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ニュージーランド4日め <奇跡のパスポート発見!>

~2018年5月01日(火)~

一睡もできず、最悪な気分で朝を迎えました。
ポールさんに昨晩のお詫びをして、06:45頃、真っ暗な中、クィーンズタウン空港へ送ってもらいました。
車内では2人とも一言もしゃべらず、重い雰囲気です。

私は申し訳なくなって、ポールさんに「パスポート紛失だけでよかったよ。事件に巻き込まれた訳じゃないんだから!」と明るく言うと、ポールさんも「そうだよ!命が一番大事だから。」と言ってくれたので、涙が出そうでした。
それから、たわいもない話をしながらクィーンズタウン空港に到着し、握手をして別れました。
ポールさん、いい人だったな~(^^)

●クィーンズタウンからクライストチャーチへ

今日は08:45発のニュージーランド航空で、クライストチャーチへ飛び、乗り換えてダニーデンへ飛びます。


スターウォーズに出てくるようなチェックイン機

チェックイン後、カフェで軽く朝食を取っている時、お腹が痛くなってきました。
一睡もしていないので、体調が悪く、もともと弱いお腹にきてしまったようです(> <)
何度もトイレに行ってげっそりとソファに座っている私の横で、日本人の若者グループがわいわい騒いでいます。
ワーキングホリデー期間が終わって帰る人を大勢で見送りに来ているようです。

私もあんな時代があったな~と思っていたら、「写真を撮ってもらえませんか?」と声をかけられました。
テンションの高すぎる若者たちとは対照的に、テンションの低すぎる私・・・ひきつった笑顔で写真を撮ってあげました。
もう話しかけないで~と思っていたのに、グループのリーダー的な人がいろいろと話しかけてきて困りました。
笑顔がひきつりっぱなしです(^^;


ニュージーランド航空、かっこいいデザインですね。


朝日がのぼってきました。
クライストチャーチへ出発です。

●クライストチャーチの奇跡☆彡

約1時間の飛行で、9:50頃クライストチャーチに到着しました。
すぐミルブルックリゾートに電話して、CHIHOさんに送迎車をチェックしてもらおうと思いましたが、ドライバーがまだ出勤していないので、分かり次第、連絡をくれるそうです。

次のダニーデン便の出発まで1時間半くらいあるので、「そうだ!クライストチャーチ空港の警察で報告書をもらっておいたらオークランドの警察に行かなくても済む!」と思って、警察を探すことにしました。
でもインフォメーションで聞いたら、空港内に警察はないっておっしゃるのです。

そんなはずはない!と思って、うろうろ探していたら、向こうから警察官が歩いてきてるではないですか!!!
思わず駆け寄って「警察官ですか?」と聞いてしまいました(笑)
警察の制服を着てるのに(^^;

事情を説明して報告書を作ってほしいと伝えると、空港内の警察署へ連れていってくれました。
パスポートコピーを持っていたので、それを見せて、コンピューターにデータをインプットしてもらうと、なんと!私のパスポートがクィーンズタウン警察に届けられていたんです~\(^o^)/
思わず歓声を上げて、警察官のJohnさんに抱きついてしまいました(笑)
うそみたーーいっ!!!
緊張が解けて涙が出てきました(T T)

その後、Johnさんがクィーンズタウン警察に電話で詳しく聞いたところ、アロータウンの町中で、ある旅行者(残念ながら情報なし)が私のパスポートを拾って、ボランティアの人に預けてくれて、ボランティアの人がクィーンズタウン警察に届けてくれたそうです。
そして、クィーンズタウン警察のPaulaさんが、私のパスポートをオークランド空港警察に送ってくれることになりました。
親切に送料も負担してくれるそうです。

これは奇跡です☆彡
まず何よりも、いい人にパスポートが拾われたこと。
そしてクライストチャーチ空港で、歩いているJohnさんを偶然見つけたこと。

クリスティーヌにワイナリーツアーのキャンセルを伝えることが一番つらかったので、ホッとしました(T T)
これで帰国後、ハワイにもスムーズに行けます\(^o^)/

改めてニュージーランドの治安の良さと人の優しさを痛感しました。

夕方、アロータウンの町を歩いている時、メモ帳を出したはずみで落ちたのかもしれません。
お財布やスマホは伸びるコードでバッグにつないでいるけど、パスポートはコードを付けていなかったので猛反省です。
帰国後すぐ、パスポートカバーに穴を開けてコードをつけ、ハワイやベニスではちゃんとバッグとつなげていました。


穴を開けて伸びるコードをつけたパスポートカバー

貴重品はホテルの部屋のセーフティボックスに入れて出かける、という方法もありますが、セーフティボックスからの盗難もよく聞く(高級ホテルでさえ!)ので、信用していないのです。
残念ですが、従業員を疑わざるを得ないですね。
いずれにしても、アロータウンロッジの部屋にはセーフティボックスがなかったので、持ち歩くしかなかったんですが。

Johnさんは一通り手続きが終わった後、搭乗まで一緒にコーヒーを飲みながら、世間話をしたりして、気持ちを和らげてくれました。


うれしくて思わず抱きついた、警察官のJohnさん(*^^*)

ご本人から、かっこよく撮れていたら載せていいよ!と掲載許可を頂きました(笑)
大きくて、温かくて素敵な警察官でした。

Johnさんと別れた後、ミルブルックリゾートのCHIHOさんと、アロータウンロッジのポールさんに、パスポートが見つかったことを伝えるととても喜んでくれました。

●クライストチャーチからダニーデンへ

パスポート発見を喜んでくれているかのような青空です(^^)
でも、たった2日間で、天国⇒地獄⇒天国を味わい、心身ともにとても疲れました(^^;



