耳下腺腫瘍の発覚後・・・

耳下腺腫瘍が見つかりました。
この腫瘍と共に生活する日々~除去~除去後を綴っていきます。

退院しました~!!

2008-02-09 | 退院後
本日、2月9日(土)退院しました。
皆様から頂いた温かいコメント、本当に嬉しく読ませていただきました。
ちゃ~んと『気』も届きました!!
心の底からお礼を!!どうもありがとうございました

PC上の文字だけのお付き合いで
一度もお会いしたことがないジカセン仲間だけれど・・・
知り合ったきっかけが『病気』という皮肉なご縁だけれど・・・
とてもとても心強かったです!!
感謝しています。

まだ耳と頬の感覚が戻っていませんが(当然!?)
焦らず気長に元の身体に戻っていけたら・・・と願っています。

入院生活&オペについては、またボチボチ書いていきたいと思います。
取り急ぎ、お礼とご報告まで・・・


P.S mimiettaの妹は、『耳下腺腫瘍』について色々しらべているうちに
  偶然このブログを見つけました見つかっちゃいました~
  お陰で私より先に皆様に報告してもらえたし、私への気を送って頂いた事も
  知ることが出来、よかったです。ありがと~

麻酔科受診日

2008-02-01 | 入院前
11時過ぎに病院から電話がかかってきた。
「mimiettaさん、今日は麻酔科の受診日ですけど・・・」
「えっ!?」キャーすっかり忘れていた~
あとは入院日に行くだけと思い込んでいた。

幸い、自宅にいてすぐに病院にかけつけることができたので
麻酔科の受診を受けることが出来た。

そういえば・・・
「入院日が日曜日なので2月1日金曜日に麻酔科受診してくださいね」
と言われ、書類にも書き込んでくれていたんだった~

麻酔科の若いDr.の麻酔を受ける際の説明が始まった。
「麻酔は点滴で、大体20秒くらいで早い人で10秒くらいでかかります。」
口頭で現在の身体の状況を確認し、
『あなたには、麻酔の支障になる以上は特にないと判断し、また、麻酔により
何らかの異常が特に起こりやすい状態ではないと判断しました。』の欄に
Dr.がチェックした。

続いて「ここからはちょっと怖いお話になりますが・・・」と、前置きをして
麻酔に伴う危険性と合併症についてのお話が始まった。

*術中に起こりうるもの
歯牙損傷・心停止・喘息発作・無気肺・胃内容物の逆流窒息や肺炎・
ショック状態・神経障害・悪性高熱症など・・・
                (歯牙損傷はときに、他はまれに生じます)
「万が一起こっても、それを補う薬などがあるので心配しなくてもいいですよ」
と、安心させるかのように付け加えた。

*術後に起こりうるもの
のどの痛み・声のかすれ・頭痛・吐き気・嘔吐・麻酔からの覚醒の遅れ・
喀痰排出の障害やそれによる無気肺および肺炎・持病の悪化など
                 (いずれも、ときに見られることがあります)

術前はこんなに元気なのになぁ~
合併症が起きないことを願う・・・

結局、麻酔科受診と言っても、説明とサインをさせられただけだった。
自由な身は、とうとう明日1日しかない・・・


入院準備

2008-01-31 | 入院前
今日は午前中歯医者に行き、詰めた所を磨いて終わり~
午後から美容院へ・・・
カラーとカットをしてもらって、本屋さんへ向かった。

入院中に読む本。
レシピ本ではない読む料理本を探した。
Kちゃんちで見せてもらった有元葉子さんの本もよかったので
探したけれど無かったから、別の料理研究家平野由希子さんの本と
カフェの本を買って帰った。
つい読みたくなるけど、これは病院で・・・

夜、宅急便が届いた。
差出人はKちゃん。「なんだろう!?」
開けてびっくり
夕方探していた有元さんの本が、温かいメッセージと一緒に入っていた。
「本屋さんで発見しました。私が持っているのと同じ本です。
病院の中はつまらないと思うので、是非この本を道連れに
入院生活を送ってください。
早く元気になって下さいね。」・・・・・涙がポロッ
Kちゃん腫瘍だけでなく、探していた本も発見してくれたのね~~~

