Tシャツとサンダルの候

雨の街札幌とカボチャの呪い

北海道の旅も、残すところあと僅かになってきた。

 

函館をスタートし、余市、小樽、夕張、釧路、知床、根室、旭川と、

『うろちょろしていた』と言ったほうが早いような旅であった。

どの場所も腰を据えて、じっくり滞在と言う訳にはいかなかった。

余市では、ディープな酒場が道の駅周辺にひしめいていたにも拘らず、暖簾をくぐるのを、ついつい逸してしまった。

小樽も、もっと深く街並み散策をしたかったし、釧路などは湿原だけで終わってしまった。

襟裳や宗谷などは、そもそも、かすりもしていない。

かといって、この日程ではこれが精いっぱいであろう。

全ては次回への宿題である。

 

昨日から、函館に向けて進路を取る。

札幌に立ち寄った。

サッポロビールレンガ館。

この日も時間の都合上、ただ傍を歩いただけである。

明治の味を再現する札幌開拓使麦酒醸造所があったり、ビヤホールなどになっているようだ。

 

雨の中を歩く。

札幌大通を渡ると・・・

まあ、他地域の者が、札幌をイメージする時はこれでしょう。

 

一応、札幌に来たと言う証を残したい、と言うだけである。

ここも中には入っていない。

時間の余裕の無い旅は、するもんじゃないという典型を紹介した。

こんなのに乗って観光するぐらいの、余裕がなくちゃね。

 

こういう場所しか停めるところはない。30分400円だ。

まったくもって、ぼったくりである。

しかも、このスペースしか空いておらず、この画像では見えていないが、右隣の車が左に寄りすぎていて、何度も切り替えして漸く入れた。

札幌市内はキャンピングカーで観光するところでは無いようだ。

大倉山に行く途中、北大にぶつかった。

有名なポプラ並木と思ったら、これはイチョウ並木だそうだ。

現在では、むしろこちらの方が有名なんだとか。

大倉山ジャンプ台

 

かつてここで、札幌オリンピックの90m級スキージャンプ競技が行われた。

 

笠谷、金野、青地。

日の丸飛行隊の70m級ジャンプメダル独占の興奮は、今でもはっきりと覚えている。

このジャンプ台での、最長不倒距離の事かな。

 

ここには、オリンピックミュージアムがある。

笠谷らが履いたスキー板、札幌オリンピックの金銀銅のメダルや、浅田真央を始め有名選手のユニフォーム展示、

ジャンプやボブスレーの体験シュミレーションなどがある。

 

家内が、ジャンプのシュミレーションを前に、

「おっちゃん、してみらんね。」

と何度もしつこく言う。

 

何か魂胆があるに違いない。

きっぱり断ってやった。

レストランで食事をした。

ずいぶんとジンギスカンに嵌ってしまったなと見られる向きもあろうかと思うが、そうではない。

実際、北海道に来て、これで3度目のジンギスカンであるが、本当はここでは、スープカレーを食べたかったのだ。

だがしかし、

メニューの写真を見たら、強暴そうな巨大なカボチャが、スープの中で、腕組みしながら私を見て、ほくそ笑んで座っているではないか。

慌てて、ジンギスカンに変更したのだが、なんと、やっぱりこれにも、邪悪なアイツが潜んでいた。

 

もはや号泣するしかない。

泣き喚きながら家内に、取り除いて貰った。

 

 

昨日の入浴は温泉ほのか。

隣接する駐車場に就寝。

 

昨日走行距離133km 累積走行距離4436km

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