goo blog サービス終了のお知らせ 

写真展 水俣を見た7人の写真家たち2009

私たちの街・さがみはらでの開催のために手を貸していただけませんか
2009写真展開催準備会

ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎

2009-10-19 | さがみはら写真展への道
ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎>に行ってきました。<2002年第3回の招待写真家は相模原在住の江成常夫さん(オープニングトークにおいでいただく写真家のおひとりです)でした。また、2007年第8回は「水俣を見た7人の写真家たち」展が水俣市に次ぐ巡回展として開催されています。宮崎は、その7人の写真家のおひとり芥川仁さんが住み、この写真フェスティバルの実行委員会事務局もされていらっしゃるのです。

今年の招待写真家は本橋成一さんでした。 『ナージャの村』『アレクセイの泉』と、1986年に起きたチェルノブイリ原発事故のために放射能の降りそそいだ村(たぶん、現在もなお降りそそぎつづけていると思われますが)を撮って、現代にみえなくなった「いのちが見えてくる」写真作品を発表している本橋さんのお話に心えぐられる思いがしました。村から出て行くことを勧める役人に向かっていつもロシアの詩人エセーニンの詩の一節「天国はいらない。ふるさとがほしい」と答える男性。そこだけまったく放射能に汚染されていない水を湧きだす泉は、100年前、もしくは1000年かけて湧きだしているだろうと思えるのだけれど、だとするなら、100年後、あるいは1000年後、放射能に汚染された水を湧きだすことになるのだろうか、と。今生きている誰もがそのときには生きていず、未来のいのちがその放射能を負担することになる、と。

私たちが水俣の写真のなかに見いだすものも、おそらく、「見えてくるいのち」だという気がしています。<ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎>を覗きに行って、写真が刻印する「いのち」に思いを馳せるひとときとなりました。

この写真祭、市民参加の実行委員会方式で運営されています。10月17日から11月1日まで。入場料500円。10月1日に開館した「みやざきアートセンター」のこけら落としの展示会として行われています。来年2月の私たちの写真展は入場無料ですが、あえて入場料を設定することで、入場者の考えや気持ちが実行委員会に還ってくるという意見もいただきました。市民が主催する写真展のあり方として示唆をいただくことになりました。私たちの写真展の入場無料が変わることはありませんが、では、どうやって来場してくれる人や、来場してもらえなかった人の考えや気持ちを汲み上げていくのかという課題は残ります。より多くの方に、水俣の写真を見ていただくために、模索と努力を重ねていくつもりです。

なお、芥川さんには、現在、「さがみはらを見た写真家」となっていただいて、相模原の撮影に取り組んでいただいています。年内いっぱいの取材のなかで、私たちがくらしている相模原がどんなふうに立ち現れるか、とても楽しみです。(報告・田嶋)

<ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎>については、写真家・芥川仁さんのHPで  

           
           会場となっているみやざきアートセンターの外観

           
         写真のために作曲されたピアノの音がさらに写真への感性を拓いてくれたようにかんじられた
         「写真と音楽  対話のステージ」のチケットです。

 
伝えるネットのホームページへ 


木村弓さんの歌声が流れる写真展会場!

2009-10-18 | さがみはら写真展への道
 ~ 佐藤響子さんの「祈りの舞」とともに ~

宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」を作曲して歌った木村弓さんが写真展会場にやってきます。

木村弓さんは大阪府出身の歌手・作曲家で、20世紀の初頭ドイツにおいて人智学で有名なルドルフ・シュタイナーの運動の中で生まれた竪琴「ゲルトナー・ライアー」を使った弾き語りをされます。

来年2月14日(日)午後2時から、木村弓さんも学ばれている坪井香譲氏創唱のボディメソッド∞気流法の講師でありダンサーの佐藤響子さんによる「祈りの舞」とともに、生演奏をご披露くださいます。

         


冬の一日、やさしいライアーの響きと心のこもった木村弓さんの歌声で暖まっていただければ幸いです。

 木村弓さんのオフィシャルサイトへ

 
メビウス∞気流法へ

 
伝えるネットのホームページへ 


小柴さんの写真が新作になります!

