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Tシャツとサンダルの候

兄弟キャンプ in島原

11月19日


島原半島の先端を、小浜温泉方面に少し回り込むと、加津佐と言う町がある。

そこには小さな漁港がある。



その港を、すぐ目の前に見るキャンプ場が、




南島原かずさオートキャンプ場である。

3年前にもここで、義理の兄弟でキャンプをしている。

これからここで、2泊3日の兄弟キャンプだ。


一番乗りの私は、そそくさとサイト準備。

そうこうするうち、篠栗の義兄到着。

さっそく焚き火開始である。

となれば・・・



これしかなかろう。


グビリ


「もう一杯飲もうかな~」

「んじゃ、俺も。」


何て言ってるうちに、三々五々とメンバー到着。



恒例の酒並べが始まる。

この景色を見て満足し、それぞれが腕を組んでは「うん」と頷き、薄気味悪い笑みを浮かべる。

これもいつもの通りである。

そしておもむろに、グラスを取り、



「かんぱーい!」


まことに他愛ない。



酒のあては牡蠣。




アチチチ

火傷をしないように蓋を開け、プリプリの牡蠣に食らいつく。



キャンプ場に居る間、ずっと何かを口にして、その度に酒をかっくらっている。

キャンプが健康的なレジャー?

あれは真っ赤な嘘である。


牡蠣焼きが一段落したら、焚き火台に盛大に薪を放り込もう。



焚き火の炎の揺らぎ。

何時間でも見ていられるのは何故だろう?






「ポトフできたよ。」

博多の義兄お得意の丸鶏料理が、七輪に置かれる。

まだまだ暴飲暴食は続く。



この日のキャンプ客は私達だけ。

酔っぱらい達の与太話は、深夜まで続くのだった。

話の中身?



・・・言えない。




11月20日


キャンプ二日目は、雲仙普賢岳登山である。

私達が、日がな一日酔っ払っていると思ったら、大間違いなのだ。



ただし、兄弟の中には、肘と膝の手術をして、現在リハビリ中の人と、

座骨神経痛で悩んでいる人もいる。

よってコースは、仁田峠から最短距離で普賢岳頂上までを折り返すだけにした。



それでは、スタートである。










紅葉は、僅かばかりが残るのみである。







紅葉茶屋到着。

チョイと休憩だ。



万全の体調とは言えない二人はと言うと、


「全然、平気よ。」

「俺も大丈夫。」


性格上、半分はやせ我慢とも思えるが、どうにか山頂は目指せそうである。



この鎖場を越えたら、山頂はすぐそこだ。




山頂が近づくにつれ、数日前の雪があちこちに。




山頂直下の普賢神社。

祠越しに見えるのは、噴気上がる平成新山である。



到着だ。




大迫力の平成新山を背景にパシャリ。

昨日の暴飲暴食もすっかり忘れ、爽やかに笑うジジイ達である。



と、思ったら・・・



キャンプ場に戻れば、もうこうである。

半分残しておいた牡蠣を焼き、酒瓶を手に取る。



そして、焚き火である。




やることに寸分のブレもない。




続く
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