ。



シライトソウ




一目山は今回はスルー。

中には一時雨の予報もあり、なるべく行動時間を短くしたかったからだ。






ワーイ ヽ(^0^)ノ






登山道に点在するミヤマキリシマ。




阿蘇五嶽










平治岳や扇が鼻と比べてみても、詮無いことである。

これで十分だ。

虫害もなく、懸命に花を咲かせてくれているのだから。






みそこぶし山




水分補給をかねて、最初の休憩だ。




涌蓋山。

みそこぶし山からは、広い笹原をわたり、樹林帯を抜け、女岳を経由する。






樹林帯までやって来た。

ここでの注意事項は、


「滑りやすいけんね。」(私)

「分った。」(義兄二人)


と、言いながら、

二人とも一回ずつ滑った事は、ここだけの話である。



樹林帯を抜け、この斜面を登れば、




女岳である。


「ふー、休憩しよう。」






さて出発だ。




斜面のミヤマキリシマに励まされながら登って行く。






到着。


私は、ここからのロケーションが好きだ。



平治、大船、三俣、中岳、星生、久住、、、名峰達がズラリと並ぶ。

九重連山から少し離れた、独立峰ならではの絶景である。

ここは九重の展望台なのだ。

画像では分りづらいが、平治や星生の斜面が、ピンクに染まっているのが見える。

今頃、連山のあちこちで、数知れぬほどの歓声が、上がっている事だろう。



ついでに言うと、キャンプ場も見える。

赤い矢印の下には、我々の車までもが見えている。

さっきまで、サイトからこの山を見上げてたんだから、ここから見えるのも当たり前か。



山飯食って、1時間ほど休憩した所で下山だ。



さあ、キャンプ場に帰ったら、温泉に入って、冷たいビールをキューッと、、、

いや、いきなりビールって手もあるな。


どっちがいいかなあ。


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