杉本さんちの漁の網が飾られることになります
~子どもたちの絵・感想から”群詩”まで~
写っているのは、杉本雄さんから届けていただいた実際に漁に使っていた魚網です。
この魚網は写真展会場に飾られます。この網に写真を見て感じたこと、考えたこと、写真をきっかけにして心に始まった物語を書き込んだカードを付けていただこうという趣向です。カードは、できたら魚の形や、イカ、タコ、貝がらにしようか、などと話し合っております。
ここで、網を持ってくださっているのは、相模大野図書館のみなさんです。写真展会場となるグリーンホール相模大野・多目的ホールのお向かいは相模原市立相模大野図書館です。
実は、写真展に先立つ1月16日、相模大野図書館で「環境シアター みなまた・水・いのち」と題して図書館活用講座に取り組むことになりました。私たちのお手製のパネルシアターを演じようというものです。対象は、幼稚園児から中学生まで。子どものフロアのカーペットを引いてあるお部屋が会場となります。そして、この網も写真展に先立って広げて、子どもたちにいろいろ飾り付けてもらおうというわけで、図書館のみなさんと広げてみた、という次第です。
網のほころびも、直してあるあとも、水俣の海をくぐった記憶を刻んでいます。水俣の海の記憶に私たちの思いを重ねていけたらいいなぁ、と思っています。この網、この「環境シアター」から始まって、そこに言葉が集まってきたら、ファイナル・イベント「写真と詩」においてひとつの作品にならないかなぁ、とも考えています。言わば”群詩”とでもいうところでしょうか。
なお、この図書館の企画への橋渡しをしてくださったのは、NPO法人「らいぶらいぶ」さんです。「らいぶらいぶ」さんは、相模大野図書館の業務委託を受託しているのです。図書館司書さんたちの、本をよく知ったアイデア、本を読むことへの姿勢に支えられた活動は、私たち伝えるネットにとっても、学びをいただける大切なパートナーとなっています。そうです。「らいぶらいぶ」さんとの出会いがなかったら、パネルシアターをつくろうなんて、思いつかなかったかも・・・。
また、「らいぶらいぶ」さんがエフエムさがみで持っている本の紹介番組に来年1月出演することも予定されています。(た)
※図書館活用講座 「かんきょうシアター みなまた・水・いのち」
日時 2010年1月16日(土) AM10:30~11:30
場所 相模大野図書館4階 こどものほんフロア おはなしのへや
内容 パネルシアター『みなまた あまなつものがたり』 『みなまた めぐる水ものがたり』ほか
※エフエムさがみ ブックらいぶ 毎週土曜AM11:00~放送
2010年1月9日、1月16日 の2回にわたり、伝えるネット出演予定
※らいぶらいぶ at 写真のまんなか
~「写真展 水俣を見た7人の写真家たち」関連企画として~
2010年2月15日(月) 10:30~ 15:30~
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