読書好きと言うにはおこがましいが、本を選ぶ基準てなんだろ?
今回は、三浦友和のある記事にやられた。
彼は役者として自分が演じるという基準で本を選ぶらしい。
だから、SFはなしだと。
8050、重いテーマだ。
あの事件、誰かが書くとしたら…。
それが林真理子だった。
林真理子、ある種のアレルギー反応があった。
真っ向から人気者を否定する姿勢。彼女の中にはこの人は傷つけても大丈夫と言うような基準があったのだろうか。
入り込むのが怖かったのかもしれない。
しかしながら、彼女の文章に触れた事がない人のほうが少ないのでは無いかと思う程大量に生み出している。
だとすれば…。
ページを読み進むと、書き手が林真理子だと言う事など意識せずしてどんどん引き込まれる。
ああ、これが天才が今尚頂点にある所以なのか。
文体は優しく、テーマは厳しく。
素晴らしく楽しい読書の時間だ。
23km走って、4月の累計324km。