将来の夢。

私には
やりたい事が無ければ
なりたい職業もなかった。


中学生の時
クラスの人達とは
さよならしたくて
誰も受験しない高校に
行きました。


どうしても
行きたいなら
浪人する覚悟で行けと
親に言われて
毎日必死でした。


なりたい職業を
書く機会があれば
介護士とかパン屋とか
テキトーに書いてた。


高校入ったら
父がアル中で毎日怒鳴り
おばあちゃんが認知症で
徘徊して
妹が登校拒否
母は仕事と父の事で
毎日泣いてた。
兄は社会人になったばかりで
めんどくさい家だから
毎日着替えに朝帰りして
仕事に行ってた。


私はメンタルクリニックに
生き始めた。


こんな家出れるなら
何処の大学でもいいから
行こうって決めた。


英語が好きだから
英文科に行ったけど、
本当はそんなの
どうでも良かった。


結局鬱が酷くて
実家に帰って
入退院の繰り返し。


25までニート。


妹は朝から晩まで
寝てる私の真似をして
登校拒否。


私がお金沢山使ったから
大学に行かせて
貰えないって言ってた。


私は妹の人生を
ダメにした。


精神科だから
家族は私に関わりたくないし
外に出たら
家柄に傷付くから
家の中にいろ
って言われた。


きっとね
小さい頃から私は
社会に出れない子だったんだ。


坊っちゃんは幸せかな？
私がお母さんで
幸せかな？


いつも私に
気を使ってると思うのです。


パパは坊っちゃんに向かって
ママがパニックになるから
泣かないでいてあげてるんだよね。
って。


何気ない一言が
私を情けないお母さんに
していく気がする。


小さい頃から
生きてくのが怖くて
必死になる事がなかった。


やりたい事、なりたい物が
何もなくて
親が決めてくれて
親の言うとおりにしてたら
私は大事にしてもらえるかな
って思ってた。


私自身の意思はいつもなくて
周りにいつも
決めてもらう人生でした。


結婚、出産は
私が決めた事。


大好きな大好きな
彼と結婚して
彼に血の繋がった
家族を作ってあげたかった。


里帰り出産も
誘発分娩も
私が決めた事。


文句を言われようが
私がそうしたかったから
決めた事。


怖いくらい沢山の
薬を使って
無理矢理陣痛起こして
出産したよ。


死んでもいいって
覚悟したよ。


でもパパは
んな事ないない(笑)


ってヘラヘラしてる。


本当に怖かったんだよ。
でも私は
私にしか出来ない事したの。


それで死んでも良かった。


坊っちゃんを
産んで育てたい
ってちゃんと自分で決めた。
妊娠中から辛くて
逃げたかったけど、
ちゃんと産んで今がある。


ヘタレ母ちゃんだけど、
ちゃんと決めたら
今度こそできるかな？


もう自傷はしないよ。
下剤乱用もしないよ。


自分じゃなくて
坊っちゃんのために。


お母さんがしてくれた様に
私なりにできる事を
坊っちゃんにしていくよ。


寝れなくても
目の前でいびきかいて
寝てても
イライラしても
姿を消さずに頑張るよ。


でもテキトーにやる。


頑張っても
何しても
怠け者の嘘つきって
言われるから。