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Tシャツとサンダルの候

だるま食堂、みーつけた


今日は胃カメラの日。

逆流性食道炎という厄介な持病を持つ私。

定期的な内視鏡検査が必須である。

当然、昨晩の9時過ぎから何も食ってない。

検査を終えてクリニックを出た頃は、胃袋大激怒である。

すぐに店探しせねば。

近くのテナントビル1階奥に、見覚えのある名前を発見した。


だるま食堂。

どこかで聞いたような・・・


ガラガラガラ



「らっしゃーい!」

「あのー。ここって、以前櫛原にあったとこ?」

「そうそう。狭かったけんね。ここに越してきたとよ。」


やっぱりね。

あの時の店だ。

張り紙とは裏腹に ←お暇な方はクリック


店内を見渡すと、相変わらず注意書きが多い。

カウンター上には、

『店主 耳が悪いです。注文の際メニュー表の品を指さして下さい。』

なるほど、合理的ちゃ、合理的だ。


そう言えば、以前の店では、

『店主 高齢の為、体力、脳が低下しております』

と先ずは店主の容易ならざる現状が書かれ、

『2名以上のお客様は、支払いされる方が計算をお願いします』

そんな、悲痛としか言いようのない訴えが書かれていた。


今現在、どうやら耳が遠いだけで、体力と脳は改善が見られたらしい。

ひとまず良かったと、店主の肩を叩きたい気分である。


「えーっとね。これを・・・」


メニューを指さし注文した品は、



「はーい、焼チャンポンね。セットの半炒飯は今から作るけん。」


1人で何もかもやっているのだ。

両手同時に鍋振りの神業を持たない限り、至極妥当な段取り説明である。



「辛味噌はガバイ辛かけんね。量には気いつけて。」

「お、おう。こんなもんかい?」



ズズ、ズルズルズルー


注意書きは多いが、味は文句なしだ。

焼チャンポン美味いぜ!



「はーい、炒飯ね。」


厚切りの叉焼が、表層雪崩を起こしている。


ガブリ


少し濃いめの味付けは、腹ぺこの私にはピッタリだ。



「ご馳走様でした。」

「ありやとあんした。またどうぞ。」


だるま食堂。

みーつけた。



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