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Tシャツとサンダルの候

キノコの山を行く


キノコの女王ウスキヌガサダケ。



宗像の城山で群生が見られると聞く。

福教大裏手の林道を暫く登って行くと、



城山登山口に至る。

登山口からは、いきなりの木段である。



登山道は実によく整備されている。




分岐過ぎたらすぐに、それは目に飛び込んできた。




ウスキヌガサダケ




自然というものは、どうしてこんな摩訶不思議な造形を創り出すのだろう。




この美しいレーズ状のカーテンは、菌網というらしい。







まさに女王と呼ぶのにふさわしい姿である。
















女王様への謁見が済めば山頂へ。

いかにも地元の人に愛されている山らしく、登山者同士顔馴染みが多い。



山頂だ。




この日は霞んでいて見えなかったが、遙か彼方には沖ノ島が浮かぶ。


「向こうに、卵茸が一本生えてたって。」


家内がどこからか、耳寄りな情報を仕入れてきた。

教えて貰った目印を手がかりに、その場所を探すと、



あった!

卵の殻を突き破って立派に成長した卵茸だ。



いかにも毒がありそうだが、実際は無毒で美味しいものらしい。



それでは下山である。



途中、群生地とは別の場所に、単独で生えている一本があった。




今日見た中で、一番のサイズである。




孤高の女王様に別れを告げて、次の山へ。



これは、予定には無かったのだが、

ウスキヌガサダケの黄色のカーテンにレンズを向けてたら、常連らしき女性に、

「折角だから白色も見てきなさいよ。登山口まで、車で15分くらいだから。」

更に好都合にも、それは登り出してすぐに見つかるとの事。

その強く勧められた山が、許斐山(このみやま)だ。


その白色とは、



キヌガサダケである。




こちらは純白のカーテンである。










これはキヌガサダケの謂わば卵。



今まさに、キヌガサダケの赤ちゃんが、殻を割って出てこようとしている瞬間だ。

成長した時の、優雅な姿とは裏腹に、ヌメッとしていて、若干不気味ではある。



黄色も白色も見られたし、思いがけずに卵茸まで見られたし、

キノコづくしの一日となった。


「何だか今晩、キノコ食べたくなったな。」

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