すごい偶然!同じ日に!!!
Kちゃんに感謝感謝
頑張らなくでは・・・



オペ1週間前・・・

2008-01-28 | 入院前
来週の今頃、オペが無事終わっているはず・・・

傷口は小さくしてくれているかなぁ。。。

やっぱり痛いのかなぁ。。。

麻痺はどうなんだろう。。。

顔ゆがんでいないかなぁ。。。

オペの決心はしたものの また不安がよぎる・・・


今日も歯医者さんに行ってきた。
オペ後は口をあまり開けられないだろうし、もし歯が痛くなったら大変!と思い
先週から歯医者さんに通っている。こんなことになる前から「行かなきゃー!」と
思いつつもなんともなかったので先延ばしにしていた。
1月22日に行った時に、先生に理由を説明して今週中に治療を終わるよう
お願いしたのであと1回・・・

先生も「耳下腺にポリープあるよ。でも大きくならないからそのままにしてる」と・・・
「手術受けるの?こわがらんでも大丈夫!」
「え~でも神経が走っている所だから・・・」
先生こそほっといて大丈夫なの!?

小さい虫歯があったので詰めてもらった。
なんともなくても、やっぱり診てもらうとあるのねぇーむ・し・ば
歯石もとってもらってスッキリ~

週末は美味しいお料理を食べに出かけたし
あとは、美容院に行くこと。
入院準備も早くしなきゃー




術前の家族への説明

2008-01-22 | 入院前
この前の検診の時、Dr.に「手術前に家族へ説明するので電話いただければ
いつでもしますよ。前日の入院の日でもいいですし・・・」ということを言われた。
夫が今日の夕方なら病院に行けるというので朝電話をしてアポを取った。
最初3時と言われたけど無理と伝えると、それ以降は遅いの言われたので
「じゃーもう手術前日で良いです。日曜日ですけど先生大丈夫なんですね?」と確認。
先生はいらっしゃるとのこと。
電話の向こうでDr.Mに確認している様子
「4時半で先生都合つけてくれますのでどうぞ」ということになり、
無理をきいて頂くことにー

夫と共に病院へ・・・
Dr.は、まずエステで腫瘍の発覚後来院というところから説明。
内心「えっ!?オペについてだけでなく、そこから話が始まるんだー」とビックリ!
内容は、私に話してくれたことがほとんどだったけど
ひとつ気になることを話していた!!

夫が「今、手術をした方が良いということですね?」と確認した時
「腫瘍が小さいのでリスクが少ないということと、放っておくと悪性に変わることもあるし、大きくなるスピードが急に早くなることもあります。」
ここまでは私もうなずきながら聞いていた。
「それから多形腺種は飛び散る性質も持っているので・・・」これは聞いていなかった!!まさか既に飛び散っているということはないと思うけど、オペまでにも
どうか飛び散らないで~と願う・・・

どんな風にオペをするのかも、絵を描きながら説明してくださった。
3時間もかかる理由を顕微鏡を見ながら、神経に当たらないようにしながらの
細かいオペをするということを説明。
CTの写真も既に用意してあり、腫瘍の場所を説明。
取り出した腫瘍の一部はすぐに、冷凍して検査し、残りはホルマリン漬けにして
検査。これが大体1週間くらいで最終結果がわかるらしい。

切開もなるべく最小限にし、首のしわに合わせて切ってくれるとのこと・・・

夫は切らなくてもすむならそのままにしておいても・・・と思っていたけれど
先生の話を聞き、オペは小さいうちにした方がいいという結論に。

先生の腕を信じて、キレイに取り出してもらって後遺症が出ないよう
1日でも早く元の生活に戻れるようお願いしてきた。


術前検診

2008-01-07 | 入院前
イタリア滞在中は、病気のことスッカリ忘れるくらい楽しんだ
でも、向こうで夫と合流した途端「あっ!オペするんだった」と我に返る・・・
指先でシコリを確認するとやっぱりあった 当たり前か。。。

術前検診は
・尿検査
・血液検査
・止血タイム
・心電図
・胸部レントゲン

血液検査だけは、長かった~~~
となりで受けている人が、入れ代わり立ち代わり3本分採ってもらっていたから
私のは一体「どんだけ~!?」って突っ込みたくなった・・・
たぶん8本くらいは採られたかな!?
「ごめんね~たくさん必要だから・・・もうすぐ終わりますよ~」って!
でも上手だったから、良かった。

