動物の生命力

私の通っている乗馬クラブの仙台市若林区にある事業所も津波の被害を受けました

地震の直後、津波警報の発令で会員さん・スタッフは全員無事避難
しかし、馬たちは連れて逃げる事ができませんでした

テレビでご覧のように、現場は建物はすべて流され、一面の泥
馬たちの生存は期待できない状況でした

置き去りにしなくてはならなかったスタッフの気持ちを考えると、胸が締め付けられる思いでした

しかし２日後の１３日から「生存している馬が居る！」との情報
スタッフが避難する際、馬たちの無事を信じて馬房（馬小屋）のドアを開けておいたそうです

地震の翌日から、本社（大阪）や全国各地にある営業所から少しずつスタッフが仙台へ向かい、馬の救出・保護を開始していたそうです
遠くは倉敷の事業所からもヘルプのスタッフが

地震から６日目の今日送られてきたメールマガジンで、救出した馬３７頭、捜索中の馬１１頭、残念ながら遺体で発見され埋葬した馬７頭のすべての名前が判明しました

私はこの事業所で乗ったことは無いのですが、普段自分が乗っている馬・お気に入りの馬がどうなったか心配していた会員さんは、とりあえず安心なさったと思います

サイトから写真を数枚お借りしました


普段馬が生活していた馬房は、流れてきた木や泥でこのような状態に


行方不明の馬を捜索


道路はほとんど水没


保護された馬たち

ガスも電気も水道も無い中、馬の安否を心配して何日も捜索したスタッフ達の尽力には本当に心を打たれます

そしてあの津波の中を生き抜いた馬たちの生命力には驚きました

馬以外でも、たくさんのペット達が飼い主さんとはぐれ不安で、また飼い主さんもペットたちの所在・安否を心配していると思います
震災に遭った動物の保護をしてくださっている団体さんもいらっしゃいます

被災者の方への支援が優先とは思いますが、何か出来る事があればと考えています