2009-10-16 | さがみはら写真展への道
<写真展 水俣を見た7人の写真家たち>は、2007年水俣病資料館の企画展としてスタートし、宮崎、豊橋、浜松と巡回し(うち、豊橋、浜松は伝えるネットが主催)、11月3日~29日まで横浜JICAにて「日本の水俣病、そして中国」展にて展示され、来年2月、いよいよ、さがみはらでの写真展を迎えることになります。

「同時代性は写真の重要なポイント。巡回していくなかで、写真の中身も変化していけるなら、いい」とは、7人の写真家のおひとり芥川さんが言われたことです。そして今回、横浜展示より、小柴一良さんの作品が入れ替わります。

            

この写真は、今年3月に新宿ニコンサロンで、同じく7月に大阪ニコンサロンで開催された小柴さんの写真展のご案内です。題して「水俣よサヨウナラ、コンニチワ」。小柴さんは、この「7人の写真家たち」展の始まりとともに、水俣と出会い直すことになったそうです。かつての水俣の漁民であったことのある小柴さんの個人史とも重なって、再びの出会いのもとに新しい作品が撮影されたのです。この作品のなかから、15点が横浜では展示され、さがみはらではさらに10点が加わって合計25点の写真が展示されることになります。「現在の水俣を撮っている唯一の写真家です」とは、ジャーナリスト・西村幹夫さんの弁です。水俣と深くかかわった小柴さんが、水俣を離れ、再び水俣と出会って、だからこそ小柴さんにしか撮れない写真が生まれました。どうぞご期待ください。

 ノーモア・ミナマタフォーラム in 横浜 「日本の水俣病、そして中国」展へ

 
伝えるネットのホームページへ  

10月の実行委員会のお知らせ

2009-10-06 | さがみはら写真展への道
  10月開催 実行委員会へのお誘い 

10月の写真展開催実行委員会を下記の通り持ちます。

日時:10月14日(水)PM7:00~9:00
場所:南新町児童館 和室
議題:これまでの経過/資金のゆくえ(助成金申請のゆくえ)/
   ポスター・チラシを作成するための企画最終確認

みなさんの都合をあわせて行って、夜の実行委員会になってしまいました。
周りの方で関心をお持ちの方があれば、ぜひ、お誘いくださいませ。

お問い合わせ 「水俣」を伝えるネットワーク 田嶋 
    ℡:090-1603-0686
    E-MAIL:otoiawase@tsutaeru.jp


さがみはら市民活動パネル展示終了

2009-10-04 | さがみはら写真展への道
  さがみはら市民活動パネル展示が終了しました

 以前にお知らせしたサポートセンターの市民活動パネル展示が9月30日で終了しました。詳しくはサポートセンターのホームページに掲載されましたのでご覧下さい。

サポセンへはこちら 

           

 上の写真は最終日のあじさい会館での伝えるネットの展示です。下はWE21ジャパン相模原さんの展示です。

          

 WE21ジャパン相模原さんのWEショップで、不要になったMDプレイヤーを私たちに譲ってもらえるよう募集をかけていただきました。現在2台が寄せられています。寄せられたMDプレイヤーは、2月の写真展開催期間中、視覚に障害のある方の音声ガイドとして使用します。

WE21ジャパン相模原さん 

 既に相模原市録音奉仕会のみなさんの全面的な協力により録音作業が開始しました。また点字についても相模原市点訳赤十字奉仕団さんへ協力をお願いしてきました。
 広報紙社協さがみはら「みんないいひと」に貴団体の活動紹介が掲載されています。

広報紙社協さがみはら「みんないいひと」 
 
 たくさんの方々にお世話になりながら「さがみはらの写真展」が進んでいます。ご理解とご協力に深く感謝いたします。