止血時間を計る時
「耳をちょっと切りますよ」
「えっ!!切るって!?」
「あっ・・・注射針でちょっとチクッとするくらい
 ピアスされてる?それよりは全然痛くないから
 ・・・って僕はあけてないんですけどね!」と一人ノリ突っ込み
「患者は先生の言葉に敏感ですからねっ!」とお伝え(警告!)しておきました
「あーそうですよね。失礼しました」
薄い紙を耳たぶの切った!?ところにあてながら
血が止まるのをストップウォッチで計っている。
「実はね・・・もう終わったから言うけど注射針じゃなくメスなんですよ。
 だからつい切ると言ってしまったんです。」
「あ~そうだったんですね!全然痛くなかったんで大丈夫です」

それから、心電図やレントゲンを撮って診察室へ・・・
部長先生の声が聞こえ、Dr.が「それは本人に確認します。」
「んっ!?私のこと何?何・・・!?」
で・・・まず、手術日が学会なので前か後ろにずらしてほしいとのことだった。
な~んだ!ちょうど良かった。「それなら、2月4日の手術でお願いします」

それから、Dr.のすごくわかりやすいけど最悪の場合の説明・・・
また不安に・・・でも「もし麻痺がおこっても治りますから」の言葉を信じよう!
今はここまでお話しておかないといけないんだろうなぁ~と感じ取った。
メスを入れる耳横の縦のオペ跡は意外とわかりにくくなるらしい。
そこから耳たぶにむかって→耳の後ろ→首にかけてS字に切る・・・
想像しただけでも痛いわぁ。。。
腫瘍を取り出したらすぐに検査にだし、それを半分に切って断面で良性悪性を
調べるとのこと・・・
私は「え~っ!?良性だったのに?その検査って何分くらいで結果がわかるんですか?」
Dr.は「20分くらいです」
私はまた「え~っ!?その間ここ開けたまんまですか?早く閉じてほしい~」
細胞診は刺した所が良性でも他の部分が悪性であることもあるので」と・・・
ガーン

Dr.は「抜糸は1週間後ですから、このあたりですね」とカレンダーを指した。
「えっ?溶ける糸は使わないんですか?」と聞くと
使うけれど端と真ん中の3箇所は、ずれたりしないようしっかり糸で
縫っておかないといけないならしい・・・
傷跡が順調であれば、5日後には抜糸できるとのこと。

傷跡にしても腫瘍にしても、オペしないとわからないというのが、イヤなところ・・・


手術日決定

2007-12-20 | 入院前
「次回は年明けに術前検診をやります。手術はいつがいいですか?」
術前検診とオペの予約を入れた。Dr.がカレンダーに書き込む・・・
2008年2月1日
あぁ~ホントにオペするんだ・・・

「では、気をつけて旅行行ってきてくださいね」
「ありがとうございます!」やっぱり優しい先生だわ。。。
こうなったら、オペのことなんか忘れて楽しんじゃおう

夫&両親に報告

2007-12-08 | 入院前
夫は、ずーっと忙しく特に大切なワールドミーティングがあるから、
それが終わるまでは『耳下腺』のこと内緒にしておくことに決めていた。
昨日やっと終わった。

Kちゃんにも報告しなきゃ!
ちょうどお昼頃フリーでMさんも来るということを聞き
お菓子の詰め合わせを買って持って行った。
Kちゃんには心ばかりのお礼をMさんには色々教えてもらいたいから・・・
Mさんのオペ跡を見せてもらった。
ちょうど顔と首の境目くらいだから、言われないとホントわからない。
私の場合はどうなるんだろう・・・

両親&妹家族を呼んで夕飯を一緒に食べた。
義弟は既に妹から聞いている。
義弟の妹が甲状腺の手術をしたことがあるから、話を聞いていた。

夫と両親へ報告のセッティング・・・

改まって言うのはちょっとなぁ。。。
食事も終わり、美味しいレストランの話が出た時に
「あっ!じゃ~そこのお店に『快気祝い』で行こう!!」とサラッと
言ってみた。なかなか言い切り返し!
あれっ!?誰も突っ込まない???と思ったら
父が「快気祝いって誰の~!?」と笑いながら返した。
「私よ~!!」
みんな「えーっ!?」

それから報告。
夫と父は驚いていた。母は、意外に冷静だったけど実は
驚きを隠していたに違いない・・・

でも病気の報告と同時に『良性』という結果を付け加えられたのは
とても良かったと思う。少しは安心したのでは!?