再びニュージーランド航空でダニーデンへ飛びます。


やっと、外の景色を楽しむ余裕も出てきました。
パスポートが見つかった余韻で、気がついたら1人でにやけてて、ヤバイです(笑)




飛行機の影、かわいいですね。

●ダニーデン到着

一転、ダニーデンは残念な雲り空です。
でもいいんです!
パスポートが見つかったんだから\(^o^)/


ニュージーランドはタクシーが意外と高いので、ダニーデン空港からホテルまで、乗り合いシャトル(25NZドル=約¥1,900)をオンライン予約していました。
市内のホテルまで約30分です。

ウェインズホテル・ダニーデン WAINS HOTEL DUNEDIN
ダニーデンのホテルは、中心部のレトロかわいい、ウェインズホテルにしました。


好きな黄色のかわいい建物です。
ダニーデンは坂の多い町で、このホテルも坂道に建っています。



小さくかわいいロビーです。


部屋は外観と違い、あまりかわいくないです(^^;
ホームページのかわいい写真と違うので、ちょっとがっかりでしたが、いいんです!
パスポートが見つかったから何でもOKです(笑)


寒いのでバスタブ付きはありがたいです(> <)


窓からの眺め
ますます空が暗くなってきました。

ラーナック城  LARNACH CASTLE

ダニーデンに来た第1の目的は、ニュージーランド唯一のお城「ラーナック城」でハイティーをすることでした。
ちなみに第2の目的は、世界一急な坂「Baldwin Street」を見に行くことですが、これは明日のお楽しみです♪

当初、アロータウンとオークランドだけの予定でしたが、1日余ってしまったので、どこに行こうかと考えた時、クィーンタウンは何度か行っているので、前から興味のあったダニーデンへ行くことにしたのです。



ラーナック城はバスなどの公共交通機関がないので、ツアー参加か、レンタカーかタクシーで行かなければいけません。
ホテルからラーナック城までタクシーで約20分。
15時にハイティーを予約していたので、急いで向かいます。
55NZドル(約¥4,200)、高いですよね~(> <)

●ラーナック城で憧れのハイティー

テレビで見てから、ダニーデンに行ったら絶対、ここのハイティーを体験したいと思っていたのです。
外のガーデンテラス席で頂きたかったのですが、残念ながら雨です。


ラーナック城の隣の舞踏室カフェでハイティーを頂きます。


暖炉があって落ち着きます。


イギリスのアフタヌーンティーのような華やかさはなく、シンプルですが、ちょうどいい量でした。
それにしても3段スタンドが高すぎます!


ちょっと甘いけど、このサイズならOKです。


スコーンは甘さ控えめでおいしかったです。


サンドイッチもおいしかったです(^^)
パスポートが見つからなかったら、心ここにあらずで、味も分からず全然楽しめなかったでしょう。
喜びがこみあげてきて、格別なハイティーになりました。

●ラーナック城内の見学

ラーナック城は、銀行家として成功したラーナック氏が愛妻のために、1781年から3年かけて建てたそうです。
オタゴ半島の丘の上に建ち、絶景を眺めることができますが、今日はあいにくの雨と霧で視界0でした(^^;
部屋が43もあるそうで、豪華な内装や、美しい庭園が有名です。










トイレやバスタブは今とそんなに変わらないですね。


お城から正面玄関のロータリーを見下ろします。
霧で周りは真っ白です。


古い螺旋階段ですね。

もっとたくさん撮ったんですが、似たような部屋が多く、天気のせいで暗い写真ばかりでした。
雨なので観光客が少なく、1人で見学するのが怖かったので、韓国人の若いカップルにくっついて見学してました(笑)
実際、出るといううわさがあるそうです(> <)


こんなに暗いと、幽霊屋敷にしか見えないですね(笑)
晴れていたらとってもきれいなお城なのに・・・。


手入れが行き届いていてきれいな庭です。
それにしても、傘を差しながら、写真を撮るのは大変です(> <)








庭園の花も晴れていたらきれいでしょうね。
庭園ももっと広いんですが、私1人だったので、怖くて途中で帰ってきました。

帰りはお土産屋さんにタクシーを呼んでもらいました。
真っ白な霧の中、下界へ降りていきます。

ZUCCHINI BROSでディナー

今日の夕食は、寒いのでホテルの近くにしようと思って、フロントで聞くと2~3軒隣の、イタリアンレストラン ZUCCHINI BROSを勧めてくれました。


外から見たらすごくにぎわっていたので、ちょっと躊躇したけど、思い切って入りました。
店員さんが端の席を用意してくれたのでよかったです。


身体が冷えたので、ホットワインにしました。
あったまります~(^^)



野菜が食べたかったのでサラダと


ペンネ、おいしかったです(^^)

それにしても、今日は長い1日だったな~。
失くしたパスポートが見つかるなんて、やっぱり奇跡ですよね。
落とした場所によっては、誰の目にも留まらなくて、一生見つからなかったかもしれないし。
本当にラッキーだったと思います。
1年分の運を使い果たしたかもしれません(^^;

まさか自分は失くすはずないと思っていたことを反省しました。
普通に旅が続けられるって、本当に有難いことですね(^^)


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