「良性だったので手術は、年明けてから。
イタリアには予定通り行くので、よろしく~!!」
「えーやめとき~!!」と反対された時に
これまたタイミング良く、旅行会社からの電話!
「飛行機のチケットが準備できましたので取りに来てください。」と・・・
「ほらぁ~!!準備できたって~♪」

報告したことで私は、すごくスッキリした!
夫は「黙ってて辛かったなぁ。。。ホント大丈夫?」
私とは対照的に落ち込んでいる様子・・・

そんなわけで『計画的耳下腺報告の日』となりました。

細胞診の結果

2007-12-07 | 入院前
本来なら、結果が出るまで1週間くらいかかるところを旅行を控えていたので
無理を言って3日後にわかるようにしてもらった。
「先生、旅行といっても遊びじゃなくお料理の勉強に行くんです」
Dr.Aは「あ~21日から行かれるんですね」
ちゃんとこの前のDr.がカルテにメモしてくれていた様子。
万が一『悪性』なら即手術で、当然旅行はキャンセルしないといけないし・・・
『良性』ならGO!のつもりでいた。

結果は、部長先生から伝えてもらった。
『良性』だった。「よかったぁ~!」思わず笑みがこぼれた。
「浅葉にあるので手術も比較的やりやすいですよ」と言われホッッとした。
いただいた『細胞診依頼兼報告書』のコメント蘭には
「結合の強い腺上皮細胞成分と粘液に富む間質成分がみられ多形腺腫の可能性を考えます」
と書かれていた。耳下腺腫瘍に最も多い『多形腺腫』だった。

部長先生が両方の耳下をつまみ指先でグリグリと触る・・・
「やめて~~~!神経に癒着するぅ~~~」と心の中で叫んだ!!
部長先生に、そんなこと言えるような雰囲気でなかった。。。
ちょっとぶっきらぼうに話すので、なんかコ・ワ・イ・・・

「家族に話をして手術をどうするか・他の病院でも診察を受けてみるか
よく相談してください」と、部長先生は言った。
ん~~~なんか苦手だなこの先生・・・
他の先生は、優しいし、気軽に話が出来るのになぁ~

病院は家からも近いし、去年は11人手術をしたというデータも
あることから、ここに決めようと思った。

結果を聞いてすぐに家に帰って、仕事仕事!
妹が「生徒さんが来られるのに、もし最悪の結果でもできる?やめとき~」と
言っていたけど、キャンセルや変更は難しいし、他の事に打ち込めるので
病気を考えずに居られる時間が長いのでかえって良かった。
実際、試作やレシピ作り写真撮影など・・・忙しくしていたから、病気のことを
考えたり前のようにPCで色々調べて落ち込んだりしなくてすんだ。

明日は、夫と両親に報告しなきゃ~




細胞診

2007-12-04 | 入院前
ドキドキの細胞診・・・
細胞診と言っても、ネットの情報では『穿刺細胞診』は転移促進・顔面神経損傷
など危険性が高いことが書かれている。
『穿刺吸引細胞診』は、危険性が少なくエコーを見ながらの採取は正診率が高いと
書かれていた。それでも、リスクはあるだろうな・・・
良性悪性の診断ができたとしても、どちらにしてもオペをするなら
この検査をする意味があるのか不安だった。

初日に診てもらったDr.Aだったことに気づかず、
「えっ!いきなり細胞取るんですか?耳鼻科の先生とお話したいんですがー」と言うと、
「耳鼻科の者です。」
あれ~っ!!ホント・・・初診の時の午前中に診ていただいた先生だわ。。。
「あっ!すみません。細胞診についてもう一度わかりやすく説明を聞きたいのですが・・・」と話すと、
きちんと説明してくれた。
手帳に正式な診療名を書いてくださいとお願いすると
『耳下腺腫瘍に対し 頚部超音波、又超音波下 穿刺吸引細胞診を行い良悪性の
大体の診断をつける』と丁寧に書いてくれた。大体と言う字に下線を引いて・・・

ネットで読んだ情報などから不安であることを伝える。
まずエコーで腫瘍の部分を画面上で見せてくれ、
それをプリントアウトしてくれた。
1.3cm~1.7cmの大きさということもわかった。
「ネットの情報あまり読まないほうがいいですよ。中には間違った情報もあるし」と・・・
確かにそうかもしれない。Dr.とこうやってお話し、理解した上で治療を進めていった方がいいのかも・・・
「この先生に任せても大丈夫そう。。。」そう思った瞬間でした。

診察台に仰向けになり、首を右にむけシコリの部分が上になる体制をとった。
シコリに針を刺して細胞を取リ始める。注射器で吸い上げるように取っていく。
意外と長く「先生、全部採ってください!」と思わず言った・・・

「こんだけ採れたら、ちゃんと検査できるよ。」プレパレートの上に細胞がのっていた。